ドレイクの方程式とは? わかりやすく解説

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ドレーク‐の‐ほうていしき〔‐ハウテイシキ〕【ドレークの方程式】

読み方:どれーくのほうていしき

我々の銀河系内に地球外文明どれくらい存在するかを求める式。地球外文明の数をNとすると、N=R・fp・ne・fl・fi・fc・Lという各因子の積で表される。ここで、Rは恒星発生率、fp惑星系有する恒星割合、ne生命存在適した環境がある惑星の数、fl生命発生する確率、fiはその生命知的生物進化する確率、fcはその知的生物が他の星と通信を行う確率、Lは通信を行うような文明存続期間である。1961年米国天文学者フランクドレーク考案ドレーク自身が各因子について妥当と思われる値を代入したときは、N=10となったドレークの式


ドレイクの方程式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/10 03:22 UTC 版)

ドレイクの方程式(ドレイクのほうていしき、英語: Drake equation)とは、我々の銀河系に存在し人類とコンタクトする可能性のある地球外文明の数を推定する算術的な式である。「方程式」と通例として呼ばれてはいるが、代数方程式などのような、いわゆる方程式ではない。この式は、1961年にアメリカ天文学者であるフランク・ドレイクが提示した[1][2][3]ものであることから、その名で呼ばれている。


  1. ^ Drake, F.D., Discussion of Space Science Board, National Academy of Scientific Conference on Extraterrestorial Intelligent Life, November 1961, Green Bank, West Virginia.
  2. ^ Wallenhorst, S. G. "The Drake Equation Reexamined," ROYAL ASTRON. SOC. QUARTERLY JOURNAL vol.22, P. 380, 1981. PDF
  3. ^ Milan M. Cirkovic, "The Temporal Aspect of the Drake Equation and SETI," Astrobiology, vol.4, pp.225-231, 2004. arXiv:astro-ph/0306186
  4. ^ 「理想の彼女」に出会う確率は0.0000034%、計算で弾き出すも実際は…。ナリナリドットコム、2010年1月15日


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ドレイクの方程式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 01:33 UTC 版)

地球外生命」の記事における「ドレイクの方程式」の解説

詳細は「ドレイクの方程式」を参照 1961年アメリカ天文学者フランク・ドレイクがドレイクの方程式を示し画期的なことに、可能性確率について具体的に数値論ずることを可能にした。我々の銀河系存在する通信可能な地球外文明の数を仮に「N」と表すとするならば、そのNは次の式で表せる、と述べたのであるN = R ∗ × f p × n e × f l × f i × f c × L {\displaystyle N=R_{*}\times f_{p}\times n_{e}\times f_{l}\times f_{i}\times f_{c}\times L} ただし、各変数下記の通りである。 変数定義 R ∗ {\displaystyle R_{*}} 人類がいる銀河系の中で1年間誕生する星(恒星)の数 f p {\displaystyle f_{p}} ひとつの恒星惑星系を持つ割合確率n e {\displaystyle n_{e}} ひとつの恒星系が持つ、生命存在が可能となる状態の惑星平均f l {\displaystyle f_{l}} 生命存在が可能となる状態の惑星において、生命実際に発生する割合確率f i {\displaystyle f_{i}} 発生した生命知的なレベルまで進化する割合確率f c {\displaystyle f_{c}} 知的なレベルになった生命体星間通信を行う割合 L {\displaystyle L} 知的生命体による技術文明通信をする状態にある期間(技術文明存続期間1961年にこの式を発表した時、ドレイクは各値に関する推測値も併せて示し、 N = 10 × 0.5 × 2 × 1 × 0.01 × 0.01 × 10 , 000 = 10. {\displaystyle N=10\times 0.5\times 2\times 1\times 0.01\times 0.01\times 10,000=10.} と計算してみせた。つまりそうした文明の数を10個だと推定してみせたのである。これがまた自然科学者らに大きな衝撃与えたSF登場するタコ状の火星人」などのイメージ影響悪影響)で、地球外生命頭ごなし否定していた自然科学者でも、この理詰めの式を見せられて、自分たちが思っていた以上に存在の可能性があるのかも知れないとりあえ調べてみる価値はあるのかも知れない論理的に考えて存在の可能性期待してよいのか知れない、と考えようになったのである。このドレイクの式の持つ説得力が、賛同者増やし地球外生命探索のための政府予算を組むことにつながった生命の起源に関するパンスペルミア説では、そもそも宇宙には生命の種が満ちており、宇宙あちこち生命誕生している、と考えている。

※この「ドレイクの方程式」の解説は、「地球外生命」の解説の一部です。
「ドレイクの方程式」を含む「地球外生命」の記事については、「地球外生命」の概要を参照ください。

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