アクセルトライアル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 04:39 UTC 版)
「仮面ライダーWの登場仮面ライダー」の記事における「アクセルトライアル」の解説
トライアルメモリを使用して強化変身するアクセルの音速加速形態。基本カラーは青、フェイスシールドの色はオレンジ色。変身時はトライアルメモリの信号の色に合わせて通常のアクセルから黄色のイエローシグナルに変化し、青になると同時に全身の装甲が弾け飛んで変身完了する。決め台詞は敵を撃破した後に発声する「(敵の撃破までの所要時間)秒、それがお前の絶望までのタイムだ!」。 モチーフはオフロードバイクで、頭部もオフロードバイク用ヘルメットを模した形状になっているが、鼻の部分の「A」模様と額の1本角は通常フォームと共通している。バイクフォームにはならないため、全身から変形用パーツが取り除かれているが、背部と脚部のタイヤは残されている。ただし、ホイールはディスクタイプからスポークつきのオフロードタイプに変更されている。ホイールは約40%に軽量化されている。背面のトライホイールは音速加速時の安定器、足首のホイールシールドは脚部保護の役割を果たすとされる。また、体側部の銀フレームはタイヤのトレッドパターンに置き換わっている。このトレッドガーターには衝撃吸収能力があり、加速中に転倒した際に肩や腰を保護するとされる。 最低限必要な部分を除いた装甲などの重量物やバイクフォームへの変身能力など強靭な防御力をオミットし、大きな軽量化が施されたことで、運動性能の飛躍的な向上と音速をも超える超高速運動能力を実現している。敵の攻撃を寄せ付けず、瞬時に懐に入り込んでキックを叩き込むスピーディな格闘戦を得意とするが、大幅な軽量化によって防御力と一撃分の攻撃力(最大威力でも1/4)を犠牲にし、特に連続攻撃時には加速性能に特化するために威力が1/8にまで低下してしまう。しかし、重い一撃を叩き込むのではなく一度に連続攻撃を重ねてダメージを蓄積し、機動性を活かして敵の攻撃を回避できるため、そのデメリットをフォローするだけの戦闘能力を発揮できる。エクストリームと違ってアクセルメモリを抜いてメモリを入れ替えるが、こちらもアクセルの姿を変質させる変身であるため、生身から直接変身は出来ない。 マキシマムドライブ発動中はシステムに多大な負担が掛かることから10秒間のタイムリミットが設けられており、制限時間内にメモリのトライカウンターを手動で停止させなければ能力を失って変身が強制解除され、変身者も相応のダメージを負ってしまう。マキシマムドライブ発動中はさらに加速能力が上がり、音速の壁を破るほどの速さで行動する。動きの素早い敵との戦闘や緊急事態に対処するためには不可欠だが、ピーキーなスペックに加えて必殺技発動時のリスクも高く、わずかなミスが窮地となる諸刃の剣でもある。そのため、使いこなすには相応の訓練が必要となり、実戦での使用に先立ってシュラウドから試練を与えられた。また、パワーの乗った重い一撃が求められる戦局や長距離移動、高速移動による連撃を与えづらい飛行能力を持つ相手との戦闘など、通常のアクセルやバイクフォームの方が有益な場面もあるため、完全な上位能力のフォームではなく、戦況によってはあえてこのフォームを使用しないケースもある。 ガイアメモリ トライアルメモリ(T / 青) 挑戦の記憶を宿したアクセル用の強化ガイアメモリ。イニシャルの「T」はオフロードバイクのタイヤとスポークで構成されている。 アクセルメモリの既存のプログラムに「超加速」のプログラムパッチを当てることで音速の加速力を与えることができ、アクセルメモリと交換してドライバーの右グリップを捻ることでアクセルトライアルに強化変身させる。信号機とストップウォッチを模した装飾が施されており、メモリモードとマキシマムモードの2形態をとる。その性質から、アクセルドライバー以外のドライバーや武器への使用は想定されていない。メモリ単独でマキシマムドライブを行う性質から、他のマキシマムドライブと同時起動による必殺技の高速連打も一部可能となっている。バイクに因んだものとして、タイムを計るストップウォッチとレーススタート時のシグナルの2案のモチーフがあり、プロデューサーの塚田からの提案で両方を一つにまとめることとなった。 メモリモード 通常時のガイアメモリ形態。上部にはアクセルドライバーへのパワーデータのダウンロード状況を示すトランスシグナルがあり、ダウンロード開始に赤、進行中に黄、完了すると青が点灯する。 マキシマムモード ストップウォッチ形態。アクセルドライバーから外し、メモリ単体の状態でマキシマムモードに変形させてマキシマムスイッチを押すことで、マキシマムドライブを発動する。発動中は加速限界時間の秒数を計測するトライカウンターが起動し、もう一度スイッチを押すことによって手動でマキシマムドライブプログラムを切断・停止させる機構となっている。マキシマムドライブの電子音声は、発動時ではなくプログラム中止時に発声される。 マキシマムドライブ 括弧内は使用メモリ。マシンガンスパイク(トライアルメモリ) トライアルメモリの秒読み開始と同時に最大加速を行い、「T」の字を描くように連続で回し蹴りを叩き込む。キックの数によって威力が変化するため、破壊力は未知数である。 マシンガンスラッシャー(トライアル・エンジンメモリ) エンジンブレードに装填したエンジンメモリでマキシマムドライブを発動し、トライアルメモリの秒読み開始と同時に最大加速を行い、「T」の字を描くようにエンジンブレードで連続で斬り刻む。
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