ね
ね
ね
ね
1 軽い感動・詠嘆の意を表す。「いい眺めです—」「よくしゃべる人だわ—」
2 相手の同意・返答などを期待する意を表す。「君の郷里は青森でした—」「そろそろ出かけよう—」
3 自分の考え・気持ちを主張する意を表す。「その方法はまずい—」「彼はりっぱな人だと思います—」
4 《上代語》動詞・動詞型活用語の未然形、禁止の「な…そ」に付いて、他に対してあつらえ望む意を表す。…てほしい。
「この岡に菜摘ます児(こ)家聞かな名告(の)らさ—」〈万・一〉
「大き海の水底照らし沈く玉斎(いは)ひて取らむ風な吹きそ—」〈万・一三一九〉
[間助]文節の切れ目に付いて、相手の注意をひくように語勢を添えたり、語調を整えたりする意を表す。「しかし—、こっちだって—、都合があるんだよ」
「あれから—、わたしを送ってやらうとって」〈滑・浮世風呂・二〉
[補説] 1〜3、は近世後期以降話し言葉に用いられる。同じ用法の助詞「な」よりも語勢は柔らかい。「ねえ」となることもある。
ね
ね【値/▽直】
ね【▽子】
ね【寝】
読み方:ね
寝ること。眠ること。「—が浅い」
ね【▽峰/×嶺】
ね【根】
読み方:ね
1 維管束植物の基本器官の一。普通は地中にあって、植物体を支え、水・養分を吸収する。先端に根冠に包まれた生長点があり、根毛をもつ。「植木の—がつく」「竹が—を張る」
2 立ったり生えたりしているものの下の部分。「歯の—」「髷(まげ)の—」
4 物事の起こるもと。根本原因。「悪の—を絶つ」「両国の対立の—は深い」
5 はれ物などの中心になっている堅い部分。「できものの—」「魚の目の—」
[下接語] 息の根・岩根・枝根・海老(えび)根・大(おお)根・尾根・主(おも)根・垣根・固根・草の根・首根・心根・舌の根・性(しょう)根・白(しら)根・白(しろ)根・付け根・這(は)い根・蓮(はす)根・羽根・歯の根・鬚(ひげ)根・菱(ひし)根・棒根・細根・眉(まゆ)根・屋根・矢の根・横根・若根
ね【音/×哭】
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