インチ鬼大王一味
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 03:21 UTC 版)
鈴木 繁(すずき しげる) / インチ鬼大王(いんちきだいおう) 声 - 八奈見乗児 45歳の零細企業「鈴木製作所」の社長で、ありふれた名前と平凡な人生にコンプレックスを持ち有名になる事を夢見るオジサン。ハジメの家の隣に住んでいる(マリコの家からは隣のまた隣)。碌でもないことを企んでは「インチ鬼大王」に変装し、鬼次元でさらって来た鬼達にヘソ型のマインドコントローラーであるヘソコンを取り付け、有名になるためとドテラマン達に勝利することを目標に八本木の街に珍騒動を巻き起こす。彼がいなかったらドテラマンの世界が成り立たないほど存在が大きく、事実上ほとんどの話においてハジメ達よりも顔を出すシーンが多かった。鬼次元への扉を開く装置やヘソコン等の天才的な発明をした反面、お酒に弱く生まれてから一度も風邪をひいた事がない。中年太りの外見と洋梨の様な顔の輪郭にカツラを被り、丸い目と大きな耳と鼻と口があり鼻から長い鼻毛と口の前歯の一本は金歯などインパクトが強い外見をしている。そそっかしく無茶を平然と押し通すお騒がせな行動が多いが、本当は純粋で心優しく、ハジメとマリコも「鈴木のおじさん」と慕っており、この二人だけでなくオニゾウや娘のまなみと共に買い物や外食をしたり、第14話ではスキーを滑りに出かけたりする等、一緒に外出や行動する事が多い。その優しさが美人の妻との結婚理由であり(もう一つの理由は妻が彼の普通さに惹かれていたらしい)、結婚後、妻との間に可愛く優しい娘をもうけた。最終回では誤って鬼次元に落ちてしまった妻と再会し、ドテラマン達とインチ鬼大王達がお互いの正体が知ってしまった後は珍騒動は終わりを告げ、鈴木家は幸せを取り戻し、ハジメとマリコらとの仲良し関係も続く事となった。 名前の由来は「世間に一番ありふれた名前」ということで、姓は「鈴木」が多いだろうとまずこれが決まり、名はタツノコプロ本社がある国分寺市の鈴木姓で一番多い名前にしようと電話帳で調べたところ「すずき しげる」が多いことからこの名前に決まったという。 鈴木 まなみ(すずき まなみ) / 思春鬼(ししゅんき) 声 - 松井菜桜子 鈴木繁の娘。ハジメ達と同じく小学5年生の11歳。濃い朱色の髪と緑色の瞳を持つ可愛い外見をしておりクラスではアイドルになっている。頭も良く父親と違ってしっかり者であり、クラスメイトからは母親譲りの子と評判である。顔付きは父親に似ていないが、父親の血を受け継いだ実の娘である。派手好きでワガママな面があるが本当は家族思いの優しい性格。父親を馬鹿にしたり、父親との絡み合いの時に鋭い突っ込みがあるがそれは父親に対する愛情の裏返しである。笑顔がチャームポイント。水着に大きなリボンが特徴の「思春鬼」に変装してドテラマンに対し色気を振りまく為、敵ながらドテラマンのお気に入り。寒さに強い体質らしく、思春鬼の時は冬場でも水着を着ており、普段でも裸足で靴を履きながら外出している。隣に住んでいる同級生のハジメが好きで、マリコとは恋敵でよく口喧嘩をやるが、女の子同士の友情を感じている。最終回では、思春鬼の姿で誤って地面の割れ目に落ちてしまったところを、ドテラピンク(マリコ)に助けられている。名前の「まなみ」はEDの声優クレジットでは記載されず(「思春鬼」名義である)、DVDBOXの特典ブックレットでの表記。父が漢字、母がカタカナで親子3人共に名前の表記法が異なっている。 元鬼(げんき) 声 - 小野健一 インチ鬼大王の部下である鬼トリオの一人で、普段は鈴木製作所の社員。その名の通り、明るく元気だが、筋肉馬鹿のような一面も持っている。好きな言葉は「青春」。 短鬼(たんき) 声 - 佐々木望 鬼トリオの一人。その名の通り短気で喧嘩っ早いが、情に厚い一面もある。背が低く寸詰まりの赤鬼のような外見。 陰鬼(いんき) 声 - 西川幾雄 鬼トリオの一人。その名の通り、陰気で無口。常に琵琶を肌身離さず持ち、平家物語の冒頭を口ずさんでいる。 元鬼・短鬼・陰鬼の3名はヘソコンによって最初に支配された例だったが、実は最終話に至る遥か前にコントローラーの効果が切れており、彼ら自身の意志で大王に従っていた。
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