ブラウン管工房
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「STEINS;GATEの登場人物」の記事における「ブラウン管工房」の解説
天王寺 裕吾(てんのうじ ゆうご) 声 - てらそままさき 32歳。1978年3月12日生まれ。身長187cm、体重86kg。血液型はO型。 「線形拘束のフェノグラム」の主人公の一人である。 未来ガジェット研究所階下、大檜山ビル1階で「ブラウン管工房」を経営している中年の大男。岡部からは「ミスターブラウン」と呼ばれている。ブラウン管と娘の綯をこよなく愛し、液晶や綯にちょっかいをかける者に対しては怒りを抱く。怒らせると容赦なく鉄拳制裁を加えたりするが、基本的に度量が広く優しい性格をしている。また、大檜山ビルのオーナーでもあるため、借主の岡部達にとっては頭の上がらない存在であるが、格安の家賃でスペースを貸したり入居祝いにとブラウン管テレビ(オンボロではあるが)を譲ったりしている。 漫画「恩讐のブラウニアンモーション」によると、母親は日本人であり、少年期にはホームレス暮らしをしていたが、偶然ゼリーマンに遭遇した際にSERNの人間によって勧誘されて以降、SERNの下部メンバーとして活動するようになる。 フランスへの長期滞在経験があり、1997年に日本へと来た。漫画「恩讐のブラウニアンモーション」では「M2」のコードネームを持つラウンダーであった若い頃の彼が主人公である。 終盤、萌郁が送ったDメールを取り消そうとする過程で、SERNの関係者であり彼女を操っていたFB(エフビー、ブラウン管を発明したフェルディナント・ブラウンに因む)という正体を明かす。しかし正体の露見は任務失敗を意味し、SERNの手が綯にも及ぶことを避けるため、萌郁を殺害した直後に自殺する。岡部が救った世界では一般人として綯と平和に暮らす。 科学シリーズの『ROBOTICS;NOTES』において、2019年8月時点でも存命であり、相変わらず娘の綯を愛しているようである。 2011年6月に行われた、電撃オンラインによるキャラクター人気投票での順位は9位(30票)。 【ゼロ】 この世界線においてもラウンダーのメンバー「FB」である事は変わらないが、上からの指令は受けていないため、ラボメンたちとは「ミスターブラウン」として関わっていた。しかしラボメンが「謎の集団」に襲撃を受けた際、その場に綯もいたためこれを撃退もした。 その後、リーディングシュタイナーによって彼の正体を知っていた岡部は一か八かの賭けじみた交渉の末、「FB」としての彼と緩やかな協力関係を持つことに成功、時折り岡部にアドバイス的な情報を与えている。 天王寺 綯(てんのうじ なえ) 声 - 山本彩乃 11歳『STEINS;GATE』> 20歳『ROBOTICS;NOTES』。 1998年11月9日生まれ。 身長137cm、体重31kg。血液型はA型。 「線形拘束のフェノグラム」の隠しシナリオ主人公である。 裕吾(ミスターブラウン)の一人娘で私立小学校に通う6年生。父の店であるブラウン管工房に時折り顔を出す。 基本的に大人しい性格で、物語の初期では岡部(鳳凰院モード時)や橋田の少々危ない言動に怯えてしまっていたため、岡部からは「シスターブラウン」あるいは「小動物」と呼ばれていた。後にラボメン(特に女子)と親しくなるにつれ、本来の明るい面も伺えるようになり、掃除の際には「おそうじ軍曹」に成りきり部下(ダルなど)に厳しく掃除の命令を与えるような一面も見せている(『ゼロ』の1エピソードより)。ほかにも簡単な調理をこなしたり、裕吾が不在でも落ち着いて生活できたりなど、一般的な家事スキルをしっかり持っている。 α世界線の1つでは誤ってまゆりを線路に突き落とし死亡させてしまう。裕吾の自殺する世界線ではのちにラウンダーとなり、2025年に岡部を拷問にかけたすえに殺害し、残されていたタイムリープマシンを用い萌郁を殺害するため2010年まで戻ってくるという、復讐のための人生を送ることになる。 科学シリーズの『ROBOTICS;NOTES』において、2019年時点でJAXAの未踏技術開発センターに勤務しており、本編にも関わっている。 【ゼロ】 この世界線においても詳細な情報は知らない状態でラボメンと接している。父の正体なども全く気付いていないが、ラボメンと共に「謎の集団」に襲撃を受けたことで皆が何かしたらの危機に巻き込まれていることを察する。岡部と父の押し問答の際には自分なりの思いを吐露、ラボメンの力になってほしいことをささやかながら父にお願いした。 今宮 綴(いまみや つづり) 天王寺裕吾の妻で、綯の母親。1997年が舞台の漫画「恩讐のブラウニアンモーション」に登場。東京電機大学の学生で、橋田鈴の教え子。ドジっ娘属性がある。 1998年の綯の出産時に死亡しており故人……とされていたが、「恩讐のブラウニアンモーション」によるとSERNによって経歴抹消されたことが示唆されている。任務により秋葉原に来た裕吾に助けられたことが縁となり、やがて裕吾と付き合うようになる。 裕吾と結婚した後に、綯を出産。数年後、裕吾が「橋田鈴の監視」および「IBN5100の奪取」をする作戦に非協力的で、SERNへのハッキングを行ったペナルティーとして「妻か子供を拉致する」とSERNに言われ、自分から名乗り出る。この時、お腹には第二子がいたが、その後に母子がどうなったかは不明。
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