奥平松平家の時代とは? わかりやすく解説

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奥平松平家の時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 04:24 UTC 版)

桑名藩」の記事における「奥平松平家の時代」の解説

次に藩主となったのは奥平松平家当主松平忠雅で、備後福山藩から10万石で入った。この奥平松平家徳川家康重臣奥平信昌家康長女亀姫との間に生まれた男・松忠明系統である。奥平松平家元禄4年1691年)に忠雅の祖父松平忠弘陸奥白河藩主だった時に白河騒動称される御家騒動起こして5万削減家老処罰出羽山形藩への左遷移封など処罰受けていた家であったが、忠弘の跡を継いだ忠雅は中興名君として学問振興寺社改築などを行った延享3年1746年)に忠雅は死去し、四男の松平忠刻第2代藩主継いだ。この忠刻の時代宝暦治水が行われて薩摩藩では平田靭負以下病死者32人、自殺者52人を出して幕府桑名藩対す怨念残った。忠刻は明和8年1771年)に隠居し次男松平忠啓第3藩主となる。この時代には天明2年1782年)に4度洪水起こって被害大きく、それに連鎖して年貢減免求め百姓一揆も起こる始末で、藩財政悪化した天明6年1786年)に忠啓が死去すると、家督婿養子紀州徳川家出身松平忠功が第4代藩主となり、寛政期学問奨励中心とした改革を行うが、病弱のため寛政5年1793年)に隠居した。第5代藩主には忠功の実弟松平忠和継ぎ学問振興行い藩校進修館創設した享和2年1802年)に忠和は死去し家督越後与板藩から迎えた婿養子松平忠翼ただすけ)が第6代藩主継いだ。忠翼は文政4年1821年)に死去し長男松平忠堯第7代藩主継いだ。そして文政6年1823年3月24日、忠堯は武蔵忍藩移封命じられるが、これに反対する一揆も起こるほどだった(文政桑名農民一揆)。これは藩が農民から講金預かり財政助成当てていたが、突然の移封命令返済できぬままに忍に移ろうしたためで、藩は豪商山田右衛門肩代わりしてもらって共に忍藩移った。しかし移封準備最中一揆起こったので藩士農民動揺し農民一揆庄屋20襲われ一揆鎮定には周囲の藩から援軍得て鎮定し一揆首謀者処刑された。この引っ越し移動では漬物墓石まで持って引っ越す家族までおり、忍に12日から13日かけてようやく到着して武士やその家族が住むための家の数が足りずやむなく共同生活強いられ人々桑名時代愚痴こぼしたという。これは奥平松平家白河騒動5万石を削減されていたのに家臣の数を減らしておらず、忍藩主だった阿部家家臣391人だったのに対して奥平松平家その3倍も存在したからであり、藩では大慌て住居増設行ったが、このため奥平松平家桑名時代借財から引越し費用引越し後の費用合計して10万両以上の借財築き上げた

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奥平松平家の時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 05:05 UTC 版)

宇都宮藩」の記事における「奥平松平家の時代」の解説

奥平昌能の後に、山形藩から入れ替わり松平忠弘15万石で入る。この奥平松平家奥平家同族で、忠弘の父松平忠明奥平信昌亀姫の四男、家昌の実弟で、忠昌と忠弘は従兄弟の関係にあった。忠弘は領内新田検地行ったが、わずか13年支配終わったため特段する治績はない。天和元年1681年)に陸奥白河藩移封された。

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