四国八十八ヵ所II
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「水曜どうでしょうの企画 (日本国内)」の記事における「四国八十八ヵ所II」の解説
2000年4月12日 - 5月3日放送、全4夜(最終夜の後半は「原付西日本」の前フリ企画「春を満喫 グルメといで湯 ぶらり京都の旅」)。 DVD第19弾『試験に出るどうでしょう 石川県・富山県/四国八十八ヵ所II』に収録。 最終夜後半の「春を満喫 グルメといで湯 ぶらり京都の旅」はDVD第20弾『原付西日本制覇/今世紀最後の水曜どうでしょう』に収録。 前回のスケジュールが過密だったことを受け、行程が1日増の4泊5日となった。この回のみ巡礼が春先に行われており、再度ロープウェイの乗車を逃した66番・雲辺寺、うどん屋へ立ち寄った影響で飛行機の時間が迫りパスをした88番・大窪寺を除いて巡拝を行った。使用したレンタカーはトヨタ・プリウスだが、44番・大宝寺から46番・浄瑠璃寺へ向かう途中、ショートカットで通った山道で左後輪が脱輪しパンクするアクシデントにも見舞われた。また、前回のロケで大泉が体調不良に陥った反省を踏まえ、今回はD陣から大泉のために「魔除け」の数珠を購入していたが、38番・金剛福寺の前後で紛失している。 5日目の午前8時半時点で、前年の経験から高松市街は通勤ラッシュにより渋滞が起こる事を知っていたため、84 - 88番にかけては大外回りのルートに変更し行く順番を変えた。83番から87番→86番→84番→85番→88番と巡拝し、昼12時50分に高松空港から出る札幌便に乗ることを目指した(実際は渋滞や踏切にも引っかかりルート変更は失敗)。また、「この旅最大の楽しみ」として85番八栗寺の麓にあるうどん屋「山田屋 のざるぶっかけうどんを食べる」という目的があった。実は前年も同じ物を食べており、山田屋の10時開店と同時に入店し88番まで回って飛行機に間に合った経験があった。しかし、八栗寺に到着したのは午前10時で、20分おきに出るケーブルカーに乗らないと行けない。そのため10時10分ではなく10時30分のケーブルカーに乗るために先に山田屋へ行きうどんを食べることを選んだが、結果として88番大窪寺には行けず標識の前で撮影するにとどまった。 ロケ中のアクシデントが1つの特徴となっているこの番組で、“インパクトのあるアクシデント”が多発した回の一つに挙げられる。それを象徴するものとして、ロケ4日目の深夜に巡拝した79番・天皇寺高照院で「ビデオカメラが異常な音を発して停止し、撮影したはずの映像が記録されなかった」という現象が起きた(境内で撮影した写真は存在し、放送もされている)。車内でのカメラテスト後に再び撮影を開始したが、帰札後のチェックで「映像が大きく乱れ、音声もほとんど録音されていない」ことが判明。さらにカメラのバッテリーライトが消え(これは単なるバッテリー切れによるもの)、車のエアコンが故障する事態も立て続けに発生し、その事件を元にドラマ『四国R-14』が制作、同年の秋に放送された。 その後、「原付西日本制覇」のロケ中の湯布院温泉の宿で、嬉野Dから天皇寺高照院で起こったことの“真実”が藤村Dに伝えられた。それは、最初にカメラが異常停止した時、「撮影したはずの映像が記録されていなかった」としていたが、それは嬉野Dの嘘であり、実際には映像が記録されていたということだった。しかし嬉野Dは、一度車内に戻って確認をした際にその映像を見て、「誰にも見せちゃいけない」と感じてすぐに消去してしまった(詳細は 「番組スタッフからのメッセージ」 を参照)。 なお、映像の内容は当初大泉や視聴者には伝えられていなかったが、代わりに安田が「対決列島」のロケ中に詳細を聞き、後にトークショーで大泉に伝えられた。それによると、問題の映像の中で、大泉の足から先が消えていたという。その後、DVD第19弾『四国八十八ヵ所II』第1夜の副音声において、嬉野Dから、本当は映像が記録されていたが確認したところ、大泉の映っている映像全体が「カメラのモニターの一番下から、毛糸で編んだセーターをほどいていくように、一本ずつ無くなっていって、最終的に全部消えた」という真相が語られ、第4夜の副音声において大泉本人にも明かされた。 天皇寺高照院の事件以外にも、 ロケ初日の夜に巡拝した14番・常楽寺では正体不明の物音や足音、謎の声が発生。 ロケ4日目の夜に巡拝した71番・弥谷寺では大泉の背中を何かが触った(大泉の後ろを歩いていた藤村Dは「やってない」と否定している。大泉は「これ以上一歩も動かない」と宣言したため、藤村Dは「自分が触った」という事にして巡拝を続行した)ほか、正体不明の物音が発生した など、怪現象が多発している。特に弥谷寺の一件では、大泉はもとより真相を知る藤村Dが恐怖の余り走り出してしまう事態になった。また、ロケ4日目はこれらの怪奇現象や事件、車の脱輪・タイヤのパンクなどのトラブルが多発したため、「悪夢の一日」と称されている(第2夜の字幕より)。しかしながら、DVDの副音声において藤村Dが、弥谷寺で大泉に「ぼく、触りました」と一連の流れは演出であったことを告白している。それを裏付けるように、テレビ放送では「間もなく怪現象発生」というテロップが出るが、DVDでは出ていない。一方で、常楽寺の一件については特に触れられていない。 ちなみに、この企画でどうでしょう班が四国に滞在している間、鈴井はハワイで「家族サービス」に勤しんでいたことを打ち明けている(第1夜前枠にて)。
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