1996-2004 急転落と慢性化する経営危機
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「CDログロニェス」の記事における「1996-2004 急転落と慢性化する経営危機」の解説
エギサバル会長は事前から約束していた通り、昇格という結果を残して退任した。だが最後に地元ラ・リオハの企業家集団にクラブを無責任に売却するという形で、跡を濁すことになった。何故なら、この後の4年間でログロニェスはプリメーラから一気にテルセーラまで一直線に転落の道をたどったからである。1996-97シーズンはログロニェスの歴史上、プリメーラで過ごした最後の1年間だった。最初の2シーズンはセグンダで持ちこたえていたが、まず1999-2000シーズンを20位で終え成績上の問題でセグンダBへ降格、そして同時に選手給与未払い問題の処分でテルセーラへ降格と、一度に二つ下のカテゴリーに突き落とされる悪夢を味わった。 債務超過と給与遅配に愛想をつかした選手たちが続々とクラブを後にした結果、ログロニェスは1999-2000シーズンのテルセーラ開幕まで残り1か月で、ゼロから選手をかき集めなければならないという緊急事態に陥った。だがシーズンが始まるとチームは好調で、昇格プレーオフではCDベサナ、セスタオ・リーベル・クルブ、CFフィゲルエラスとの昇格プレーオフを勝ち抜いてセグンダB昇格を決めた。2000年以来、毎年のようにシーズンオフの夏にクラブ消滅危機が取り沙汰されるようになっても、ログロニェスは前進し続けた。セグンダB2001-02シーズンは10位。そして2002-03シーズンは3位となり昇格プレーオフ進出を決めた。ファンたちはセグンダ昇格を夢見たが、カディスCFがログロニェス、FCバルセロナB、UDラス・パルマスを退けて昇格した。 続く2003-04シーズンは15位に沈み、さらに2004年7月31日、選手たちの給料遅配問題への処分から強制的にテルセーラ降格が決まってしまった。
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