キチョウとは? わかりやすく解説

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き‐ちょう〔‐チヤウ〕【×几帳】

読み方:きちょう

寝殿造り室内調度で、間仕切り目隠しに使う屏障具(へいしょうぐ)の一。土居(つちい)という台の上2本の柱立てて横木をわたし、それに夏は生絹(すずし)、冬は練絹(ねりぎぬ)などの帷子(かたびら)をかけたもの。高さは5尺と4尺とがある。

几帳の画像

き‐ちょう〔‐テウ〕【基調】

読み方:きちょう

思想行動・学説・作品など根底にある基本的な考え傾向。「国際協調を—とする外交

絵画装飾などで、その中心となっている色。「青を—とした作品

主調(しゅちょう)1


き‐ちょう〔‐チヤウ〕【帰庁】

読み方:きちょう

[名](スル)外出先や出張先から役所帰ること。「—して復命書提出する


き‐ちょう〔‐テウ〕【帰朝】

読み方:きちょう

[名](スル)外国から帰ってくること。帰国。「欧州訪問から—する」「—報告


きちょう〔キテウ〕【帰潮】

読み方:きちょう

佐藤佐太郎第5歌集。昭和27年1952)刊。同年第3回読売文学賞詩歌受賞


き‐ちょう〔‐テウ〕【帰潮】

読み方:きちょう

引き潮のこと。

[補説] 書名別項。→帰潮


き‐ちょう〔‐チヤウ〕【機長】

読み方:きちょう

航空機乗員中の最高責任者運航中業務に関して指揮・監督する。ふつう民間機では正操縦士兼ねる。


き‐ちょう〔‐チヤウ〕【記帳】

読み方:きちょう

[名](スル)

帳簿事項数字など記入すること。「売上高を—する」

参会者が名簿などに署名すること。「受付で—する」

「記帳」に似た言葉

き‐ちょう【貴重】

読み方:きちょう

【一】[名](スル)とうとびおもんじること。非常に大切にすること。

主人の尤(もっと)も—する命が」〈漱石吾輩は猫である

【二】形動[文]ナリ非常に大切なさま。得がたいのであるさま。「—な時間を割く」「—な体験

「貴重」に似た言葉

き‐ちょう〔‐テフ〕【黄×蝶】

読み方:きちょう

シロチョウ科チョウ。翅(はね)の開張4.5センチ。翅は黄色く、夏型では前翅の黒い縁どりが目立つ。幼虫食草はハギ・ネムノキなど。東北地方南部から南に普通にみられる。《 春》

黄蝶の画像

几帳

読み方:キチョウ(kichou)

几すなわち手といわれるものに、帳をかけ目隠しとか蔽いしたもの


黄蝶

読み方:キチョウ(kichou)

シロチョウ科チョウ

学名 Eurema hecabe


黄蝶

読み方:キチョウ(kichou)

一種

季節

分類 動物


黄鳥

読み方:ウグイス(uguisu), キチョウ(kichou)

ウグイス科小鳥古くからおめでたいとして親しまれホーホケキョ」と美しい声で鳴くことで知られる

季節

分類 動物


キチョウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/08 10:36 UTC 版)

キチョウ
市街地で菊を吸蜜するキチョウ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: チョウ目(鱗翅目) Lepidoptera
: シロチョウ科 Pieridae
亜科 : モンキチョウ亜科 Coliadinae
: キチョウ属 Eurema
: キチョウ E. hecabe
学名
Eurema hecabe
(Linnaeus1758)
英名
Common Grass Yellow
亜種
  • E. h. albina
  • E. h. amplexa
  • E. h. biformis
  • E. h. brevicostalis
  • E. h. contubernalis
  • E. h. diversa
  • E. h. hecabe
  • E. h. hobsoni
  • E. h. kerawara
  • E. h. latilimbata
  • E. h. latimargo
  • E. h. mandarina
  • E. h. nivaria
  • E. h. oeta
  • E. h. phoebus
  • E. h. solifera
飛翔の40倍高速度撮影

キチョウ(黄蝶、Eurema hecabe)は、シロチョウ科キチョウ属に分類されるチョウの一種。日本では草原、道端や市街地などでごく普通に観察できる。

従来「キチョウ」とされていたは、キチョウ(ミナミキチョウ、奄美群島以南の南西諸島に分布)とキタキチョウEurema mandarina、本州の岩手、秋田県以南[1]~南西諸島に分布)の2種に分けられることになったが、外見による識別は困難[2]

形態・生態

前翅長は20-27 mmで、近縁のモンキチョウよりもやや小さい。は黄色で、雄の方が濃い色をしている。前翅、後翅とも外縁は黒色に縁どられ、裏面に褐色の斑点がある。夏型と秋型があり、前者は外縁の黒帯の幅が広いが、後者は黒色の縁が先端に少し残るか、もしくはない。成虫は年に5、6回発生し、越冬も行う。早春には活発に飛び回る姿が見られる。

は幼虫の食草の若葉や新芽に1個ずつ丁寧に産み付けられる。大きさは1 mmほどで乳白色。孵化直前には黄がかったクリーム色に変色する。形はシロチョウ科に共通する紡錘形で、縦に細かい条線が走る。

幼虫食草ネムノキハギ類メドハギなど)のマメ科植物[3]

分布

アフリカ中部以南、インドから東南アジア、そしてオーストラリアと世界的にも広く分布し、地域によって多様な亜種がある。日本においては、本州(岩手、秋田県以南)、四国九州南西諸島に分布する。

近縁種

ツマグロキチョウ Eurema laeta
インドから東南アジア、南はオーストラリアまで広く分布する。日本産の亜種 E. laeta betheseba は、東北(宮城県)以南の本州、四国、九州に分布するが近年その数を激減させており、環境省のレッドデータブック危急種の絶滅危惧II類 (VU)に指定されている[4]
タイワンキチョウ Eurema blanda
東南アジアに広く分布。日本と台湾に生息するものは亜種 E. blanda arsakia で、日本においては八重山諸島にのみ分布する。
ホシボシキチョウ Eurema brigitta
東南アジア、オーストラリアなどに分布。日本でも迷蝶として記録されることがあり、対馬などでは繁殖する場合もある。
ウスイロキチョウ Eurema andersonii
東南アジア原産種。
エサキキチョウ Eurema alitha zita
東南アジア原産種。別名、アリタキチョウ。

脚注

  1. ^ キチョウ”. konrac2.sakura.ne.jp. 2024年12月1日閲覧。
  2. ^ 福田晴夫ほか『昆虫の図鑑 採集と標本の作り方 - 野山の宝石たち』南方新社、2005年、22頁。ISBN 4-86124-057-3 
  3. ^ 猪又敏男編・解説、松本克臣写真『蝶』山と溪谷社〈新装版山溪フィールドブックス〉、2006年(原著1996年)、126-127頁。 ISBN 4-635-06062-4 
  4. ^ 植物絶滅危惧種情報検索(ツマグロキチョウ)”. 生物多様性情報システム (2007年8月3日). 2011年11月3日閲覧。

参考文献

  • 加藤義臣、矢田脩「西南日本および台湾におけるキチョウ2型の地理的分布とその分類学的位置」『蝶と蛾』第56巻第3号、日本鱗翅学会、2005年、171-183頁、 ISSN 0024-0974NAID 10016594621 
  • 日本チョウ類保全協会編『フィールドガイド日本のチョウ = Field Guide to the Butterflies of Japan : 日本産全種がフィールド写真で検索可能』誠文堂新光社、2012年、72-75頁。 ISBN 978-4-416-71203-0 

関連項目

外部リンク




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