四紅の犬・狐
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/18 20:48 UTC 版)
幽戸(ゆうこ) 闇競売でよろず屋を営む白髪の男。四紅の狐を宿している。 飄々としたつかみ所の無い性格で、道化じみた挙動が目立つ。しかしその実は冷酷にして残酷、辛辣な言葉を吐く事も多い。 べとべとさんとねこべとさんを飼っている。独自の判断で行動しており、のばらを自分の物にしようと画策する。また冬歌の事を大事に扱っているが、犬からは嫌われているらしい。胸に謎の古傷がある。のばらと同様に爪を伸ばす事が出来る。また、血の臭いを消す等といった四紅に関する幾つもの技術を持っている。 佐伯冬歌(さえき ふゆか) 柳之介の店に薬を卸している薬種問屋。ウェーブがかった長髪の女性で、19歳。四紅の犬を血に宿している。 温和で淑やかな性格を装うが、その実は冷淡で策謀に長けている。だが大事なものの危機には狼狽する事も多く、犬や幽戸の危機には動揺していた。 犬が血液の病気になり、その苦痛を和らげてやるために柳之介の血を求めて襲いかかる。幼い頃に幽戸に拾われて育てられた、義理の娘でもある。しばらくの間幽戸とは別行動をとっていたらしいが、山羊沼学院の一件の後に合流する。 犬(いぬ) 山犬とも呼ばれる。冬歌の血に宿る四紅の犬。登場する四紅の中では唯一人語を話す。 奇血魚によって血の病気を患うが、柳之介の大蛇の血を喰った事でそれを払拭する。長毛に丸々とした巨体、長い耳を持つ事から「豚うさぎ」「(ムダ)毛カバ」などと散々な呼び名がある。
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