ヴァチカン美術館を構成する美術館群とは? わかりやすく解説

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ヴァチカン美術館を構成する美術館群

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 15:30 UTC 版)

バチカン美術館」の記事における「ヴァチカン美術館を構成する美術館群」の解説

ヴァチカンの諸美術館 バチカン絵画館(ピナコテーカ) 元来絵画収集品ボルジャ家居室収蔵されていたが、ピウス11世の命により専用絵画館建設された(1932年)。建築家はルーカ・ベルトラーミ。ジョットレオナルドラッファエッロカラヴァッジョ等の画家作品展示近代宗教美術コレクション フランシス・ベーコンシャガールダリジョルジョ・デ・キリコ、ヴェナンツォ・クロチェッティ、フェリーチェ・ミーナ、ポール・ゴーギャンカンディンスキーマティスファン・ゴッホ等の画家作品展示ピオ・クレメンティーノ美術館 クレメンス14世在位1769年 - 1774年)により1771年設立され、元々古代ルネサンス期美術品特化していた。その後ピウス6世在位1775年 - 1799年)により拡張された。今日ギリシャ・ローマ彫刻展示する布教・民族学美術館 ピウス11世在位1922年 - 1932年)により1926年ラテラノ宮に開館1973年ヴァチカン移転アジアアフリカオセアニアなど、世界各地民族美術展示する大部分展示品教皇へ贈呈品から構成されるグレゴリアーノ・エジプト美術館 1839年グレゴリウス16世在位1831年 - 1846年)により開館古代エジプト出土品展示グレゴリアーノ・エトルリア美術館 1836年グレゴリウス16世によって開館8つ展示室から構成されるこの美術館では、エトルリア時代古代イタリア)の重要な出土品美術品展示するギリシャの壷のコレクション、ギリシャ・オリジナル彫刻の間が隣接するピオ・キリスト教美術館 1854年ピウス9世在位1846年 - 1878年)によってラテラノ宮に設置1970年バチカン移転グレゴリアーノ世俗美術館 1844年グレゴリウス16世によってローマ市内のラテラノ宮に設置1970年バチカン移転馬車博物館 1973年パウロ6世在位1963年 - 1978年)により「バチカン歴史博物館」として開館1985年博物館本体はラテラノ宮へ移転し歴代教皇使用馬車自動車展示のみがヴァチカン残った切手貨幣博物館 ヴァチカン図書館美術館 起源4世紀さかのぼとされる世界有数図書館蔵書100万冊に及び、聖書などの貴重な古写本グーテンベルク聖書などのインキュナブラ初期刊本)を多数所蔵するキアラモンティ美術館 美術館の名は、19世紀初めに美術館創設したキアラモンティ家出身のピウス7世在位1800年 - 1823年)に由来するアーチ型の広大な展示からなり、その側面には古代彫刻石棺フリーズなど1,000点あまりが展示されている。新館には、プリマポルタのアウグストゥスのような著名な彫刻展示されている。キアラモンティ美術館古館には、3000点以上から成る石碑収蔵・展示しており、世界一石碑コレクションを誇る。しかし、研究等目的とする見学には、事前請求が必要である。 教皇宮殿内のギャラリー 石碑ギャラリー 新館「ブラッチョ・ヌオーヴォ」ギャラリー 燭台ギャラリー 綴れ織りギャラリー 地図ギャラリー幅6m、長さ120mの大ギャラリー壁面イタリア教皇領地図フレスコ描かれる1580年1583年描かれたものである教皇宮殿内の礼拝堂 システィーナ礼拝堂 シクストゥス4世により1477年1480年建設された。ミケランジェロ天井画『創世記』1508年1512年)と祭壇壁画『最後の審判』1536年1541年)で知られる側壁キリストモーゼ生涯テーマにした壁画は、ペルジーノボッティチェッリギルランダイオらの作。 ニコラウス5世の礼拝堂 13世紀建造され、ベアート・アンジェーリコと助手ベノッツォ・ゴッツォリを含む)により1447年から48年頃にフレスコ装飾施され礼拝堂である。教会宮殿なかでも最も古い、インノケンティウス3世の塔の内部ラッファエッロ装飾した教皇居室近く位置する元来ニコラウス5世居室内の私的礼拝堂であったウルバヌス8世礼拝堂 教皇宮殿内の居室および広間 ビーガの広間ピウス5世居室 ソビエスキ広間 無原罪お宿り広間 ラファエッロの間「ボルゴの火災の間」「署名の間」「ヘリオドロスの間」「コンスタンティヌスの間から成る。これらの部屋にはユリウス2世既出)の命でラファエッロ1508年 - 1524年にかけて壁画制作した。「署名の間」の『アテナイの学堂』はラファエッロと言うより西洋古典絵画のもっとも著名な作品一つであろうラッファエッロ開廊 キアロスクーロ広間 ボルジャ家居室 (ボルジアの間)スペインボルジア家出身教皇アレクサンデル6世1492年から1503年まで居住したピントゥリッキオ壁画装飾担当している。

※この「ヴァチカン美術館を構成する美術館群」の解説は、「バチカン美術館」の解説の一部です。
「ヴァチカン美術館を構成する美術館群」を含む「バチカン美術館」の記事については、「バチカン美術館」の概要を参照ください。

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