全柔連の対応とは? わかりやすく解説

全柔連の対応

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 03:21 UTC 版)

女子柔道強化選手への暴力問題」の記事における「全柔連の対応」の解説

3月18日全柔連講道館理事会開き第三者委員会による答申をもとにした改革案を協議した結果、「改革提言具体化検討プロジェクト」の設置決めとともに、「暴力暴言根絶宣言」を採択することになった複数女性理事外部理事執行部登用するなどの具体的な改革案は6月理事会までにまとめ上げるという。理事会前に開かれた執行部会(会長副会長2名と専務理事の計4名による陣容)では、会長である上村春樹の「改革優先案」が第一副会長藤田弘明専務理事小野沢弘史に支持されて、同じく副会長佐藤宣践提案した執行部刷新案」は退けられ格好となったその後理事会では冒頭で、講道館柔道創始者である嘉納治五郎の孫に当たる講道館名誉館長嘉納行光が「一枚岩やっていきましょう」と呼びかけた。この発言の影響力は大きく執行部会に続いて佐藤執行部責任改め取り上げて進退言及したものの、佐藤弟子に当たる山下をも含めた他の22名の理事からは一切賛同得られることなく結果として上村始めとした理事全員留任することになった上村今回問題責任認めたものの、この難局乗り切るためには辞職するではなくて第三者委員会提案実行していくことこそがわれわれの仕事であると語った。この決定に対してJOC市原則之専務理事は、JOCとしては全柔連人事にまで介入できない語った一方告発選手サポートしてきた山口は「世間全柔連自浄作用のない組織と見るでしょう女性今まで理事加われかったんですが、このような組織なら入っていなくて良かった。この組織何が起きて変わらない実感しました。」と批判したまた、全柔連第三者委員会からの報告書公開した。そこでは2010年から2012年にかけて、園田による特定の選手対す暴力暴言行為が7件認定されていた。具体的に2010年広州アジア大会2012年グランドスラム・パリ大会試合終了後数回殴打して死ね」と暴言吐いた行為や、2012年釧路行われた強化合宿での体幹トレーニング最中髪の毛引っ張ったり、別の合宿で箒の柄で殴打したことなどが記されていた。加えて2012年世界団体直前には園田が「俺に何か文句があるのか。俺を嫌いなんだろう。」といった趣旨発言をすると、近くにいた強化委員長吉村が「監督訴えてやれ」などと茶化すやり取りもしていたことがあきらかになった。 さらにこの日、強化委員会バルセロナオリンピック銅メダリスト筑波大学コーチ務め増地千代里新設女子強化部長ポスト起用することになった増地強化副委員長兼任することになった女子の新監督に関して当初強化継続性今年から試験導入された新ルール2月ヨーロッパ遠征実際に体験している点なども踏まえて選手からの信頼も厚いとされる監督代行田辺次期監督昇格させる意向だったものの、暴力行為に関わっていなかったとはいえ辞任した園田強化コーチの徳野と一緒に行動していたかのように受け取られかねないといった意見上がるなど、実業団大学指導者からの反対意見多かったこともあり、結果として起用断念した代わりに全柔連女子ジュニアヘッドコーチで仙台大学柔道部総監督でもある南條充寿昇格させることになった強化委員長斉藤は「非常に優秀で、みんなが納得してくれる監督」と評した南條監督任期2014年世界選手権までを予定しており、その後第三者委員会答申求められ女性監督起用され可能性もあるという。また、暴力行為とは無縁とされながら連帯責任戒告処分受けた監督代行田辺及び女性コーチである貝山両氏処分撤回決まった

※この「全柔連の対応」の解説は、「女子柔道強化選手への暴力問題」の解説の一部です。
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