創刊 - 1960年代とは? わかりやすく解説

創刊 - 1960年代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 04:45 UTC 版)

週刊少年サンデー」の記事における「創刊 - 1960年代」の解説

1958年学年誌編集部次長だった豊田亀市が、テレビ時代到来1950年代半ばから続いていた週刊誌ブーム受けて漫画中心に据えた少年週刊誌発行社長相賀徹夫働き掛け、『週刊少年サンデー』の創刊が決まる。当初1959年5月5日発行予定して準備取り掛かっていたが、『ぼくら』『少年倶楽部』などの月刊少年誌を持つ講談社週刊誌ブーム受けて『週刊少年マガジン』創刊準備始めたことから、徐々に創刊日が繰り上がり結局ともに1959年3月17日創刊した。創刊号ラインアップ手塚治虫スリル博士』、横山隆一宇宙少年トンダー』、寺田ヒロオスポーツマン金太郎』、 藤子不二雄海の王子』、益子かつみ南蛮小天狗』で、創刊号表紙読売巨人軍長嶋茂雄起用巻末には児童心理学者の波多野勤子祝辞寄せている。 両誌の価格サンデー30円、マガジン40円で、豊田が「もしサンデーマガジンと同じ値段だったとしたら、マガジン付録の分お得感負けてしまう」と判断した事から、両誌の契約している印刷所がともに大日本印刷だったこともあり、「マガジン刷り始めるのを確認してからサンデー値段入れて刷る」という機密漏洩後だしジャンケンのような裏技使っている。創刊号売上げサンデー30部で、マガジンが20.5部でサンデー側に軍配上がりマガジン5号から30円に値下げした。これ以降お互い張り合って雑誌の総ページ数を増やしていった。1960年代半ばにはW3事件(『W3』をマガジンからサンデー移籍)、1960年代末には『天才バカボン』マガジンからサンデーへの移籍起きるなど、その後ライバル間の争い続いた1960年代ヒット作には、横山光輝伊賀の影丸』(1961年)、赤塚不二夫『おそ松くん』1962年)、小沢さとる『サブマリン707』1963年)、藤子不二雄オバケのQ太郎』(1964年)、藤子・F・不二雄『パーマン』1966年)、横山光輝『ジャイアントロボ』1967年)、手塚治虫『どろろ』(1967年)、赤塚不二夫『もーれつア太郎』1967年)、藤子・F・不二雄『21エモン』1968年)、赤塚不二夫『天才バカボン』1969年マガジンより移籍)などがある。 1960年代半ばからマガジン劇画路線スポ根路線開拓して創刊当初の主要読者層戦後ベビーブーム世代)を離さなかったのに対してサンデー少年向け漫画こだわった毎週土曜日編集部子供達開放し漫画需要を探るという作戦取り当時立ち上げ企画していた『週刊少年ジャンプ』集英社編集部協力要請に「一ツ橋少年向け漫画雑誌二ついらない」と協力拒否する一方で青年向け漫画雑誌ビッグコミック』(1968年創刊当初一流漫画家しか起用しない」というのをウリのひとつにしていた)を創刊するなどして対応していた。集英社ではサンデーとの関係を考慮し『週刊少年ジャンプ』には連載作品存在せず全作品読み切り」という建前スタートし、現在でも作品最終ページでは「続く」ではなく「第○話・終わり」と表記している。 1960年代末になると、「右手朝日ジャーナル左手マガジン」の学生運動時代訪れ学生の他にアングラ・カルチャー層からの支持得たマガジン発行部数伸ばし一気追い抜かれることになった。この時期園田光慶の『あかつき戦闘隊』(1968年)の懸賞問題影響で、隆盛誇っていた戦記モノ激減した

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