サイロン・ベーススター
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サイロン・ベーススターは、米国のSFテレビドラマ『宇宙空母ギャラクティカ』シリーズに登場する架空の宇宙戦闘艦で、人類の敵となる組織サイロンが運用し、敵母艦として登場する。オリジナルシリーズとリ・イマジニングシリーズでは外観が異なる。
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- ^ タイガー級に対抗して建造されたソーサーブロックを張り合わせた様な構造を持つ直径1800mの大型駆逐艦。72°角で連装メガパルサーカノンを主砲として装備している。ただし、前述の砲配置のため、火力の集中性において難点があったとされる。BATTLESTAR GLACTICA TECH=MANUALより。
- 1 サイロン・ベーススターとは
- 2 サイロン・ベーススターの概要
- 3 関連項目
サイロン・ベーススター
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「サイロン・ベーススター」の記事における「サイロン・ベーススター」の解説
現在の主力となっているのはハデス級とされる。船体直径1768m。サイロンレイダーの母艦及び惑星攻略のための移動基地といった扱いであり、サイロンセンチュリオンにより運用され、サイロンセンチュリオン上位機種(指揮官クラス)あるいはILシリーズドロイドが艦長として指揮にあたる。また、人間であるバルターが指揮官として座乗しコロニアル船団を執拗に追跡した。最高権力者であるサイロン総統が座乗し指揮をとる艦もあるが、外形及び性能において他の艦との違いは見当たらない。 バルター曰く「ベーススターの戦力はサイロンレイダー4個中隊(80機程度)と同等」らしい。武装については、北天および南天に装備されているメガパルサー砲、船体各所のレーザー砲塔及びミサイルランチャーを多数装備。軌道上から惑星表面への艦砲射撃も可能。バトルスターを護衛するタイガー級コロニアルデストロイヤー(大型駆逐艦)の攪乱攻撃に手を焼くようになってからは、タルタラス級ガンシップの護衛を必要とした。 空母能力については、上下の円盤型構造物部分が艦載機の格納庫となっており内部には300を超えるサイロン・レイダーを格納可能である。円盤部分には四方に大きな溝があり、この溝の奥・艦中央部に艦載機発着口がある。このハッチが回転しレイダーが発進する。通常は上部円盤外側の発進口から発進し下部円盤内側の着艦口に着艦する。 ベーススターの武装・空母能力両面を単純に比較した場合人類側のバトルスターを上回っているが、劇中での戦闘ではスペック上での圧倒的な能力の差は感じられない。 内部構造について、詳細は不明であるが、艦載機格納庫から艦中央部の円形吹抜通路を梯子で下って(あるいは上って)いくと、コンピュータルームや兵器コントロールルーム・指揮官ルームなどがある。乗員が全てロボットであるため、福利厚生施設や生活関連施設は存在しない。その余剰分が艦載機の格納・武装区画に充てられている。
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サイロン・ベーススター(第一次サイロン戦争時)
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「サイロン・ベーススター」の記事における「サイロン・ベーススター(第一次サイロン戦争時)」の解説
第一次サイロン戦争で使用されたベーススターはオリジナルシリーズのものとほぼ同様の外観で、人類に反抗したサイロンにより開発・建造された最初の宇宙母艦である。サイロンセンチュリオンにより運用され、回転しながら推進する。レイダーの搭載能力なども同様と推測される。ただし、武装はミサイルランチャーがメインとなる。
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サイロン・ベーススター(第二次サイロン戦争時)
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「サイロン・ベーススター」の記事における「サイロン・ベーススター(第二次サイロン戦争時)」の解説
第二次サイロン戦争勃発時に現れたベーススターは、第一次戦争時から進化しベーススター自体が単なる「艦船」ではなく有機部品が多用された機械と生物の混成構造の艦となっていた。艦のスケールについては明示されていないが、マーキュリー級バトルスターと比較すると同じか若干小さめである。また、コロニアル艦船と比較して高性能なFTLドライブが装備されており、連続ジャンプ能力や長距離ジャンプ能力については一日の長がある。全長2100m。 乗員は、中枢となるハイブリッドをはじめ、人間型サイロンやセンチュリオンなどが多数乗り込んでおり、具体的な指示系統としては、人間型サイロンの指示を受けた艦中枢となるハイブリッド体が、ベーススター艦体を制御し行動する、あるいは艦載機型サイロンに発進指示を出すというシステムである。しかし、この中でもハイブリッドは人間型サイロンだけではない何らかの存在に行動の影響を受けており、自律的に行動することもある。 このハイブリッドが死亡した場合、艦全体も機能を停止する。また、有機部品も多く使われているため、細菌感染などの生物的災害が発生した場合も、生物と同様に「病気」にかかってしまう。このように病気にかかり機能不全に陥った場合は、しばらく後に自爆する。 武装はミサイルのみと思われるが、ランチャーはかなりの数が設置されており連射も可能である。核ミサイルの使用も可能であるが、核爆発の電磁パルスが艦載機及びドラディス機能に影響するため、使用はある程度制限される。ランチャーは上下のY字状構造物各先端から中部付近に多数点在しており、先端部分が各方向に向いているため死角はない。 このことから、単艦での長距離戦闘ではバトルスターを圧倒するものと考えられるが、対空機関砲等近接防御兵装が確認できないことから至近距離での戦闘には向かないと思われる。このため、個艦の懐に潜りこまれた場合でも他の艦が対応できるよう、1目標を複数のベーススターで包囲し集中攻撃する戦法を取ることが多い。 空母能力については、サイロン・レイダーをVLSのごとく艦体の中に縦に埋め込むような形で多数格納しており、必要に応じてばらまくように大量射出する。また、レイダー自身が無人機であり、兵員の居住施設が必要ないことからベーススター内部の大部分がその格納スペースにあてられており、搭載機数はバトルスターをかなり上回っている。格納スペースは、上下構造物の中部から根元・艦中央部付近に設けられている。
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