サボテンの花言葉とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 日本語表現辞典 > サボテンの花言葉の意味・解説 

サボテンの花言葉

サボテンの花言葉は「枯れない愛」「燃える心」「偉大」「優しい心」などがある。

サボテン花言葉の由来

#原産地過酷な環境からつけられた説
サボテン原産地南北アメリカ大陸高山地帯赤道付近、及びガラパゴス諸島である。これらの地域降雨量非常に少ない乾燥した環境という共通点があり、日中気温急激に上昇する。他の植物ならすぐに枯れてしまう過酷な環境でも大きく育つ様から「枯れない愛」「偉大」などの花言葉つけられた。「情熱」も乾燥した砂漠地帯逞しく育つサボテンの姿からつけられ花言葉である。また、トゲだらけの姿の中から鮮やかな色合い美し花を咲かせるため、「燃える心」「優しい心」などの花言葉用いられるようになった

#見た目ギャップ由来になった
サボテンには「ひとときの美」「美し眺め」などの花言葉つけられているが、これはトゲだらけの姿には不釣り合いなほどに美し花を咲かせる様から来ている。肉厚は他の植物にはほとんど見られない姿であること、無数のトゲの中から美し花を咲かせることなどが花言葉由来だ。品種によっては海藻のような長く伸びた形であり、その先端部分に鮮やかな色の花を咲かせる花の姿大きなギャップがあり、思わず目を向けてしまうことも花言葉由来である。

#強い香りから来ている説
月下美人など一部品種は虫ではなく嗅覚が強いコウモリ受粉をさせているため、むせ返るほどの強い香り放つ。強い香りを吸うと目まい感じることから「幻惑」「誘惑」など人の心を惑わす意味の花言葉つけられたとされている。香水使って男性惹きつける娼婦の姿をサボテンの花準えた説もある。

#保水力の強さ称えた
サボテン降雨量少な乾燥した環境で育つ植物なので、緑色部分大量水分蓄えられている。砂漠旅する人がサボテン切り取り搾り取った飲んで喉の渇き癒したことから「偉大」の花言葉つけられた説もある。喉の渇き苦しむ人の命を救ったサボテン偉大な存在であると、その強い保水力を称賛したことが花言葉由来になっている

サボテンの英語の花言葉

サボテンの英語の花言葉は「endurance忍耐)」「ardent love燃えるような愛)」「grandeur雄大、偉大)」「warmth優しさ暖かさ)」などがある。いずれも過酷な環境で育つサボテン特徴由来である。

サボテン色別の花言葉の解説

サボテンの花の色は品種によって様々であり、赤色白色黄色橙色など種類は多い。「燃える心」は鮮やかな赤色橙色の花が燃え上がる炎を連想させることからつけられ花言葉だが、色が持つ意味に基づいた花言葉存在しない西洋では黄色に裏切り」「強欲」などネガティブな意味を持たせているが、これはキリスト裏切ったユダの服が黄色だったことや、金貸しなどの商業を営むユダヤ人信仰するユダヤ教シンボルカラー黄色であることに由来している。そのため、キリスト教広まっている欧州においては黄色の花を贈り物にするのは失礼な行為とされている。サボテン例外ではなく黄色花を咲かせる品種扱わない地域少なくない

中国では金運上昇させる色として黄色珍重されていることから、黄色花を咲かせるサボテン贈り物最適とされている。特に商売行っている人へ贈るのは最上級敬意とされ、会社設立などのお祝い用いられることも珍しくない赤色桃色女性恋心を示す色とされ、花言葉恋愛に関するものが多い。サボテンの花にも「枯れない愛」「一途な心」などの花言葉つけられている。サボテンの花赤色桃色など赤系統の色が多く黄色橙色の花も赤みがかっていることが多い。そのため、花が咲いているサボテンを贈るのはプロポーズ一種解釈される日本では全般的な花言葉である「優しい心」「偉大」などの意味扱われるが、西洋では恋愛に関する意味の花言葉解釈されることが多い。

透き通るような白色花を咲かせる月下美人花の色から「儚さ」「純真」の花言葉つけられている。白色は他の色に染まっていない清らかな色であり、そこから清純無垢の意味を持つようになった。他の色に染まっていない、すなわち他からの影響受けていないという意味で「奥ゆかしい」「慎み深い」などの花言葉用いられることもある。結婚前女性へ贈り物相応しい花とされているが、一方で妖艶感じられるほどの美しさから男性惑わす花と見なされることもあるため、地域によっては未婚女性へ贈るのは失礼な行為だ。

サボテン本数別の花言葉の解説

サボテンには花の本数による固有の花言葉存在しないサボテン鉢植えで贈るのが普通であり、切り花花束にして扱うのは稀である。花束にする場合は花の種類問わない本数に基づく花言葉当てはめることになる。10程度少数花束なら敬愛する人への感謝故人悼む気持ちを示す意味になり、50本以上の大きな花束プロポーズなど愛の告白意味する一方で16本は「不安な愛」、17本は「絶望の愛」と、本数によってはネガティブな意味になる。

サボテンの怖い花言葉

サボテンは無数の鋭いトゲを持つ植物だが、禍々しい見た目反して怖い意味の花言葉存在しない。しかし、品種によってはネガティブな意味に解釈できる花言葉つけられている。赤色桃色などの鮮やかな色合い花を咲かせるクジャクサボテンには「快楽」の花言葉がある。トゲだらけのサボテンから綺麗な花を咲かせる様が苦痛から解放され喜び見えることからつけられ花言葉だが、快楽には節制怠り欲望のままに動くというネガティブな意味もある。そのため、花が咲いたクジャクサボテンは贈る相手を選ぶと言えるクジャクサボテン一種である月下美人太陽沈んだ夜に花を咲かせることから「儚い美」「艶やかな美人」などの花言葉用いられている。

幻想的な美しさを持つ花だが、一方で夜に咲くことや強い香り発することから人を惑わす魔力を持つとも言われていた。夜の闇の中で妖しく輝く花は男性の心を惑わすとして、娼婦の花と呼ばれたこともある。夜に咲いて昼にしぼむ様から「美人薄命」の語源にもなった花であり、病人高齢者に贈るのは相応しくないとされている。サボテントゲだらけの姿から魔除け効果があると信じられていた。原産地アメリカ大陸では病気事故など災いから身を守るため、サボテンを家に置く風習があった。欧州でもトゲが持つ攻撃的なイメージから戦いシンボルとして扱われ戦士が着る鎧のデザイン使われたこともある。

反面トゲだらけの姿の中に綺麗な花が咲く様が人心惑わす悪魔の所業忌み嫌われたこともある。サボテンの花品種によってはむせ返るほどの強い香りを出すため、この香りが人を惑わす信じられていた。現在でも一部地域では「幻惑」「誘惑」など人の心を惑わすネガティブな意味の花言葉用いられている。「偉大」という言葉は怖い意味を持たないものの、畏怖対象にも用いられるためネガティブ解釈されることがあるサボテン恐竜生きていた時代からほとんど形を変えず繁殖した古い植物であり、その点から「偉大」の花言葉つけられた。また、全身トゲで覆う攻撃的な姿に対す恐怖心花言葉由来になったとの説もある。

一方でサボテンは鋭いトゲを持つものの、自分から近づかない限り危険ではない。その点から「恐怖ではなく「偉大」が用いられと言われている。



花言葉内容諸説あります



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

サボテンの花言葉のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



サボテンの花言葉のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2024実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS