この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方 ) 出典検索? "チェビシェフ方程式"  – ニュース  ·  書籍  ·  スカラー  ·  CiNii  ·  J-STAGE  ·  NDL  ·  dlib.jp  ·  ジャパンサーチ  ·  TWL   (2023年6月  
        
     
    
  
 
  チェビシェフ方程式 (チェビシェフほうていしき、英語 : Chebyshev equation p  を実定数とする二階線型常微分方程式  
 
  
   
    
        
         
          
          
           (
            
          
           1
            
          
           −
            
           
           
            x
             
            
            
             2
              
             
            
          
           )
            
           
            
             
              
              
               d
                
               
               
                2
                 
                
               
             
              y
               
              
             
             
              d
               
              
              
               x
                
               
               
                2
                 
                
               
              
             
            
          
           −
            
          
           x
            
           
            
             
             
              d
               
             
              y
               
              
             
             
              d
               
             
              x
               
              
             
            
          
           +
            
           
           
            p
             
            
            
             2
              
             
            
          
           y
            
          
           =
            
          
           0
            
           
          
        
         {\displaystyle (1-x^{2}){d^{2}y \over dx^{2}}-x{dy \over dx}+p^{2}y=0}
          
         
         
    
  のことである。方程式の名称は、ロシア の数学者パフヌティ・チェビシェフ にちなむ。 
  この方程式の解の全体は、冪級数  
 
  
   
    
        
         
          
          
           y
            
          
           =
            
           
           
            ∑
             
            
            
             n
              
            
             =
              
            
             0
              
             
            
            
             ∞
              
             
            
           
           
            a
             
            
            
             n
              
             
            
           
           
            x
             
            
            
             n
              
             
            
           
          
        
         {\displaystyle y=\sum _{n=0}^{\infty }a_{n}x^{n}}
          
         
         
    
  で、その各係数が漸化式  
 
  
   
    
        
         
          
           
           
            a
             
            
            
             n
              
            
             +
              
            
             2
              
             
            
          
           =
            
           
            
             
             
              (
               
             
              n
               
             
              −
               
             
              p
               
             
              )
               
             
              (
               
             
              n
               
             
              +
               
             
              p
               
             
              )
               
              
             
             
              (
               
             
              n
               
             
              +
               
             
              1
               
             
              )
               
             
              (
               
             
              n
               
             
              +
               
             
              2
               
             
              )
               
              
             
            
           
           
            a
             
            
            
             n
              
             
            
           
          
        
         {\displaystyle a_{n+2}={(n-p)(n+p) \over (n+1)(n+2)}a_{n}}
          
         
         
    
  によって与えられるものの全体として得られる。上述の級数は漸化式に対してダランベールの収束判定法 を用いることにより、x  ∈ [−1, 1] において収束することが示される。この漸化式は勝手な a 0  および a 1  を初期値にとれる。それゆえ、二階方程式から生じる二次元の解空間が上記の冪級数解全体として得られるのである。通常は 
 
  
   a 0  = 1, a 1  = 0 のときの解
    
     
         
          
           
           
            F
             
           
            (
             
           
            x
             
           
            )
             
           
            =
             
           
            1
             
           
            −
             
            
             
              
              
               p
                
               
               
                2
                 
                
               
              
              
               2
                
              
               !
                
               
              
             
            
            
             x
              
             
             
              2
               
              
             
           
            +
             
            
             
              
              
               (
                
              
               p
                
              
               −
                
              
               2
                
              
               )
                
               
               
                p
                 
                
                
                 2
                  
                 
                
              
               (
                
              
               p
                
              
               +
                
              
               2
                
              
               )
                
               
              
              
               4
                
              
               !
                
