防御兵装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 09:44 UTC 版)
「可変戦闘機 (マクロスシリーズ)」の記事における「防御兵装」の解説
SWAG エネルギー転換装甲 電気エネルギーを流し、装甲の分子結合を強化させることにより防御力を向上させる。マクロス由来のオーバーテクノロジーを応用している。VF-0 フェニックスを始めとする2000年代の機体はエンジン出力の都合上、バトロイド形態でしか稼働できなかったが、出力が向上した2050年代のYF-24系列機などは、全形態で稼働可能となっている。『マクロス ゼロ』では「SWAG」をそのまま「エスダブリュエージー」と呼んでいる。『マクロス・ザ・ライド』のスペック表では「SWGA」と表記している。 アクティブ・ステルス 機体形状によらずレーダーを欺瞞する技術。消費電力が大きいため、常にフル稼働させられるわけではない。『マクロス ゼロ』のSV-51やVF-0の時点で存在した技術だが、レーダー技術・ステルス技術の双方が発展しているため、いたちごっこが続いており『マクロスプラス』のYF-19、YF-21では第三世代型アクティブ・ステルスが搭載されている。 ピンポイント・バリア OTMの一つで「PPB」と略される。範囲は非常に狭いが、エネルギー転換装甲を上回る高い防御力を得る。当初は艦艇にしか搭載できなかったが、2040年にはAVF計画のYF-19・YF-21を発端にVFにも搭載されるようになる。消費エネルギーの大きさから使用時間には制限があり、常時展開できるわけではない。また、拳や近接武器に纏わせることで攻撃に転用することも可能である。VFの中でトップクラスのエンジン出力を持つVF-27と「YF-29 デュランダル」では、ファイター形態時にエネルギー転換装甲と同時使用することで、短時間だけ通常時の耐熱限界速度(マッハ5程度)を超えるマッハ10近い速度まで加速することができる。 チャフ / フレア / スモーク 精密誘導兵器の欺瞞、敵の視界攪乱を目的とするソフトキル。現用機のそれと基本的に同じ機能である。 シールド VF-11で初めて標準装備された防御装備。ファイター形態時は装甲の一部だが、バトロイド形態では左腕に装備され、エネルギー転換装甲が起動し攻撃を防ぐことができる。AVF以降ではピンポイントバリアを表面に展開することで防御力を向上させることも可能になっている。VF-31の場合は前腕部となる内翼下面の装甲板がシールドとなり、Sv-262の場合は左前腕に位置する短尾翼が2枚に開いてシールドを形成する。 対光学兵器用気化装甲 VF-19、VF-25、VF-171に使用されている特殊装甲。機体の装甲表面に特殊な塗料が塗布されており、レーザーなどの光学兵器によるダメージを抑える。皮膜が気化することでエネルギーを減衰させるため、同じ箇所に連続して照射されると、効果が失われる。
※この「防御兵装」の解説は、「可変戦闘機 (マクロスシリーズ)」の解説の一部です。
「防御兵装」を含む「可変戦闘機 (マクロスシリーズ)」の記事については、「可変戦闘機 (マクロスシリーズ)」の概要を参照ください。
- 防御兵装のページへのリンク