四系統魔法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 16:04 UTC 版)
「ゼロの使い魔の用語一覧」の記事における「四系統魔法」の解説
単に「系統魔法」とも。始祖ブリミルが6000年の昔、ハルケギニアにもたらした魔法。土・水・火・風の四系統に加え、伝説の系統として「虚無」が伝えられている。ゆえに正確には「五系統魔法」と呼ぶべきだが、「虚無」を扱える者は久しく存在しないので普通は数に含まない。魔法を使える者はメイジと呼ばれ、最低でもどれか1つの系統の魔法が使える。メイジが魔法の杖を振るい、ルーン(魔法語)を唱え、精神力を消費する事で魔法は発動する。 「土・水・火・風」は四大元素として多くの作品で登場しているが、この作品では各元素そのものを操る魔法の他、風の魔法として飛行や分身、水の魔法として治癒や精神操作、土の魔法として物質の変換・加工などの魔法が登場する。この他、異なる系統の魔法を組み合わせた「複合魔法」も存在し、例としてタバサが得意とする「ウィンディアイシクル(氷の矢、風と水の複合)」が挙げられる。 メイジは系統のどれか1つを自らの系統とし、それを専門的に学ぶ。「火」のツェルプストー家、「水」のモンモランシー家など代々特定の系統で知られる家系が複数存在する。また自身の系統とは異なる系統の魔法を使用することも可能であるが、自身の系統以外の魔法を単独で使用した場合は効果も低レベルになってしまう(複合魔法を使う際は、必ず自身の系統をメインにして使用する)。 前述通り、系統魔法を使うときはルーンで呪文を詠唱する必要がある。ルーンは各系統ごとに異なり、「虚無」も独自のルーンを持つ。なので詠唱を聞くことでどの系統の魔法かは簡単に分かる。魔法語を使わないコモン(口語)マジックについては下を参照。また先住魔法もルーンは唱えず口語で詠唱を行う。 なおアニメではルーンではなく口語で呪文を唱える(呪文の名前を叫ぶ)場面が多々見られたが、原作ではコモン以外の魔法を口語で唱える事はない。ただしアニメでも例えば「ファイヤーボール」と言った呪文名以外はちゃんとルーンを詠唱して呪文を発動していたので、呪文そのものは口語で唱えていたわけではない。なお「サモン・サーヴァント」は四系統に含まれないコモンマジック(後述)であり、口語で呪文を唱えているのは原作の設定と矛盾しない。 魔法を使うと精神力を消耗する。通常は魔法が使えなくなるほど精神力を消耗しても精神的な疲労などは起こらないが、過度に消耗した場合は気絶することもある。消耗した魔力は休息によって回復し、概ね1週間もあれば全快する。高位のメイジと云えども自身の扱える最高クラスの呪文の使用はかなり限定されるらしく、連続ではせいぜい数回、呪文によっては1週間から一月に一度程度らしい。 精神力だけでなく何らかの触媒(作中では治療に使う水の秘薬、戦闘に使う火の秘薬が登場している)を消費する呪文もある。例えば治療呪文の場合、秘薬なしでは重い傷を治すのは難しい。 一般的にメイジの強さは、「(同系統の重複も含め)各系統を幾つ足せるか」(=同時に幾つ使用できるか)で示される(ここで言う「強さ」はメイジとしての能力を指し、戦闘力の強さを示すものではない。ゆえに戦闘では、以下で説明する「ドット」が「トライアングル」を圧倒することもある)。1つの系統しか使えない者は「ドット」(学院の生徒は殆どこのレベル)、2つの系統を足せる者は「ライン」(学院の優等生レベル)、3つの系統を足せる者は「トライアングル」(学院の教師やごく一部のエリート)、4つの系統を足せる者は「スクウェア」(超一流の使い手)と呼ばれ、呪文もいくつ系統を足したかによって「ドットスペル」「ラインスペル」「トライアングルスペル」「スクウェアスペル」とランクアップしていく。なおメイジのランクが1つ上がるごとに呪文の消費精神力は約半分になり、呪文のランクが1つ上がるごとに精神力の消耗は約2倍になる。 なおドットは「(1つの)点」、ラインは2点を結んだ「線」、同様にトライアングルは「三角」、スクウェアは「四角」、後述のヘクサゴンは「六角」(作中では三角と三角を組み合わせた六芒星=ヘクサグラムが出現していたが)の意で、頂点の数が足せる系統を示している。 例えば風のトライアングルメイジであるタバサは「水・風・風」を足したトライアングルスペル「ウィンディ・アイシクル」を使う事が出来、スクウェアに昇格すると「水・水・風・風」を足したスクウェアスペルとしてより強力になった「ウィンディ・アイシクル」を使えるようになる。 個人差はあるが多くの系統を足せるほど使用回数や基本の魔力など、その他の魔法能力も概ねそれに準じて増大する。同じドットの呪文を使っても、ドットメイジとトライアングルメイジでは威力に天と地の差が出るし、同じ呪文でも高位になるほど使用回数は多くなる。 コミック版では説明が少々違い、「一度に組み合わせることが出来る系統の数」ではなく「使える系統の数」でドット、ライン、トライアングル、スクウェアの各ランクが決定されるとしている。 複数の系統を組み合わせる事ではじめて使える呪文もあるが、個人で唱えられるのは「スクウェア」レベルのスペルまで。特殊な例として、トライアングル以上の強力なメイジである王族が力を合わせることによって、6つの系統を足した「ヘクサゴン・スペル」と呼ばれる非常に強力な魔法を行使することができる。作中ではアンリエッタ(水×3)とウェールズ(風×3)が使用し、城塞をも破壊する巨大な水の竜巻を作り出した。 「強い感情は魔力に影響する」という描写があり、感情の昂ぶりによって実力以上の力を引き出すことも可能である。作中ではタバサとルイズとマリコルヌにこの現象が起こっている。 なお、鍵の開け閉めや明かりなどの簡単な呪文は「コモンマジック」と呼ばれ、系統に関係なくメイジなら誰でも使えるらしい。こちらは魔法語(ルーン)ではなく、一般的な口語(コモン)の詠唱によって発動するのが特徴である。ルイズがサイトを呼び出した「サモン・サーヴァント」もコモンマジックの一種。
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四系統魔法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 15:33 UTC 版)
メイジが用いる魔法で、火、水、風、土の4系統が存在する。各メイジはいずれか1つの系統を得意とし、その系統の使い手と呼ばれる。魔法の熟達により、複数の系統を使いこなすこともできる。同時に扱える系統が増えるにつれドット(1系統のみ)、ライン(2系統、または1系統の2乗)、トライアングル(3系統、または1〜2系統の3乗)、スクウェア(4系統全て、または1〜3系統の4乗)の使い手と呼ばれる。複数の系統を組み合わせることで、初めて使える魔法も存在する。
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