2009年の政権交代(アメリカ)
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「普天間基地移設問題」の記事における「2009年の政権交代(アメリカ)」の解説
アメリカでは2009年に民主党に政権交代があり、大統領はバラク・オバマが就任した。しかし、国防長官は共和党政権時代からのロバート・ゲーツが留任し、国務長官はSACOで普天間問題が初めて協議された際の、クリントン政権で大統領夫人であったヒラリー・クリントンという布陣であった。そのため、東アジアでの米軍再編については後述の日本と異なり、大きな議論も無く、現行案を継承している。 春原剛が日経新聞に書いたところによればオバマ政権は対日政策、なかんずく沖縄対策にも配慮した布陣を敷いたと言う。具体的には下記の通り。メアの起用は琉球新報も注目している。 ジェフリー・ベイダー:大統領補佐官(国家安全保障会議アジア上級部長)国務省出身で対中政策を専門 ジェイムズ・スタインバーグ:国務副長官長期外交ビジョンの策定 カート・キャンベル:国務次官補(東アジア・太平洋担当)民主党知日派。SACO時もクリントン政権下で日本側と接触 ウォレス・グレグソン:国防次官補(アジア・太平洋安全保障担当)海兵隊出身 マイケル・シファー:国防次官補代理(東アジア担当)民主党知日派 ケヴィン・メア:国務省日本部長前職日本沖縄総領事 また、前政権からの留任としてウィリアム・バーンズ国務次官(政治担当)が居た。以後日米のマスコミなどが本問題についてオバマ政権の意向や動きを把握する際は、上記の人物への取材にも拠っていくことになる。
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