カチョ・エ・ペペとは? わかりやすく解説

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カチョエペペ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/06 15:54 UTC 版)

カチョ・エ・ペペ
伝統的なトンナレッリのカチョ・エ・ペペ(ローマ)
フルコース メインディッシュ
発祥地 イタリア
地域 ローマ
関連食文化 イタリア料理
提供時温度 熱々
主な材料 スパゲティまたはトンナレッリ、ペコリーノ・ロマーノコショウ
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カチョ・エ・ペペイタリア語: cacio e pepe)とは、イタリアの首都ローマの名物パスタ料理である。料理名のcacioは「チーズ」、pepeは「胡椒」を意味し[注釈 1]、つまり「チーズと胡椒」のパスタのことであり、この料理の特徴を端的に表している。

アルデンテに茹で上げたスパゲッティ[1]、または伝統的にはトンナレッリ[2]ペコリーノ・ロマーノチーズとからませ、胡椒を多めに加える。このときチーズの脂肪分が分離しないように、パスタの茹で汁をいくらか加えるとよい[3]。ソースとパスタがよく絡むように、表面が粗いパスタを使用した方が良い。

熱を加えていないオリーブオイルをかけたり、他の食材を好みで加えることもある。

その他のレシピ

伝統的なカチョ・エ・ペペではないが、シーフードやベーコンを加えたり、リガトーニといった他の種類のパスタを使用してもよい(常に表面が粗いパスタを使う)[3]

レシピ比較表

レシピ比較表[4]
料理名 チーズ  香辛料 野菜
カチョエペペ ペコリーノ・ロマーノ コショウ
グリーチャ ペコリーノ・ロマーノ コショウ グアンチャーレ
カルボナーラ  ペコリーノ・ロマーノ コショウ グアンチャーレ
アマトリチャーナ ペコリーノ・ロマーノ コショウ グアンチャーレ トマト

脚注

注釈

  1. ^ カチョはチーズ、ペペは胡椒、エは「〜と」を意味する接続詞。

出典

  1. ^ Boni (1930), p. 46
  2. ^ Pasta cacio e pepe”. 2018年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月3日閲覧。
  3. ^ a b Spaghetti Cacio e Pepe Ricetta Originale Romana” [Spaghetti cacio e pepe – the original Roman recipe] (イタリア語). The Foodellers. 2019年10月17日閲覧。
  4. ^ 『A10 地球の歩き方ローマ 2025~2026』地球の歩き方、2024年、279頁。ISBN 978-4059225683 

参考文献

  • Boni, Ada (1983) (イタリア語). La Cucina Romana. Roma: Newton Compton Editori. ISBN 978-8854117815 
  • Giuliano Malizia (2012) (イタリア語). La cucina romana e ebraico-romanesca. Newton Compton Editori. ISBN 978-88-541-4610-5 

関連項目




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