セアダス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/28 18:29 UTC 版)
セアダス | |
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別名 | セアダ、セバダス |
フルコース | デザート |
発祥地 | イタリア、サルデーニャ |
主な材料 | セモリナ、ペコリーノ・サルド、オリーヴオイルかラード、蜂蜜 |
セアダス (Seadas) あるいはセバダス (Sebadas) はサルデーニャの伝統的なデザートである。
ふつうは直径8 - 10センチメートルほどある大きなセモリナのダンプリングにペコリーノ・サルドのチーズとレモンピールあるいはゼストを詰め、たっぷりの熱したオリーヴオイルかラードで揚げたものである。蜂蜜や砂糖、あるいは塩をかけて食べる。
名称

原語の単数形は「セアダ」(seada) あるいは「セバダ」(sebada) である[1]。日本語では複数形に基づく「セアダス」という表記も多い[2][3]。
材料

セモリナで作った生地を、大きめのラビオリに似た丸い形に整える。中には、主にサルデーニャの羊であるサルダ種の羊乳から作ったペコリーノ・サルドを詰め物として入れる[1]。チーズはペコリーノ・ロマーノやリコッタを使うこともある[4]。チーズはレモンのピールあるいはゼストで味付けする[5]。オリーヴオイルなどで表面が黄金色になるまで揚げ、鍋から出して熱いままデザートとして出す[6][7]。油はラードなどを用いることもある。蜂蜜と粉末グラニュー糖をかけて食べる[6]。
時期
伝統的なデザートで、イースターやクリスマスに食べることが多いが、他の時期に食されることもある[7]。
脚注
- ^ a b “The secret to cheap(ish) Sardinia” (英語). The Telegraph 2018年6月4日閲覧。
- ^ “スイーツ好きにおすすめ!自由が丘の人気カフェ12店” (日本語). マイナビニュース 2018年6月4日閲覧。
- ^ “日本一お洒落な電車「みなとみらい線・東横線」小島奈津子が途中下車してご案内”. J-CASTテレビウォッチ. (2017年5月8日) 2018年6月4日閲覧。
- ^ readers, Guardian (2015年7月30日). “Favourite restaurants in Sardinia: readers’ travel tips” (英語). the Guardian. 2018年6月4日閲覧。
- ^ “A Tour of Sardinia, Full of Discoveries” (英語). The New York Times. (2015年5月27日). ISSN 0362-4331 2018年6月4日閲覧。
- ^ a b Swinnerton, Robbie (2009年9月4日). “Tharros: Sardinian flavors in taberna style” (英語). The Japan Times Online. ISSN 0447-5763 2018年6月4日閲覧。
- ^ a b Food52 (2014年3月7日). “Sardinian Honey and Cheese Pastries (Seadas)” (英語). Huffington Post. 2018年6月4日閲覧。
外部リンク
- De' Medici Stucchi, Lorenza (1989). The Renaissance of Italian Cooking. Fawcett. p. 108. ISBN 978-0449903643
- “Typical Sardinian food: The Seada”. santeodoro.com. 20 September 2016閲覧。
- セアダスのページへのリンク