セーラーマーズの必殺技
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 05:21 UTC 版)
悪霊退散(原作漫画、テレビアニメ、実写、『Crystal』全てに登場。第一期以降) 原作では主に両手の間から火炎の塊を発生させて相手を焼き尽くす技。それ以外に退散札を相手に投げつけたり、複数の退散札と共に炎を纏って攻撃するパターンも存在する。原作番外編では「フォボス・ディモス!一心万宝・六根清浄、炎よわが手に!」の掛け声で技を発動させている。 テレビアニメでは退散札に九字(臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前)を念入れして相手に貼り付けることで相手の動きを封じる技。11話では自身に使用し、妖魔に石化された手を回復する。17話では一度に多数の札を妖魔キャメランに投げつけるも目のいい相手に全て撃ち落とされ、逆にマーキュリーとともに写真に封じ込められ敗北した。もともとセーラー戦士ではなく巫女としての自身が持つ能力であり、30話では変身前の姿で使用している。 アーケードゲームではテレビアニメ版オリジナルの新規アニメーションであり、口に2枚の退散札をくわえて一回転させた後、両腕にクロスして退散札を1枚ずつ持ち、「悪霊退散よ!」と唱えている。 実写では十数発以上の「悪霊退散」の魔除けお札を一瞬で投げつけ、妖魔にダメージを与える。テレビアニメ版と違って九字を唱えない。また、Act.8においてのみ原作と同じ、両手の間に発生させた火炎の塊を放つ攻撃。 『Crystal』では退散札から高熱の炎を発生させて円を描き、それを敵に向けて放つ技。また、複数発の赤い退散札を連射することができ、演出はテレビアニメでの悪霊退散とバーニング・マンダラーを合わせたような技となっている。Season IIIではテレビアニメ版と同様の効果となっている。 ファイヤー・ソウル(テレビアニメ無印以降) テレビアニメでのセーラーマーズの初期技。両手で印を結んで集中力を高め、両人差し指の先から1万度という超高熱の火の玉を創造し、螺旋の形にして放射する。放った火の玉は大きな渦巻状となって相手を攻撃する。初期のセーラーチームの攻撃における要となる技であり、他の戦士との合体技でも用いられた。ただし敵にかわされることもあり、また第37話では妖魔シャコウカイの蝋で固められてしまった。 劇場版Rではカンダン・バージョンであり、技の名とバンクを省略した、拳銃の抜き打ちのように、一瞬にして右手の人差し指の先から火炎の渦を放射する。また、ダブル・バージョンもあり、両人差し指の先から発生した火炎を両手に持ち、炎の舞を踊るように全身を回転させることで巨大な火の玉を多くの敵に投げつけて爆発させる。 激辛ファイヤー・ソウル(テレビアニメ『R』第51話より) レイが一度だけ使用した技で、厳密には必殺技に含まれない。うさぎがたっぷりカラシを塗ったサンドイッチを食べて火を吐く。 ファイヤー・ソウル・バード(テレビアニメ『R』前半) 念入れした退散札をファイヤー・ソウルで焼き、炎の鳳凰ような式神を創り出す技。破壊力そのものは元技と変わらないが、相手の攻撃を避けるように飛んで相手にむかって行く。 スーパーファミコン版の対戦格闘ゲームでは合わせた両人差し指から火の鳥を飛び出し、相手を燃やしてダメージを与えられる。 バーニング・マンダラー(原作、テレビアニメ、実写、『Crystal』全てに登場。実写以外では第二期(『R』)より) 原作では左手のひらから燃える曼荼羅絵の炎で敵を爆破する。 テレビアニメでは光り輝く炎を帯びた左手の人差し指で自身の周りに大きな円陣を描いた後、梵字を刻んだ八つの燃える円で構成される曼荼羅絵に変化し、さらに曼荼羅絵の炎の力を両手に集中させ、一瞬にして両手から連続して発射する八つの凄まじい炎のエネルギーリングで敵を縦横に切り刻む。 実写では両腕を顔の前に振り回して召喚した八つの白い円板が金属製の曼荼羅絵に変化したあと、炎の力を胸前の合せる両手に集中させ、さらにしゃがむ姿勢で右手のひらから曼荼羅絵の燃え盛る炎とともに一気に放ち、敵を焚き付ける。 