アクロイヤー・アーデンシリーズ
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「ミクロマン・マグネパワーズ」の記事における「アクロイヤー・アーデンシリーズ」の解説
名前はアーデンだが、旧シリーズのアクロイヤー2にインスパイアされたデザインである。アクロイヤーとギミックはほぼ変わらずBB弾も発射可能だが、左手に専用剣・「アーデンカッター」を持つことや、バイク状の高速移動形態・「アーデンバイク」に変形することも可能となっている。背中のウイング部分は分離させてミクロマンや他のアクロイヤーに装備させることも可能。パープル・ダーク・フレイムの3人はアーデン三将軍と呼ばれ、過去にいくつもの惑星を単体で滅ぼしている。アニメ版ではアンゴルモアの言いなりにされていることに不満を感じており、最終決戦の際に反旗を翻したが、力及ばず逆に全員処刑されてしまった。(デモン三幹部に比べると多少)部下に寛容で、仲間意識もあり3人が対立することは少なかった。 アーデンパープル 若干のムラがあるものの優れた予言能力を持ち、「暗黒の予言者」・「紫の絶望」という異名を持つが、実際は自ら手段を選ばずに的中させるための行動をとっている。幻覚を操る能力を持つ。玩具の設定では彼らに性別は無いが、アニメおよび漫画版では完全に女性として描かれている。 アニメでは占い師風の清楚な美少女の人間体を持つ。時折語尾に「ぴょん」を付ける愛嬌も見せた。本人はアクロイヤーの姿よりも人間体の方が気に入っているらしく、テレビ出演もしている。部下の1人からストーカーまがいのことをされており、麻美も少し同情していた。本人いわくクッキーは嫌いとのこと。アクロイヤー体も、他の2人に比べると細身で女性的な体型になっている。消滅する際は人間体に変化しつつ、アーデンフレイムに向けて手を伸ばしその名を呼んでおり、フレイムもその死に様には激昂していた。 漫画版ではボンデージ衣装のセクシーな女性の姿をした人間体を持ち、「アクロイヤーの魔女」と呼ばれていた。性格もアニメ以上にサディスティックになっている。アーサーたちを自らの幻覚の中に引きずり込んで倒そうとするが、アーサーが解放されたことで形勢逆転され、片腕を切り落とされて退却。最終決戦時には、地球の対アクロイヤー会議にフレイムとともに乗り込む(腕は再生していた)。その後、吹き飛ばされてきたダークの爆発に巻き込まれ、大ダメージを負う(ダークはその際に爆散、死亡)。フレイムの最終作戦を実行させるため、重傷を負った状態ながらミクロマンたちの前に立ち塞がるも、彼らの総攻撃の前に敗れた。 アーデンダーク 「暗黒の破壊者」・「暗黒の支配者」という異名にふさわしく、力押しが得意。自身も力こそが全てと信じる。その一方、敵であっても強さを認めた相手には敬意を払うという、武人らしい一面もある。 アニメ版では武人風の人間体を持つが、その姿を見せたのは一度だけである。その反面で作戦名に拘るなどある程度の遊び心を持ち、どこかコミカルな一面も持っている。登場初期は口調が特徴的なものだったが、途中から普通の口調になっている。一回だけアーデンパープルの「ぴょん」をマネたことがある。また、グレイのUFOに填まって抜けなくなり、そのまま宇宙に飛んで行ってしまったこともある。三将軍では最初にアンゴルモアに消滅させられた。 漫画版では語尾に「〜ぜよ」を付けるなど、特徴的な口調になっている。圧倒的な戦闘力を持つが、策略も用いる。シャクネツを利用してアーサーたちを倒そうとするが、正気に戻ったシャクネツとアーサーたちに倒される。 アーデンフレイム 「暗黒のエリート」・「炎の将軍」という異名を持つアクロイヤーきっての知性派で、偏差値100の頭脳を鼻にかけて他の二人を見下すことも。アーデン三幹部のリーダー格。 アニメ版では戦いよりも食事を優先するとぼけた性格で、読書が趣味。その一方で、アクロ戦闘兵を捨て駒として使う非情な一面を見せた。また、ロボットマンのミクロジウムに取り付いて操る能力と巨大な戦闘形態を持った3羽の小鳥・電子鳥(でんしちょう)を連れていた。人間体は金髪の美青年で、ミクロマンとの戦闘で負傷しそうになった人間体のアーデンパープルを助ける時などにこの姿で現れたが、その際はラブロマンス的な雰囲気を醸し出していた。最終決戦時には暗黒惑星メデューサを失ったアンゴルモアをただのエネルギーと言い放ち、自身が宇宙の支配者となるという野望を明かしてミクロマンに戦いを挑む。しかしアンゴルモアの力の前には手も足も出ず、自分たちが「アンゴルモアが地球という新たな肉体を得るための駒」に過ぎなかったことを知らされ、自身がアンゴルモアの力を見損なっていた事を絶望しながら消滅した。 漫画版ではアクロイヤーの最高司令官という設定となっている。アニメよりも冷酷で攻撃的な性格。他のアーデンが倒された後も生き残り、アーサーたちに追い詰められた際には時間移動を可能とする「クロノゲート」に飛び込み、人類の歴史を改竄しようと目論んだ。レッドパワーズ編にて最期はアーサーに倒されたと語られている。 アーデンクール '99年夏のコミックボンボンキャラクターフェスティバルにて限定販売された。アニメには未登場。未発売に終わったゲームボーイ版では、デモンイエローと同じくボスの一人として登場が予定されており、コミックボンボンの記事では「ミスター絶対零度」というキャッチコピーが付けられていた。なお、当時の記事によると彼は科学者であるらしい。
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