中国史の例
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周朝の時、老子は函谷関を出た後、天竺に行き、釈迦牟尼となったという。これを老子化胡という。 秦始皇は、呂不韋の私生子であり、胎内に十二個月いて生まれたとされている。 徐福は日本にわたり、はなはだしくは、神武天皇になったという。 楊貴妃は馬嵬で自殺せずに、日本に逃げたという。 宋の太宗は兄の太祖を殺して皇帝となった。人は斧声燭影という。これは、僧文瑩の『続湘山野録』に記されている。 宋の高宗の子供が死んだ後、宋太祖のが夢に出てきて、宋太宗によって位を奪われたので、高宗のあとは太祖の末裔をたてて、孝宗としたという。 朱元璋は、元末劉伯温の献策をいれて、月餅の中に「八月十五殺韃子」と書かれた紙を入れて、各地の百姓を一斉に蜂起させた。この故事の雛型は清朝光緒年間に刊行された徐大焯の『燼余録』にある。 朱元璋が長城を修理したときに、富商沈万三に命じてその三分の二を出資させた。金陵城を修理したとき、沈万三に命じてその三分の一を出資させた。しかる後褒美として禁軍の一人一両銀を与えたところ、その合計が白銀数百万両となり、沈万三は意にかえさなかったという。 朱元璋は南京の珠璣巷の居民が馬皇后を辱めたので、彼らを青海に移したという。 朱元璋は湖広参政の易華を殺そうとしたが、易華は民衆の示威抗議を組織した。怒った朱元璋は湖南の四箇所の屠城(都市住民の皆殺し)を行った。これが朱元璋血洗湖南であるという。 建文帝は靖難の変の時、和尚に化けて、皇宮から逃げ出した(『明史紀事本末』)。その後、華南各地を経て、東南アジアにまで逃亡したという。 永楽帝は朱元璋が朝鮮か蒙古の寵妃に生ませた子であるという。 永楽帝が帝と称したとき、方孝孺が屈せず、朱棣が方孝孺の「九族を誅する」と言ったのに対し、方孝孺が「十族を誅されても」といったので、門人も一族に数えて、十族を滅したという。 鄭和が大航海に出た理由の一つは、建文帝をさがすことであったという。 明の英宗が宮中で一人の老和尚を養っていたが、これは年老いた建文帝であるという。 李自成は宦官魏忠賢が若いときに生ませた子供であるという。 李自成は失敗したあと、出家して奉天玉と名乗ったという。 万暦帝は三十年間、朝廷に望まず政治を行わなかったのは、阿片が原因だという。 崇禎帝が李自成に攻め込まれた時、自殺したのは身代わりで、本人は紫禁城を逃げだし、天津から船で日本か台湾に逃げたという。 崇禎帝の子朱慈煥は、明末に死んだと偽り、康煕年間に清に反攻する運動を続けたという。 孝荘文皇后はその子を順治帝に擁立した後、自分はドルゴンに嫁いだという。 順治帝は、董鄂妃死後、出家したという。これは、『清稗類鈔』にある。 順治帝は、鄭成功の軍隊の砲撃により亡くなったという。これは、『延平王起義実録』にある。 雍正帝は、康熙帝を謀殺して皇帝となったという。 雍正帝は、康熙帝の遺詔の「傳位十四皇子」を「傳位『于』四皇子」に改竄したという。 雍正帝は、頭を呂四娘の形にカットしたという。これは、『清朝野史大観』「卷一·清宮遺聞」、民国の許嘯天の『清宮十三朝演義』にある。 乾隆帝は、浙江海寧の漢人の血族であるという。これは、中華民国の人が書いた『満漢外史』にある。 同治帝は嫖妓から梅毒をうつされて亡くなったという。 慈禧太后と恭親王奕訢は情けを交わし、それにより、奕訢が祺祥の変を起こしたという。 慈禧太后は奕訢と情けを交わした後、慈安太后を紹介したという。 慈禧太后は、偽の宦官安得海と情けを交わしたが、これが慈安太后に知られると、山東巡撫丁宝楨に命じて、安得海を斬首したという。 曽国藩、曽国荃が太平天国の乱を平定し、南京を屠城し、大量の銀両、財物を略奪したという。 慈禧が曽国藩、曽国荃が南京を略奪したと知って、馬新貽を両江総督として派遣し、暗中に命じて証拠を集めさせたが、曽国藩は、馬新貽を暗殺したという。 李鴻章と洋商が組んで、左宗棠の大商人胡雪巌と関係するに至ったという。 光緒帝は慈禧太后に毒殺されたという。 宣統帝は同性愛者で、女性と交わることが出来なかった。それで、かれの皇后婉容は、四人の愛人がいたという。 孫文は宋教仁を暗殺させ、その罪を袁世凱になすりつけたという。 蔣介石は本名を「鄭三発」といい、幼名を「三発子」という。本来は、河南の鄭姓の農民の子であり、鄭紹発という兄がいるという。これは、『金陵春夢』や沈醉の『我所知道的戴笠』にある。 張作霖はソ連によって暗殺されたが、ソ連は日本の関東軍の仕業にしたという。 華国鋒は毛沢東の私生子であるという。
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