               
              
             
            
            
             x
              
             
             
              4
               
              
             
           
            −
             
            
             
              
              
               (
                
              
               p
                
              
               −
                
              
               4
                
              
               )
                
              
               (
                
              
               p
                
              
               −
                
              
               2
                
              
               )
                
               
               
                p
                 
                
                
                 2
                  
                 
                
              
               (
                
              
               p
                
              
               +
                
              
               2
                
              
               )
                
              
               (
                
              
               p
                
              
               +
                
              
               4
                
              
               )
                
               
              
              
               6
                
              
               !
                
               
              
             
            
            
             x
              
             
             
              6
               
              
             
           
            +
             
           
            ⋯
             
            
           
         
          {\displaystyle F(x)=1-{\frac {p^{2}}{2!}}x^{2}+{\frac {(p-2)p^{2}(p+2)}{4!}}x^{4}-{\frac {(p-4)(p-2)p^{2}(p+2)(p+4)}{6!}}x^{6}+\cdots }
           
          
            
  および 
 
  
   a 0  = 0, a 1  = 1 のときの解
    
     
         
          
           
           
            G
             
           
            (
             
           
            x
             
           
            )
             
           
            =
             
           
            x
             
           
            −
             
            
             
              
              
               (
                
              
               p
                
              
               −
                
              
               1
                
              
               )
                
              
               (
                
              
               p
                
              
               +
                
              
               1
                
              
               )
                
               
              
              
               3
                
              
               !
                
               
              
             
            
            
             x
              
             
             
              3
               
              
             
           
            +
             
            
             
              
              
               (
                
              
               p
                
              
               −
                
              
               3
                
              
               )
                
              
               (
                
              
               p
                
              
               −
                
              
               1
                
              
               )
                
              
               (
                
              
               p
                
              
               +
                
              
               1
                
              
               )
                
              
               (
                
              
               p
                
              
               +
                
              
               3
                
              
               )
                
               
              
              
               5
                
              
               !
                
               
              
             
            
            
             x
              
             
             
              5
               
              
             
           
            −
             
           
            ⋯
             
            
           
         
          {\displaystyle G(x)=x-{\frac {(p-1)(p+1)}{3!}}x^{3}+{\frac {(p-3)(p-1)(p+1)(p+3)}{5!}}x^{5}-\cdots }
           
          
            
  を選び、一般解はこの2つの任意の線型結合 で与えられる。 
  p  が整数 ならば、2つの関数のいずれか一方はその和が有限個の項で終わる(p  が偶数 なら F  の、p  が奇数 なら G  の項がたかだか有限個である)。このとき関数はp -次多項式(もちろん全域で収束する)となる。また、この多項式はチェビシェフ多項式 に比例する。すなわち、 
 
  
   
    
        
         
          
           
           
            T
             
            
            
             p
              
             
            
          
           (
            
          
           x
            
          
           )
            
          
           =
            
          
           (
            
          
           −
            
          
           1
            
           
           
            )
             
            
            
             p
              
             
             
              /
               
              
            
             2
              
             
            
          
            
            
          
           F
            
          
           (
            
          
           x
            
          
           )
            
           
           
           
          
        
         {\displaystyle T_{p}(x)=(-1)^{p/2}\ F(x)\,}
          
         
        p が偶数の場合)
     
   
    
        
         
          
           
           
            T
             
            
            
             p
              
             
            
          
           (
            
          
           x
            
          
           )
            
          
           =
            
          
           (
            
          
           −
            
          
           1
            
           
           
            )
             
            
            
             (
              
            
             p
              
            
             −
              
            
             1
              
            
             )
              
             
             
              /
               
              
            
             2
              
             
            
          
            
            
          
           p
            
          
            
            
          
           G
            
          
           (
            
          
           x
            
          
           )
            
           
           
           
          
        
         {\displaystyle T_{p}(x)=(-1)^{(p-1)/2}\ p\ G(x)\,}
          
         
        p が奇数の場合)
    
    
  この記事は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示-継承 3.0 非移植のもと提供されているオンライン数学辞典『PlanetMath 』の項目Chebyshev equation の本文を含む