ゴーオンウイングス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 07:20 UTC 版)
「炎神戦隊ゴーオンジャーの登場人物」の記事における「ゴーオンウイングス」の解説
GP-16から登場。ゴーオンジャーよりも前に炎神のパートナーとして選ばれた2人の戦士。その正体は、ヒューマンワールドで負傷して身動きが取れなくなっていたトリプターとジェットラスの心の声を聞き取って救出した須塔兄妹である。ヒューマンワールドに迫るガイアークの脅威を聞いた2人は、マシンワールドにて戦士としての厳しい訓練を積み、戦闘のプロとなる。ゴーオンジャーとは同じガイアークと戦う者同士共闘関係にあり、明確な決裂・対立こそないものの、実力の格差や性格、意識の不一致などから摩擦が起きることもしばしば。 須塔財閥の後継ぎとしてセレブ家庭に育っており、普段は海の見える別荘を拠点とするなど、ゴーオンジャーとは別行動を取っている。そのためギンジロー号でその日暮らしの生活を送るゴーオンジャーとは、金銭感覚が全く違い、ゴールドカードで買い物を済ませている。 一度炎神たちと別れてからは再びセレブな生活を送るが、後に炎神たちと再会、その後はゴーオンジャーや炎神たちとともにガイアークの残党を倒すために異世界を渡り歩いている。 集合時の口上は「テイクオフ! ゴーオンウイングス!」、勝利後は「ゴーオンウイングス、タッチダウン!」である。ただし、『BUNBUN!BANBAN!劇場BANG!!』や走輔が瀕死になったGP-36での名乗りの際にはゴーオンジャーの口上である「正義のロードを突き進む!炎神戦隊ゴーオンジャー!」をゴーオンジャーとともに名乗っている。 須塔兄妹の名字には管制「塔」の漢字、名前には羽の文字がそれぞれ含まれている。また、須塔兄妹の名前は大・羊・羽の3文字の組み合わせで構成されている(翔→羊+羽、美→羊+大)。 『ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』では過去に拳聖の一人、ゴリー・イェンから獣拳を学んでいたことが明かされる。 須塔 大翔(すとう ひろと) 演 - 徳山秀典、少年時代 - 江原省吾(GP-44) 須塔兄妹の兄。一人称は「俺」。冷静沈着かつクールな性格と論理的な思考の持ち主で、少し気障な一面もあるが、根は面倒見がよく、思慮深い兄貴肌な人物である。オープニングクレジットでのキャッチフレーズは「フィロソファー(PHILOSOPHER / 賢人)」。 得意とするボクシングの鍛錬を日々欠かさず、ボクシング以外でも、運動・学問・料理などあらゆる分野を完璧にこなす多才な人物で、多くの分野からスカウトを受けていた。しかし本人はそのような生活を良くは思っておらず、自分と美羽しかできないこと(「オンリーワンのときめき」)をすると心に決めており、ボエールとの出会いをきっかけに戦う道を選んだ。常人を遥かにしのぐ第六感の持ち主でもあり、特にガイアーク出現などの危機に対してはボンパー以上に素早く、そして正確に察知することができる。一方で、妹である美羽の身に危険が及んだ際には、普段の冷静さを失い、短慮な行動に出てしまうこともある。 幼少のころ、祖父から聞かされていた怪談話が原因でお化けが大の苦手となってしまい、現在でもお化けに遭遇した際には、パニックを起こしたり、子供のように怯えきってしまうほど、唯一の弱点となっていたが、後に早輝に叱咤されたおかげで克服する。 登場当初は高慢で完璧主義者のような振る舞いを見せており、未熟なゴーオンジャーの面々を快く思わず、力を貸すことはあっても、基本的に見下すような言動が多かった。しかし幾度に渡る共闘や、時にゴーオンジャーから力を借りたことで窮地を乗り切ったことなどをきっかけに次第に彼らの力を認め、態度を軟化させると共に、コミカルな言動など砕けた一面も見せるようになっていく。ゴーオンゴールド 声 - 徳山秀典、スーツアクター - 渡辺淳 須塔大翔が変身する戦士。名乗り文句は「ブレイク限界!」。 相手の先を読む冷静な戦いを得意とし、自身と武器の限界を引き出して戦い、ボクシング殺法や空中攻撃を駆使する。 須塔 美羽(すとう みう) 演 - 杉本有美、少女時代 - 吉田愛里(GP-44) 須塔兄妹の妹。一人称は「私」。気になることに対しては確かめずにいられない好奇心旺盛な性格で、人や物に魅力を感じた際は「キラキラ(している)」と表現する。フラワーアレンジメントを趣味とする。オープニングクレジットでのキャッチフレーズは「ラブリーセンセーション(LOVELY SENSATION)」。 兄である大翔同様に遥かに常人を凌ぐ第六感や危機察知能力などの鋭い感覚を持っており、これによって炎神たちの心の声を聞き取ったり、ボンパー以上にガイアーク反応を察知することが可能。大翔を「アニ」と呼び、「キラキラのアニ」だと自慢して全幅の信頼を置いている一方、走輔について「キラキラしている」と口にするなど彼に気があるような節も見せている。また、範人の女装を見て「あんな妹がいてもいい」と口にした大翔の頬をひねりあげたり、大翔が早輝の姉の早苗に惚れかけた際には大翔の耳をつかんで力ずくで制止したりと、意外とやきもち焼きである。 大翔と同様、お化けが唯一の弱点であるが、大翔ほどパニックになることはない。学校に通った経験がないため、学生生活に憧れている。「G3プリンセス」のラブリー担当でもある。 『空飛ぶ幽霊船』、『ゴーカイジャー』にもゲスト出演。ゴーオンシルバー 声 - 杉本有美、スーツアクター - 野川瑞穂 須塔美羽が変身する戦士。名乗り文句は「キラキラ世界!」。 合気道をはじめとした華麗な体技は様々な実力を持ち、それを応用した戦いを得意とし、アクロバティックで華麗な動きから相手の急所をつくテクニカルな戦い方を行う。レギュラーとしては、スーパー戦隊史上初の女性追加戦士かつ女性シルバー戦士である。
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