マクロス・クォーターのブリッジクルー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 16:00 UTC 版)
「マクロスFの登場人物」の記事における「マクロス・クォーターのブリッジクルー」の解説
ジェフリー・ワイルダー (Jeffrey Wilder) 声 - 大川透 艦長。階級は大佐。身長178cm。ひげを蓄え、顔に大きな古傷をもつ。元サーファーで、かつては新統合軍のパイロットとして腕を鳴らしていた。歴戦の軍人らしい貫禄ある容貌だが、部下への気遣いやユーモアを欠かさない。オズマとは旧知の仲とされる。妻とは死別している。 娘ドラ◎ - ドラマCD『娘(ニャン)ドラ◎ ドラ1』第3話では、VF-1、VF-4、VF-11、VF-17、VF-19、VF-171などの歴代の主力機に搭乗した経験を持つとされる。 テレビ版小説 - 新統合軍時代に基地司令を務め、補欠パイロットとして配属されたオズマとは上官と部下の関係となる。 劇場版 - 歴戦の勇士であり、戦いの前には顔の古傷が疼く。『サヨナラノツバサ』ではサーファーとしての一面がクローズアップされ、慰安旅行ではサーフィンを披露する。バジュラ本星の戦いでは破片をサーフボードに見立ててマクロス・クォーターを大気圏に突入させる「フォーメーション・ビッグ・ウェンズデー」を決行し、最後にはみずから操艦してアイランド1上への着艦を成功させる。 制作・備考 - S.M.S隊員のデザインコンセプトは「海賊」であり、ワイルダーは「海の男」という設定で、首にかけているゴーグルは河森の要望によるもの。サーファーという設定はテレビ版の時点で存在したものの劇中でまったく触れられず、劇場版『サヨナラノツバサ』では使用されなかった設定を積極的に入れていくという方針から、上記のような描写が実現した。 ボビー・マルゴ (Bobby Margot) 声 - 三宅健太 操舵士。階級は大尉。身長190cm。いかつい外見で、男性の身体に女性の心をもつ。クォーター強攻型への変形時には男言葉で雄叫びを上げながら荒々しい操艦を行う。 S.M.S入隊前は伝説のメイクアップアーティストとして名を馳せており、気立ての良さもあって女性クルーたちからの信頼は厚い。オズマに対し、ひそかに恋心を抱いているが、異性愛者であるオズマに対しては見返りを求めず、「心の恋人」としているという。ランカの芸能界デビュー後は、彼女のメイクと相談役を引き受ける。 テレビ版小説 - 出身校は惑星エデンのダルメシアン・ハイスクールで、フットボール部に所属してクォーターバックを務め「ダルメシアン・ハイスクールの黒い悪魔」という異名をもつ人気者だったが、自分に思いを寄せる幼馴染の女子生徒にゲイであることを告白し、以降は自分に正直な生き方をするようになる。かつては新統合軍に所属していたこともある。 包容力のある人物で、オズマは「俺がゲイか、ボビーが女なら結婚していた」と評し、オズマには自身の好意は伝わっているが、互いに納得のうえでよき友人関係を築いている。 短編「エボニー&アイボリー」(『マクロスF フロンティア・ダイアリーズ』に収録)はおもにボビーの視点から描かれており、友人で、舞台女優志望の娼婦ジュリア・ウィンフィールドを殺害した連続殺人鬼ウォルター・ドゥルーイットを、芸のためにジュリアと関わりをもっていた早乙女矢三郎と協力して追い詰める。 劇場版 - 立場はテレビ版と同じ。キャサリンの乗艦動機がテレビ版とは異なるため、彼女をからかうような言動はとらない。 制作・備考 - 『超時空要塞マクロス』のクローディア・ラサールに相当するポジションのブリッジ要員として、女性キャラクターではクローディアを超えられないと判断され、サンフランシスコ取材時に訪れたゲイタウンでの経験をもとに生み出されたキャラクターである。上述のようにもともとはケーニッヒモンスターのパイロットであったが、クローディアに相当するポジションが必要になりブリッジ要員とされた。 モニカ・ラング (Monica Lang) 声 - 田中理恵 ブリッジオペレーターの最年長者で、索敵担当。階級は曹長。身長165cm。真面目な優等生で、個性的な他の2人をまとめ上げる。ひそかにワイルダーに対し思いを寄せているが、彼以外の面々には周知の事実となっている。 劇場版 - 立場はテレビ版と同じ。やはりワイルダーに恋心を抱いており、サーフィンをする姿に見とれる様子が描かれている。 ミーナ・ローシャン (Meena Roshan) 声 - 平野綾 ブリッジオペレーターのひとりで、艦内ステータス管理などを担当。階級は伍長。身長172cm。褐色の肌と、黒目がちの瞳が特徴。眼鏡をかけており、外すとほぼ何も見えなくなるという。旧インド系財閥の出身で、性格はマイペースでどこか抜けた雰囲気だが、IQ180という天才的頭脳の持ち主で、宇宙工学の勉強をするためS.M.Sに入った。趣味はコスプレ。 テレビ版小説 - バンガロールに本拠を置くローシャン財閥の娘で、在学中に同人誌(とりわけ美少年を扱う一連のジャンル)に傾倒し、放校のすえ紆余曲折を経てS.M.Sに引き抜かれたという過去を持つ。同人誌が好きという設定は氷堂涼二の漫画『マクロスF S.M.S☆物語』でも描かれている。 劇場版 - 立場はテレビ版と同じ。アルカトラズの慰問ライブではキーボードを担当する。 ラム・ホア (Ram Hoa) 声 - 福原香織 ブリッジオペレーターのなかでは最年少。階級は軍曹。身長162cm。通信・火器管制(デルタ1)担当。データ収集・分析を趣味とし、たまに出る毒舌の切れ味は非常に鋭い。頭にカタツムリ型のブローチを着用している。 テレビ版小説 - ヴェトナム系とアングロサクソン系の血を引いている。ボビーに対し、本人にも実体の判然としないあこがれを抱いている。 劇場版 - 立場はテレビ版と同じ。バジュラ本星の決戦ではS.M.S・新統合軍連合艦隊からの通信を報告する役割を担う。
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