『Crystal』では炎を発生した左手で反時計回りに大きな炎の円陣を描いた後、八つの大きな火の玉を囲む曼荼羅絵が浮かび、さらに両手を前方に伸ばしたあと、八つの火の玉を敵に向けて飛び出し攻撃する。Season IIIではテレビアニメ版の演出が概ね引き継がれており、炎のエネルギーリングから大きな火の玉に変更されている。 蛇火炎(マーズ・スネイク・ファイヤー)(原作第三期、テレビアニメ『S』OP、『Crystal』) 原作ではプラネット・パワーで強化された技。顔の前で両腕をクロスした姿勢で、炎の蛇を呼び出し、相手を絡めとり、焼き焦がす。 テレビアニメでは『S』のOPにのみ登場し、本編未使用。まずしゃがむ姿勢で、そして横向きに立ったまま左手の人差し指から鋭い牙の付いた灼熱の炎の大蛇を放ち、相手に向けて攻撃する。 スーパーファミコン版の対戦格闘ゲームと『ANOTHER STORY』では顔の前で両腕をクロスした姿勢で、地を這う蛇頭の形の炎が相手に纏わり付く技。この技の強化版「マーズ・スネイク・フレア」もある。3DO版の対戦格闘ゲームでは顔の前で両腕をクロスした姿勢で、自身から発生した炎の蛇のような赤いオーラで相手を燃やしてダメージを与えられる。 『Crystal』では右手の人差し指と中指に合わせた指先で炎を灯し、召喚した蛇の式神が自らに憑依した状態で一回転させた後、右手のひらから大きな蛇形の炎を放ち、敵に食らいつく。 マーズ・フレイム・スナイパー(原作第四期、テレビアニメ『SuperS』、『Eternal』) 原作では破魔矢の形をした「マーズ・アロー」を使って相手を射抜く攻撃。 テレビアニメでは右手のひらが浮かび上がったマーズの紋章から発生した揺れる灼熱の烈火を炎の弓と大きな紅い光の矢に具現化して、標的を狙ったあと、炎の力を凝縮して射撃する。射抜く光の矢は回転させる状態で、敵を焼き貫く。原作と同じで、セーラーマーズ自身の成長によって、全身の気力と霊力を集中させる必要がある。また、テレビアニメ152話・161話と対戦格闘ゲームなどでは灼熱の光の矢が命中した相手を焼き尽くす力を秘めている。ただし、矢なので風には逆らえず吹き返した時に自分が黒こげになることもある。特にスーパーセーラーマーキュリーの必殺技「マーキュリー・アクア・ラプソディー」との合体技で頻繁に用いられる。 『Eternal』ではテレビアニメ版の演出と原作の設定が混ざっており、燃え盛る炎を纏う弓を構えてから、マーズ・アローを使って一気に敵を射抜く攻撃。炎の弓には弦が追加されている。 妖魔退散(実写) 原作の悪霊退散と同じ技。両手の間に発生させた高熱の炎の球を敵妖魔目掛けて投げつけ、焼き尽くす。戦士の力覚醒の際、火炎放射器のように大きな激しい火炎を発射する。2発以上の連射攻撃が可能。 お札ハリケーン(ゲームのみ) 「悪霊退散」のお札を頭上に挙げ、それと同時に複数のお札を自身の周りに舞い上がり、接近する敵を吹き飛ばす。 ランニング・ファイヤー(アーケードゲームのみ) アーケードゲームのオリジナル必殺技である。「激しい炎の星! 我が守護火星よ!」と念を込め、真っ赤な火炎の柱を左腕から引き出し、全速で疾走させて攻撃する。 破邪炎舞脚(ゲームのみ) 地面についた片手を軸に回転しながら、敵を蹴り飛ばす。 バーニング・ストーム(ゲームのみ) 「悪霊退散」のお札を頭上に挙げ、前方に巨大な赤い炎の竜巻を起こす技。 ファイヤー・ヒール・ドロップ(ゲームのみ) 前方に高速回転しながら踵を振り下ろす。強ボタンなら相手をハイヒールからの火炎で焼くことができる。 マーズ・スネイク・フレア(ゲームのみ) 蛇火炎(マーズ・スネイク・ファイヤー)の強化版。蛇火炎とは違い、徐々に軌道が上昇していくのが特徴。 スピニング・レイブン(ゲームのみ) フランケンシュタイナー(ゲームのみ) 掴み技のひとつ。横スクールアクションでは投げ、対戦格闘ゲームでは地面に叩き付けてダメージを与える。対戦格闘ゲームでは空中で掴むことも可能。 百裂ビンタ(ゲームのみ) 掴み技のひとつ。掴まれている間は脱出できない。
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