四国八十八ケ所石仏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 21:00 UTC 版)
「天徳寺 (福井県若狭町)」の記事における「四国八十八ケ所石仏」の解説
瓜割の滝上方の山道を100メートルほど進んだところに四国八十八ケ所石仏霊場がある。ここは江戸・文化年間、時の住持本如上人が空海(弘法大師)の夢告を受け造営したもので、佐渡島で彫られた石像88体が安置されている。かつて若狭から出た作家水上勉はその随想集の中で「石仏で名高い天徳寺。石仏は石段をあがりつめた山腹だが、四国八十八ケ所石仏といわれている。(中略)枝の混んだ杉、檜の木の木もれ陽の中で、静かに正座しておられる石仏をみていると、暗い奥山だけに、幽邃である。天徳寺は、また湧き水で名高い水の森があり、この石仏群のしじまのへ水音はきこえてくる。若狭は、やはり仏の国だと思う」と言った(『若狭路』)。
※この「四国八十八ケ所石仏」の解説は、「天徳寺 (福井県若狭町)」の解説の一部です。
「四国八十八ケ所石仏」を含む「天徳寺 (福井県若狭町)」の記事については、「天徳寺 (福井県若狭町)」の概要を参照ください。
- 四国八十八ケ所石仏のページへのリンク