二十日大根とは? わかりやすく解説

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はつか‐だいこん【二日大根】

読み方:はつかだいこん

ダイコン一品種。生長早く、種をまいてから2030日収穫できる。根は小さく球形紡錘形などで、色も紅・黄・紫・白などがある。ヨーロッパ原産で、日本には明治時代渡来ラディッシュ

二十日大根の画像

はつかだいこん (二十日大根)

Raphanus sativus var. sativus

Raphanus sativus var. sativus

Raphanus sativus var. sativus

ヨーロッパから中央アジア原産です。わが国へは明治時代導入され、「ラディッシュ」とも呼ばれます小型だいこん極早生種で、根の直径は2センチほどです。品種によって、根の形状や色はさまざまで、ふつう春・秋なら3040日、夏なら25日、冬でも5080日で収穫できます
アブラナ科ダイコン属一年草で、学名Raphanus sativus var. sativus
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二十日大根

読み方:ハツカダイコン(hatsukadaikon)

園芸植物


ハツカダイコン

(二十日大根 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/06 12:21 UTC 版)

ハツカダイコン
Raphanus sativus var. sativus
(2005年3月20日)
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
階級なし : バラ類 Rosids
階級なし : 真正バラ類II Eurosids II
: アブラナ目 Brassicales
: アブラナ科 Brassicaceae
: ダイコン属 Raphanus
: ダイコン R. sativus
変種 : ハツカダイコン
R. s. var. sativus
学名
Raphanus sativus L. var. sativus (1753)[1]
英名
radish
ハツカダイコン、生、根
100 gあたりの栄養価
エネルギー 66 kJ (16 kcal)
3.40 g
糖類 1.86 g
食物繊維 1.6 g
0.10 g
0.68 g
ビタミン
チアミン (B1)
(1%)
0.012 mg
リボフラビン (B2)
(3%)
0.039 mg
ナイアシン (B3)
(2%)
0.254 mg
パントテン酸 (B5)
(3%)
0.165 mg
ビタミンB6
(5%)
0.071 mg
葉酸 (B9)
(6%)
25 µg
ビタミンC
(18%)
14.8 mg
ミネラル
カリウム
(5%)
233 mg
カルシウム
(3%)
25 mg
マグネシウム
(3%)
10 mg
リン
(3%)
20 mg
鉄分
(3%)
0.34 mg
亜鉛
(3%)
0.28 mg
%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDIの割合。
出典: USDA栄養データベース(英語)

ハツカダイコン(二十日大根[2]学名: Raphanus sativus var. sativus)は、アブラナ科ダイコン属植物ラディッシュ[1]とも呼ばれる。原産はヨーロッパで、日本には明治時代に伝播した野菜である。

和名は、播種もしくは萌芽から収穫までが早くて20日程度であることから。

形態・生態

和名「ハツカダイコン」とよばれるように、短期間で収穫できる小さなダイコンで[2]の形状はたいてい2センチメートル (cm) 程度の球形から楕円形(長い品種でも10 cm程度)[3]。皮の色は赤(アントシアニン)が多いが、赤以外にもピンク、白、黄色、紫色などの色があり、形も丸や長丸形など品種はさまざまである[2]

栽培

ダイコンの中でも最も小型で、収穫までの時期が短く、それほど環境を選ばないために全国で栽培されている。早春から秋まで何度も種まきができる[2]。主な作型は、露地栽培では春まきで初夏に収穫する「初夏どり」と、初秋まきで秋に収穫する「秋どり」栽培があり、日当たりの良い場所で、栽培適温15 - 25度が条件となる[2][3]ビニールハウスなどの施設栽培では、早春に種をまいて春に収穫する「春どり」、秋に種をまいて冬に収穫する「冬どり」栽培がある[2]

移植は向かないため種を筋まき直まきし、発芽後に3回以上間引きして育てていく[2][3]。肥大した根が直径2 - 3センチメートルになったら収穫適期で、根が大きくなりすぎないうちに混んでいるところから収穫する[2]

病虫害にアオムシアブラムシがつくことがあり、見つけたら取り除いて駆除する[3]。小さなスペースでもつくりやすく、家庭用のプランター(コンテナ)栽培も手軽にでき、間引きながら育て、生長したら早めに収穫する[3]

利用

主として肥大した胚軸を食用とする。彩りもきれいなため、生でサラダに入れたり[2]酢の物煮物炒め物にして食べられている[3]。日本では生食されることが多く、中南米などメキシコ料理の個人経営系のファストフード店ではタコス等の料理を食する際に水代わりにそのまま、または輪切りで提供されることも多い[4]ベトナムなどの東南アジアの国では一般に煮たり茹でたり漬物にされたりすることが多く、生食されない。

菜付きのものは、買ってすぐに菜を切り落として密封し、冷蔵庫で保存する。

主な品種

  • コメット(早蒔き)[2]
  • レッドフォーシング(遅蒔き)
  • サクサ(耐高温)
  • カラフルファイブ
  • 紅白
  • さくらんぼ[2]
  • ベビーラディッシュ
  • 白長ラディッシュ
  • フレンチ・ブレックファスト[2]

ギャラリー

脚注

出典

  1. ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Raphanus sativus L. var. sativus ハツカダイコン(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2012年11月2日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l 金子美登 2012, p. 218.
  3. ^ a b c d e f 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編 2012, p. 246.
  4. ^ タコスの食べ方”. 2020年4月19日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク


「二十日大根」の例文・使い方・用例・文例

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