ダイソン球殻とは? わかりやすく解説

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ダイソン‐きゅう〔‐キウ〕【ダイソン球】

読み方:だいそんきゅう

1960年米国物理学者ダイソン考案した恒星を覆う巨大な球殻状の、仮想人工構造物。高度に発達した文明により、恒星発するすべてのエネルギー利用するために建設される提唱したSF小説などで、未来地球架空の世界設定としてしばしば登場するまた、この構造物存在すれば、特徴ある大量赤外線放射する考えられるため、地球外文明探査SETI)の探査目標となっている。ダイソン殻。ダイソン球殻。


ダイソン球

(ダイソン球殻 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/19 07:02 UTC 版)

ダイソン球(ダイソンきゅう、: Dyson sphere)とは、恒星の殻のように覆ってしまう仮説上の人工構造物。恒星の発生するエネルギーすべての利用を可能とする宇宙コロニーの究極の姿と言える。名前は高度に発展した宇宙空間文明により実現していた可能性のあるものとしてアメリカ宇宙物理学者フリーマン・ダイソンが提唱したことに由来する。ただし、ダイソンが考案していた元のアイデアでは恒星全てを覆ってしまうものではなかった。


  1. ^ Search for Artificial Stellar Sources of Infrared Radiation”. Freeman J. Dyson1. Science. 2020年1月19日閲覧。
  2. ^ ダイソン球の起源、そして誤解されたイメージ”. 100光年ダイアリー. 2020年1月19日閲覧。
  3. ^ What is a Dyson sphere?”. earthsky. 2020年1月19日閲覧。
  4. ^ Freeman J. Dyson: Life, Religion, Trade, Mathematics (3/5)”. YouTube. 2020年1月19日閲覧。
  5. ^ Freemann J. Dyson (1960). "Search for Artificial Stellar Sources of Infra-Red Radiation". Science 131: 1667–1668. DOI:10.1126/science.131.3414.1667.
  6. ^ 鳴沢真也 2003 第14回西はりま天文台シンポジウム「2m望遠鏡を使う」集録 p.65
  7. ^ Dyson spheres”. 2023年1月26日閲覧。


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