中学校「保健体育」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 14:36 UTC 版)
学習指導要綱では「心と体を一体としてとらえ、運動や健康・安全についての理解と運動の合理的な実践を通して、生涯にわたって運動に親しむ資質や能力を育てるとともに健康の保持増進のための実践力の育成と体力の向上を図り、明るく豊かな生活を営む態度を育てる。」と規定されている。 体つくり手軽な運動や律動的な運動 (1年生・2年生)体の柔らかさ、巧みな動き、力強い動き、動きを持続する能力を高めるための運動を行い、それらを組み合わせて運動の計画に取り組む (3年生)健康の保持増進や調和のとれた体力の向上を図るための運動の計画を立て取り組む 器械運動(学校によって1年生と2年生は2種目以上、3年生は1種目以上を履修)マット運動は、(1年生・2年生)回転系や巧技系の基本的な技を滑らかに行い、条件を変えた技、発展技を行う (3年生)回転系や巧技系の基本的な技を滑らかに安定して行い、条件を変えた技、発展技を行い、それらを構成し演技する 鉄棒運動は、(1年生・2年生)支持系や懸垂系の基本的な技を滑らかに行い、条件を変えた技、発展技を行う (3年生)支持系や懸垂系の基本的な技を滑らかに安定して行い、条件を変えた技、発展技を行い、それらを構成し演技する 平均台運動は、(1年生・2年生)体操系やバランス系の基本的な技を滑らかに行い、条件を変えた技、発展技を行う (3年生)体操系やバランス系の基本的な技を滑らかに安定して行い、条件を変えた技、発展技を行い、それらを構成し演技する 跳び箱運動は、(1年生・2年生)切り返し系や回転系の基本的な技を滑らかに行い、条件を変えた技、発展技を行う (3年生)切り返し系や回転系の基本的な技を滑らかに安定して行い、条件を変えた技、発展技を行う 陸上競技(1年生・2年生)短距離走・リレーは、滑らかな動きで速く走り、長距離走は、ペースを守り一定の距離を走る (3年生)短距離走・リレーは、中間走へのつなぎを滑らかにするなどして速く走り、長距離走は、自己に適したペースを維持して走る ハードル走は、(1年生・2年生)リズミカルな走りから滑らかにハードルを越す (3年生)スピードを維持した走りからハードルを低く越す 走幅跳は、(1年生・2年生)スピードに乗った助走から素早く踏み切って跳ぶ (3年生)スピードに乗った助走から力強く踏み切って跳ぶ 走高跳は、(1年生・2年生)リズミカルな助走から力強く踏み切って大きな動作で跳ぶ (3年生)リズミカルな助走から力強く踏み切り滑らかな空間動作で跳ぶ 水泳(学校によって1年生と2年生はクロールまたは平泳ぎを含む2種目以上、3年生は1種目以上を履修)クロールは、(1年生・2年生)手と足、呼吸のバランスをとり速く泳ぐ (3年生)手と足、呼吸のバランスを保ち、安定したペースで長く速く泳ぐ 平泳ぎは、(1年生・2年生)手と足、呼吸のバランスをとり長く泳ぐ (3年生)手と足、呼吸のバランスを保ち、安定したペースで長く速く泳ぐ 背泳ぎ・バタフライは、(1年生・2年生)手と足、呼吸のバランスをとり泳ぐ (3年生)手と足、呼吸のバランスを保ち、安定したペースで泳ぐ 複数の泳法またはリレー 球技(1年生と2年生は全種目、3年生は学校によって2種目以上を履修)ゴール型(学校によってバスケットボール・ハンドボール・サッカーのうち幾つか)は、(1年生・2年生)安定したボール操作と空間に走り込むなどの動きによってゴール前での攻防を展開する (3年生)安定したボール操作と空間を作りだすなどの動きによってゴール前への侵入などから攻防を展開する ネット型(学校によってバレーボール・卓球・テニス・バドミントンのうち幾つか)は、(1年生・2年生)役割に応じたボールや用具の操作と定位置に戻るなどの動きによって空いた場所をめぐる攻防を展開する (3年生)役割に応じたボール操作や安定した用具の操作と連携した動きによって空いた場所をめぐる攻防を展開する ベースボール型(ソフトボール)は、(1年生・2年生)基本的なバット操作と走塁での攻撃、ボール操作と定位置での守備などによって攻防を展開 (3年生)安定したバット操作と走塁での攻撃、ボール操作、連携した守備などによって攻防を展開 武道(学校によって1種目以上を履修、また、学校によってはなぎなたなど他の武道も履修)柔道は、(1年生・2年生)相手の動きに応じた基本動作から、基本となる技を用いて、投げたり抑えたりするなどの攻防を展開 (3年生)相手の動きに応じた基本動作から、基本となる技、得意技や連絡技を用いて、相手を崩して投げたり、抑えたりするなどの攻防を展開 剣道は、(1年生・2年生)相手の動きに応じた基本動作から、基本となる技を用いて、打ったり受けたりするなどの攻防を展開 (3年生)相手の動きの変化に応じた基本動作から、基本となる技や得意技を用いて、相手の構えを崩し、しかけたり応じたりするなどの攻防を展開 相撲は、(1年生・2年生)相手の動きに応じた基本動作から、基本となる技を用いて、押したり寄ったりするなどの攻防を展開 (3年生)手の動きの変化に応じた基本動作から、基本となる技や得意技を用いて、相手を崩し、投げたりひねったりするなどの攻防を展開 ダンス(学校によって1種目以上を履修)創作ダンスは、(1年生・2年生)多様なテーマから表したいイメージをとらえ、動きに変化を付けて即興的に表現したり、変化のあるひとまとまりの表現にしたりして踊る (3年生)表したいテーマにふさわしいイメージをとらえ、個や群で、緩急強弱のある動きや空間の使い方で変化をつけて即興的に表現したり、簡単な作品にまとめたりして踊る フォークダンスは、(1年生・2年生)踊り方の特徴をとらえ、音楽に合わせて特徴的なステップや動きで踊る (3年生)踊り方の特徴をとらえ、音楽に合わせて特徴的なステップや動きと組み方で踊る 現代的なリズムのダンスは、(1年生・2年生)リズムの特徴をとらえ、変化のある動きを組み合わせて、リズムに乗って全身で踊る (3年生)リズムの特徴をとらえ、変化とまとまりを付けて、リズムに乗って全身で踊る 体育理論1年生 運動やスポーツが多様であることについて 2年生 運動やスポーツの意義や効果 3年生 文化としてのスポーツの意義 保健1年生 心身の機能の発達と心の健康 2年生 健康と環境、傷害の防止 3年生 健康な生活と疾病の予防 1・2年生は、上記を全て履修し、体つくり運動・体育理論・保健は2年間にわたって履修する(他6項目は学校によって1年生・2年生のどちらかまたは2年間にわたって履修)。3年生は、体つくり運動・体育理論・保健はすべての生徒が履修し、器械運動・陸上競技・水泳・ダンスのうち一項目以上と球技・武道のうち一項目以上を履修する(体つくり運動・体育理論・保健以外は学校によって履修項目が異なる)。
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