ストーンヘンジ破壊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 14:37 UTC 版)
「大陸戦争 (ACE COMBAT)」の記事における「ストーンヘンジ破壊」の解説
3月14日、長らくエルジア当局の監視下にあったストーンヘンジ開発に携わった技術者とその家族が、ストーンヘンジに関する情報提供を見返りにISAF加盟国への亡命を望み、民間旅客機のエアイクシオン701便・702便 でサンサルバシオンから脱出した。離陸時のトラブルで701便の機長は負傷し、副操縦士が操縦することになった。また何らかの理由で客室の気圧が保てず、702便が高度23000フィートで飛行していたのに対して、701便は6000フィートでの飛行を余儀なくされた。ISAFは両旅客機の救出と護衛を目的としたノアズアーク作戦を開始し、メビウス1を単機で護衛に向かわせた。両旅客機はチョピンブルグ北部にてエルジア空軍の戦闘機部隊に捕捉されたが、救助に向かったメビウス1によってエルジア軍機の追撃は妨害され、両旅客機は無事にISAF勢力圏まで避退することに成功した。技術者たちは軍医によって健康であることが確認され、亡命受け入れについてはISAF加盟国のいくつかが前向きな姿勢を示した。また技術者たちによってストーンヘンジに電子妨害装置が設置されていることが判明した。 エルジア軍が管理するストーンヘンジには組織上のトラブルを抱えていた。ストーンヘンジの運用と近接防空はミサイル防空軍が担当していたが、その周辺地域は空軍が防衛を担当していた。しかしミサイル防空軍の前身であるミサイル防空局は空軍の下部組織であり、空軍の中でも左遷された将校が行く部局であったため、ミサイル防空軍への昇格によって将兵たちの空軍への恨みと縦割り行政によって双方の機能は硬直化した。また、ストーンヘンジの砲撃によって空軍機を巻き込み墜落に至らせた事件が決定打となり、空軍はストーンヘンジ防衛のために駐留していた空軍機を大幅に削減した。施設防衛には黄色中隊のような少数の精鋭部隊に担当させたが、入れ替わりも激しくその防衛力は完全ではなかった。 ISAFは大陸南東においてわずかに前進し、スコフィールド高原やザップランドを勢力圏に収めることに成功した。しかしストーンヘンジを破壊しなければ本格的な戦線の押し上げは不可能であった。ISAFはストーンヘンジが、軌道が単純な隕石を迎撃するために開発されたものであるため、高速かつ軌道の予測が困難な少数の戦闘機なら接近が可能であると結論付けた。4月2日、ISAFはストーンヘンジの破壊を目的としたストーンクラッシャー作戦を開始した。本作戦でISAF司令部は出撃機の40%を喪失すると覚悟していた。ISAF機はロスカナスから出撃し、空中給油を受けつつストーンヘンジに接近した。ストーンヘンジは砲弾を発射して対空迎撃したものの、ISAF機は高度を下げて対抗した。ストーンヘンジの中央に設置された電子妨害装置がミサイル攻撃を阻害したが、メビウス1によって破壊された。またストーンヘンジの各砲台もユリシーズの落着で稼働停止していた第4号砲を除きすべてが破壊された。 黄色中隊が根拠地とするサンサルバシオンの野戦滑走路はレジスタンスの破壊工作によって一部が爆破され、黄色中隊の出撃が遅れた。黄色中隊が到着した時点でストーンヘンジは完全に破壊されていたものの、黄色中隊はISAF機と交戦した。戦闘の結果、メビウス1によって同隊の2番機が撃墜され、パイロットの「黄色の4」が戦死した。「黄色の4」が搭乗していた機体はレジスタンスが滑走路を爆破した際にエンジンを損傷しており、「黄色の4」自身も軽傷を負っていた。この戦闘からメビウス1はエルジア軍の間で搭乗機体にマーキングされていた「メビウスの輪」がリボンのように見えたことから、「リボン付き」といった異名と共に恐怖の対象となった。一方でISAFサイドのメディアは「一機の戦闘機がストーンヘンジを破壊した」とメビウス1の功績を報じた。東部のISAFは5月初頭までにペイトン半島を勢力圏に収め、ロスカナスから南西の地域でも戦線を前進させた。
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