デザリアム星(ゲーム)
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「暗黒星団帝国」の記事における「デザリアム星(ゲーム)」の解説
黒色銀河の背後にある白色銀河内に存在し、200年後の地球に偽装されているという設定はアニメ版と同様であるが、ゲーム版ではヤマトが200年後に移動したのではなく、未来の地球が現代に来たことになっている。劇中から150年後に太陽系が崩壊し、地球のみは白色銀河までワープさせることで難を逃れたが、大質量を持つ物体を長距離ワープさせた反動により、劇中から50年前にタイムスリップしたと説明されている。 以上の説明で当初はヤマト乗組員を信じさせることに成功するが、相原がヤマトへ持ち帰ったグラスと土の成分を真田が調査したところ、波動融合反応(白色銀河内の物質やガスなどが波動エネルギーと融合することにより、劇薬のような爆発的反応を示す現象)を起こす白色銀河特有の物質であったことから、200年後の地球が本物ではないことに気づく。波動カートリッジ弾によってグロータス率いるゴルバ艦隊が壊滅したのも、暗黒星団帝国の艦船を構成する物資が波動エネルギーと反応し、波動融合反応を起こしたためである。これにより、ヤマトは白色銀河MAP内での波動砲の使用が制限されていた。 褐色矮星群の中にある星系全体がガス状の暗黒物質で覆われており、「ダイソン球殻」とされている。この球殻を構成する暗黒物質は恒星の放射エネルギーを変換したものであるため、恒星が存在する限り球殻が消滅ないし破壊される心配はないうえ、球殻自体が巨大なエネルギー貯蔵庫の役目も果たすことができる。また、ダイソン球殻は溜まった熱を赤外線として外部へ放射する必要があるが、暗黒星団帝国はこれを利用し、球殻を同じく赤外線を放射する褐色矮星に偽装していた。 通常のダイソン球殻と違い、球殻を構成するものがガス状物質であるために球殻自体には居住できず、その内側に存在する惑星デザリアムに住んでいる。デザリアム星の設定はアニメ版と大差ないが、水晶都市の周りにはエネルギー偏向フィールドが展開されており、一切の攻撃が通じない。ただし、宙に浮かぶ水晶都市は内殻表面のエネルギー中継ユニットを通さないとフィールドを形成するためのエネルギーを受け取れないため、戦闘中のイベントでこのユニットの存在に気づいて破壊すれば、フィールドを無力化できる。また、水晶都市内の警備はアニメ版と異なり、衛兵が多数存在している。
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デザリアム星
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暗黒星団帝国の本星。地球から40万光年、大マゼラン星雲から約57万光年の距離にある二重銀河のうち、白色銀河の中にある惑星。 200年後(2402年)の地球に偽装し、惑星の外観はもとより、スフィンクスや万里の長城などの古代遺跡からクラシック音楽などの古代芸術まで忠実に再現していた。しかし、新波動砲によるグロデーズ艦隊の爆発をきっかけとした誘爆で偽装が剥がれ、正体を現す。それは、中心核を球状の骨組が取り巻くといった、肋骨に囲われた心臓のような姿に赤い光が脈打つ、堅牢な装甲を持ったグロテスクな人工天体だった。真田志郎によれば、デザリアム星を構成する超金属は「新波動砲をもっても決定的なダメージを与えられない」とのことであり、惑星の中心核からパイプを介してエネルギーが供給されている。中心核の内部には水晶状のビルが所狭しと建ち並ぶ「水晶都市」がある。骨組の極地には、中心核へ至る出入口がそれぞれ存在する。 収納式の大型砲と、要塞化された浮遊隕石などの防衛兵器が無数に配備されているため、撃破はおろか接近すら容易ではない。水晶都市はガミラス帝国の天井都市に似た大型ミサイルとなっており、極地の出入口から敵が侵入した場合はこれで迎撃する。 指令室にはスカルダートと側近のサーダ以外の幹部や兵士は見られず、サーシャが内部で起爆装置の破壊工作に動いた際にはスカルダートが指令室を離れ、自ら彼女を探し回っていた。
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