党内情勢とは? わかりやすく解説

党内情勢

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 03:59 UTC 版)

民進党の派閥」の記事における「党内情勢」の解説

民主党政権 2009年の政権交代時、鳩山政権発足時には、党幹事長小沢一郎党代表首相鳩山由紀夫から一字をとって「小体制」と呼ばれ、党の実権握っている小沢協調している小沢グループ鳩山グループ横路グループ川端グループ羽田グループが「主流派」、小沢から距離を置く前原グループ野田グループが「非主流派」、双方微妙な距離を取るグループが「中間派」とみられていた。 2010年菅政権発足すると、党内情勢は一転して代表選支えたグループ前原グループ野田グループが「主流三派」と呼ばれ、これと相対した小沢グループ鳩山グループ樽床グループが「非主流派」となり、横路グループ川端グループ羽田グループが「中間派」となったまた、これらの代表選通じていざという時の「数」の大切さ認識した前原グループなどがさらに結束固めるべく、自民党の派閥さながら毎週会合を持つようになるなど「派閥化」の兆候見られるようになった。さらに、小沢鋭仁グループ平野グループ原口グループ玄葉グループなどの新興中間派が相次いで立ち上げられた。 2011年野田政権発足すると、主流三派に加え玄葉グループ代表選後に発足した鹿野グループ主流派入り果たした。さらに、中間派・非主流派からも要職起用して党内融和図った。しかし、2012年夏には、野田政権が最重点政策課題とした消費増税法案めぐって党内対立激しくなった。結局同法案の衆議院本会議採決時に小沢グループメンバー大半反対票を投じ多く民主党離党して国民の生活が第一結党した(同採決時に造反しつつ党に残留した新人議員らが福田グループ立ち上げた)。また、新たに赤松グループ細野グループなども立ち上げられ党内グループの再編加速した政権下野 2012年12月第46回衆議院議員総選挙では多く衆議院議員落選して民主党下野し野田は代表を辞任したグループのリーダー、主要メンバー落選により消滅追い込まれグループも相次ぎ12月代表選後に発足した海江田執行部体制では勢力図一変した産経新聞調べによると、海江田執行部体制における民主党の主要グループ赤松グループ大畠グループ鹿野グループから改称)・細野グループ前原グループグループ野田グループの6グループで、その中で赤松グループ大畠グループ細野グループ主流派みなされている。また毎日新聞では、旧民社党グループ高木グループ川端グループから改称)、旧社会党グループ横路グループ)なども主要グループとして挙げられている。2013年7月細野第23回参議院議員通常選挙惨敗責任取って幹事長辞任したため、細野グループ(後に細野派改称)は非主流派に転落した2014年9月維新の党結成後、野党再編へ姿勢問われる中、自主再建派とされる海江田万里同月中に行った党役員人事刷新により中立派とされる岡田克也枝野幸男執行部入りさせ、結果的に野党再編とされる細野派前原グループ孤立させたと指摘された。 2015年1月代表選では、細野派長島グループ前原グループ一部細野を、野田グループ玄葉グループ前原グループ一部・旧民社党グループ一部岡田を、赤松グループ大畠グループ長妻昭それぞれ支持し細野岡田決選投票赤松グループ岡田を、大畠グループ細野それぞれ支持した結果岡田が代表に選出された。このため岡田執行部体制における党役員人事ではリベラル系への配慮なされた民進党時代から分裂まで 2016年3月維新の党合流して民進党発足すると、旧維新の党グループ江田松野グループ)が結成され党内最大勢力となった9月代表選では、野田グループ・旧民社党グループ赤松グループ主流派前原グループ細野派長島グループ非主流派、大畠グループ・旧維新の党グループ中間派とされ、主流派加え細野派・旧維新の党グループ一部支持得た蓮舫が代表に選出された。しかし、蓮舫執行部体制発足すると、野田佳彦元首相幹事長起用などへの反発から、代表選蓮舫支持した赤松グループ離反し、旧維新の党グループ主流派江田グループ)と非主流派(松野グループ)に分裂するなどしたため野田グループ細野派・旧民社党グループ江田グループ主流派前原グループ大畠グループ松野グループ長島グループ赤松グループ非主流派とされた。2017年4月松野グループ正式に旗揚げしたほか、離党表明した長島除籍され細野執行部憲法改正論議への消極姿勢批判して代表代行辞任5月には細野派会長辞任8月には民進党離党し細野派旧細野グループ改称)するなど、非主流派を中心に動きがあった。 2017年9月代表選では、前原グループ大畠グループ松野グループ・旧民社党グループ旧細野グループ旧長島グループ前原を、赤松グループ枝野それぞれ支持しグループ野田グループ江田グループ自主投票方向となった結果前原が代表に選出された。 2017年10月第48回衆議院議員総選挙では、民進党公認候補擁立せず立候補予定者希望の党公認申請させ、希望の党全力支援する方針9月28日両院議員総会決定した。しかし、公認漏れ不参加表明希望の党参加しなかった候補者立憲民主党無所属立候補し民進党出身者は3分裂して選挙戦に臨むこととなった民進党分裂後大半グループ維持され野田グループ立憲民主党希望の党民進党所属議員分かれグループ赤松グループ立憲民主党所属議員中心グループとなり、前原グループ旧細野グループ希望の党所属議員によるグループとなった立憲民主党時代 2020年9月国民民主党一部議員除き立憲民主党合流し、新立憲民主党結成した結果赤松グループグループ野田グループ階グループ旧細野グループから改称)・直諫の会立憲民主党グループ派閥となった前原グループ所属していた議員も、立憲民主党所属である。一方民社協会小林グループ)は合流参加しなかった議員による国民民主党グループとなった2021年旧国民民主党所属していた議員によって、泉グループ設立された。また、社会民主党から一部議員立憲民主党合流したことに伴い社民フォーラム結成された。第49回衆議院議員総選挙後には、最大派閥サンクチュアリ赤松から近藤グループへと代替わり果たした

※この「党内情勢」の解説は、「民進党の派閥」の解説の一部です。
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