ライブラの協力者・協力組織
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 03:12 UTC 版)
「血界戦線」の記事における「ライブラの協力者・協力組織」の解説
秘密結社であるライブラは外部にも多種多様な協力者が存在する。 ブリッツ・T・エイブラムス(Blitz T Abrams) 声 - 大塚明夫 通称「豪運のエイブラムス(Lucky Abrams)」。世界屈指の吸血鬼対策の専門家でありクラウスの師匠筋に当たる人物。 職業柄、吸血鬼達に憎悪されており数々の呪術を掛けられているが、持ち前の悪運で傷一つ負わず軒並み回避していることが通称の由来。もっとも、呪い自体が無効化されているわけではないので、彼は無傷でも被害は全て周囲に向かうことになり、周囲で壊滅的な事故や事件が後を絶たない。 裏表のない性格だがかなり鈍く、前述の理由でクラウスを除く周囲の人間に敬遠されていることに気付かない程マイペース。ザップ曰く「頭脳と性格と運勢以外は一般人」。 キャスリーン・ベイツ 声 - 佐藤しのぶ 「とある執事の電撃作戦」に登場。 ラインヘルツ家のメイド長。モットーは「我々の仕事は完璧が旨」。ギルベルトが負傷した際にフィリップを派遣した。 フィリップ・レノール 声 - 小野大輔 「とある執事の電撃作戦」に登場。 ラインヘルツ家特殊執事部所属のコンバット・バトラー。身体能力が高く、生真面目で声が大きい。 持ち前の生真面目さでスリを退治したことで、スリに逆恨みされて脳を奪われ、その結果図らずもライブラとその情報を狙う輩とのいざこざを起こしてしまう。脳はギルベルトたちの手で無事に奪還されたが、本人の心と顔に爪あとを残すこととなった。 裸獣汁外衛賤厳(らじゅう じゅうげえ しずよし / Raju Jugei Shizuyoshi) 声 - 柴田秀勝 斗流血法創始者。ザップとツェッドの師匠であり、両方の斗流血法(カグツチとシナトベ)を自在に操る。 長老級の血界の眷属すら1人で簡単に叩き潰せる圧倒的な実力から“血闘神”の異名で呼ばれる牙狩り。10年単位で行方不明になることもあり、その間には本人が残したと思しき高位の眷属の滅殺跡が発見される。 猪のような獣の頭蓋骨を被り、ボロ布のローブで全身を隠している。左腕、下半身をはじめ体の大部分が欠損しており、手にした杖と血法を使って体を動かしている。誰に対しても辛辣かつ傲岸な物言いで接する。声帯も無いのか、普段はまるで擦過音のような言葉で話し、ザップとツェッド以外にはその内容を理解できない。ザップによると自分の研鑽にしか興味がない求道者であり、体の欠損も全く意に介しておらず、課せられる修業はまさしく悪夢そのものだという。 インドでのエルルエルとの対決中、血脈門の開放によりエルルエルの下半身と共に突如HL(ヘルサレムズ・ロット)に現れた。ライブラがエルルエルを密封した後、本人にすら予告せず唐突にツェッドをライブラに預け、一瞬にして姿を消した。 ダニエル・ロウ警部補(Daniel Lowe) 声 - 内田夕夜 片目が覆われるほど長い前髪が特徴の警官。秘密結社であるライブラを検挙しない代わりに、様々な事件において協力を要請してくる。シニカルでハードボイルドな言い回しをする伊達男だが、少々言葉に遠慮がないところがある。瓜二つの双子の弟マーカス・ロウもまた警官である。 マーカス・ロウ警部 「災蟲競売篇」に登場。 ダニエル・ロウ警部補の瓜二つの双子の弟で兄とは逆の分け目で片目が覆われるほど長い前髪が特徴の警官。シニカルでハードボイルドな言い回しをする伊達男の兄よりも穏やかな言葉を使い、タレ目気味の目元がある。 フリージャ 声 - 森川智之 「王様のレストランの王様」に登場。 アラビア半島にある国の次期国王。スティーブン曰く「眉目秀麗、頭脳明晰、知勇兼備、文武両道、まあ要するに桁違いに立派なお方」。 王としての気品もあるが、威圧感はそれほど強くない人物。ライブラのスポンサー候補として、年間300万ドルの活動援助を打診してきた。 会食中、一夫多妻制に関する話題でザップと盛り上がった。 ルシアナ・エステヴェス 声 - 坂本真綾 ブラッドベリ総合病院の女医。トレードマークは眼鏡。全く同じ名前と姿の女医が無数に存在する。 3年前のザメドルの襲撃によって重傷を負ったが、その後現れたマグラ・ド・グラナの手術によって「ファーデムトリガ」を移植され復活し、無数の個体に分裂できる特性を得た人間である。本来の姿はウェーブヘアの妖艶な姿だが、分裂するとショートヘアになり、細かく分裂すればするほど容姿が幼くなっていく。人ならざる医療技術と知識を与えられており、無数に分裂して複数の処置を同時に行うことができる他、すれちがい様に相手を無数に腑分けしなおかつ傷口を縫合するという神業級の「幻界執刀」を行うことができる。血界の眷属(ブラッドブリード)と戦うことは出来ないまでも、高い戦闘力の持ち主。 「My Life as a Doc」では「幻界病棟ライゼズ」でクラウスがザメドルを密封した後、ザメドルに代わって食獣動植物(後述)をペットにしている。
※この「ライブラの協力者・協力組織」の解説は、「血界戦線」の解説の一部です。
「ライブラの協力者・協力組織」を含む「血界戦線」の記事については、「血界戦線」の概要を参照ください。
- ライブラの協力者・協力組織のページへのリンク