世界“放浪”の旅とは? わかりやすく解説

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世界“放浪”の旅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 02:15 UTC 版)

植村直己」の記事における「世界“放浪”の旅」の解説

1964年23歳のときに、ヨーロッパアルプス氷河見よう決心した資金足りないため、まず生活水準が高いアメリカで資金を貯めて、その後ヨーロッパ行こう考え家族の大反対押し切って5月2日横浜港から移民船あるぜんちな丸」に乗り込みロサンゼルスへ向かった片道船賃長兄植村修が援助してくれたが、所持金は、とび職などのアルバイトで貯めた、110ドル当時・約4万円)と日本円3,500円であったロサンゼルス到着後、フレズノ近くパレア農場で、ぶどう摘みなどの仕事をしたが、観光ビザしか持っていなかったので、同年9月末に不法就労移民局に捕まった強制送還免れたが、国外退去処分となったため、10月22日ニューヨークから船に乗りフランスル・アーブル向かった。 同1964年10月末、シャモニー入った11月10日ヨーロッパ最高峰モンブラン標高4,807m)単独登頂挑戦した3日目、ボッソン氷河のヒドゥン・クレバスに落ちクレバスの底までの落下避けられたが、怖くなって撤退した同年の末、スイスとの国境近くモルジヌで、1960年スコーバレーオリンピック男子滑降金メダリストであるジャン・ヴュアルネ経営するアボリアス・スキー場に就職した。ここで資金稼ぎながら登山活動拠点とした。 1965年明治大学山岳部のゴジュンバ・カン(チョ・オユーII峰)(標高7,646m)登山隊(登山隊長高橋進、以下7人)に途中参加するため、同年2月19日ネパールカトマンズ入った3月31日ベースキャンプ設営した4月23日シェルパのペンバ・テンジンと共に世界初登頂果たした。しかし、遠征の計画準備段階での苦労もしていない自分登頂しまた、日本の新聞自分だけが大きく掲載されたのを見て、他の隊員に対して申し訳ないという気持ちになり、隊長高橋から一緒に日本に帰国しようと言われたが、それを断ったその後インドボンベイ(現:ムンバイ)からフランスマルセイユ行き貨客船乗り、再びモルジヌに戻るが、黄疸おうだん)を発症し1か月入院生活をした。 1966年7月モンブラン単独登頂成功続いて7月25日マッターホルン標高4,478m)単独登頂成功した同年9月23日マルセイユから、ケニアモンバサ行きの船に乗りアフリカ山行向かった同年10月16日ケニア山レナナ峰標高4,985m)に登頂し10月24日アフリカ大陸最高峰キリマンジャロ標高5,895m)単独登頂成功した10月29日モンバサから船に乗りモルジヌ戻った1967年8月グリーンランド単独横断夢見て西海岸のヤコブスハウン氷河半月間、視察した同年12月モルジヌ去り12月22日スペインバルセロナから南アメリカ行きの船に乗った1968年1月7日アルゼンチンブエノスアイレス着いた。 同1968年1月19日アンデス山脈のエル・プラタ(標高6,503m)に登頂2月5日南アメリカ大陸最高峰アコンカグア標高6,960m)単独登頂成功した2月15日無名峰(標高5,700m)に初登頂し、母校である明治大学の名前に因んで明治峰(ピッコ・デ・メイジ)」と命名したその後ボリビア経てペルーリマ行き、さらにバスと船を乗り継いで、同1968年4月イキトス入った。ここで、北アメリカ行きの船が出る河口までアマゾン川源流から自力下ろう決心した同年4月20日ペルーのユリマグアスを出発単独で6,000kmの距離を筏(いかだ)で流れ下り6月20日ブラジルマカパ到着した同地で、明治大学山岳部同期であり、親友小林正尚の交通事故死知りショック受けたその後北アメリカ最高峰マッキンリー(現:デナリ)(標高6,194m登頂目指して、カリフォルニア農場で2か月働いて山行資金稼ぎアラスカに入るが、単独登頂許可下りず、断念した。同1968年9月14日サンフォード標高4,940m)に登頂した。 同1968年10月1日4年5か月ぶりに日本に帰国した。日本への航空運賃は、長兄植村修が負担した植村27歳

※この「世界“放浪”の旅」の解説は、「植村直己」の解説の一部です。
「世界“放浪”の旅」を含む「植村直己」の記事については、「植村直己」の概要を参照ください。

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