ダイコンソウ属とは? わかりやすく解説

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ダイコンソウ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/15 09:35 UTC 版)

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ダイコンソウ属
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : バラ亜綱 Rosidae
: バラ目 Rosales
: バラ科 Rosaceae
亜科 : バラ亜科 Rosoideae
: ダイコンソウ属 Geum
  • 本文参照

ダイコンソウ属(ダイコンソウぞく、学名: Geum)は、バラ科バラ亜科に属す植物の属で、温帯と冷帯を中心とした世界の広い範囲に分布しており、約50種が知られている。日本にも山野などにダイコンソウ G. japonicum などが自生している。すべて耐寒性多年草で、ロゼット(根生葉)が大根に似ているためにこの名があるが、アブラナ科のダイコンとは科も違い、また、太い根もない。

ダイコンソウは、中国と日本で貧血やむくみに使う薬草として知られ、また生の葉は打ち身の時の外用薬として使われた。中国名は水楊梅(すいようばい)だが、楊梅(ヤマモモ)とも全く関係がない。

性状

草丈は30cmから1mくらい。へら形のロゼットには大根に似た羽状の切れ込みがあり、茎に付く葉は互生して浅く3裂するものが多い。花は普通は初夏に咲くが、園芸種には5月から8月まで咲き続けるものもある。花は1.5-3cmくらいの5弁花だが、園芸種には八重咲きのものがある。花色は、赤と橙色が多いが、白や紫のものもある。

自生種

日本には以下のような種が自生する。ダイコンソウは広く普通に見られるが、それ以外は山地性、あるいは高山性で、特にチングルマは高山植物としてよく知られた物である。

園芸種

ベニバナダイコンソウ

タネを入手しやすい園芸種には、次のようなものがある。

  • ベニバナダイコンソウ(紅花大根草) Geum coccineum

栽培

宿根草だが、秋にタネをまいても翌年には花が咲く。春の4月か秋9月に、鉢か箱蒔きにし、2mmくらい覆土しておくと10日くらいで発芽する。日向または半日陰の花壇に、30cm位の株間に定植してやる。直根性で、大きな苗の移植は難しい。


「ダイコンソウ属」の例文・使い方・用例・文例

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