ライブラリとAPIとは? わかりやすく解説

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ライブラリとAPI

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 08:57 UTC 版)

アプリケーションプログラミングインタフェース」の記事における「ライブラリとAPI」の解説

API関数プロシージャ変数データ構造といったライブラリによって実装されることが多いが、狭義APIではライブラリとAPIは同一ではない。ライブラリ形式ではなくプロトコル形式提供される場合もあるという理由もあるが、ライブラリ形式である場合同一視せず区別する必要があるという理由がある。 例えAPI関数であればサービスにより提供される関数API関数と呼ぶが、API関数利用して構築され関数APIはないたライブラリ関数と呼ぶ。ライブラリ関数直接サービス関係ないか、API使って構築されておりサービス利用する上で必須ではない。逆にAPI関数存在サービス利用する上で必須である。例えC言語標準ライブラリ関数であるfwriteは、Windows上でAPI関数である WriteFile を使って実装されている。WriteFileはOS機能直接アクセスできることからfwriteよりも高機能であり、別OSへの移植性考えなければfwrite代わりにWriteFileを直接利用してアプリケーション記述するともできる同様にLinuxでは writeシステムコール利用して実装されている。 APIサービス利用するうえで必須になるが、API直接使用することは外部サービス対す依存性高め移植性妨げる。例え前述のWriteFileを使うプログラム基本的にWindows用にしかコンパイルできないが、fwriteを使うプログラムフリースタンディング環境以外ならどの環境でもコンパイルできる。このため移植性考えるのであればAPI直接使用避けAPI抽象化したライブラリ使用することが望ましい。さらに、後述するように移植性意識する言語ではライブラリとAPIを厳密に区別している場合が多い。特に後述Smalltalkクロスプラットフォーム一つ長所となっているためAPI直接使用避けることは重要となる。 C++規格書では、API関数ライブラリ関数一貫して区別されており、API関数標準ライブラリ関数から呼び出されるもの、あるいは標準ライブラリ関数同等機能模倣する対象として書かれている。またCの規格書においてはAPIという言葉無く相当する関数ライブラリ関数以外の関数として書かれている1980年代から存在するSmalltalkでもAPIライブラリ区別されており、例えSmalltalk環境一種であるPharoAPI対応しているパッケージライブラリとは別にAPIとして区分している 。 なお、標準ライブラリOSファームウェアなどアプリケーション以外からも使われる

※この「ライブラリとAPI」の解説は、「アプリケーションプログラミングインタフェース」の解説の一部です。
「ライブラリとAPI」を含む「アプリケーションプログラミングインタフェース」の記事については、「アプリケーションプログラミングインタフェース」の概要を参照ください。

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