ないぶとうせいとは? わかりやすく解説

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ないぶ‐とうせい【内部統制】


内部統制

読み方:ないぶとうせい

内部統制とは、企業3つの目的である
企業有効性効率性財務報告信頼性関係法規遵守達成することを
合理的に保証することを意図したプロセスです。

取締役経営者、及び従業員によって行われます

内部統制は5つ要素から構成されています。
1.統制環境  2.リスク管理  3.統制活動  4.情報伝達  5.モニタリング


内部統制

読み方:ないぶとうせい
【英】Internal Control

内部統制とは、企業業務を行う上で、その有効性効率性確保した上で投資家信頼得られるように財務報告実施し法令準拠していくため体制仕組みプロセスのことである。

内部統制は、米国では1980年代粉飾決算不正経理により企業経営破たん相次いだため、その必要性注目されるようになった2002年には、監査人独立性会社責任財務ディスクロージャー強化ホワイトカラー犯罪対す罰則強化などを規定したサーペンス・オクスリー法(SOX法)が制定され企業は内部統制を整備することで、健全な経営を行うことが義務化された。

日本においても、2007年9月に、内部統制の整備内部統制報告書提出義務付け金融商品取引法が、2007年9月施行されたことで、対象となる上場会社はじめとして多く企業が内部統制に取り組むようになった。この法律が、いわゆる日本版SOX法呼ばれている。

内部統制は、あらゆる分野ビジネスにおいて、企業経営健全化のために適用されているものであるが、今日ビジネスにはITや情報システム必要不可欠となっていることから、どの企業でもIT部門の内部統制は取り組むべき重要なテーマのひとつとなっている。

米国トレッドウェイ委員会組織委員会COSO)が1992年公表したCOSOフレームワーク」は内部統制の基本的な枠組みであるが、それには「業務有効性および効率性」「財務報告信頼性」「法令順守」という3つの目的と、「統制環境」「リスク評価」「統制活動」「情報伝達」「監視活動」の5つ構成要素定めている。しかし、金融庁企業会計審議会COSOフレームワークを基に2007年にまとめた「財務報告係る内部統制の評価及び監査基準」では、その後社会ビジネスへのITが浸透著しいことから、さらに「ITへの対応」を加え6つ構成要素としている。

内部統制においてはIT戦略開発変更運用保守アクセス管理、およびそれらを支え組織・制度ITインフラなどの統制を行うとともにITシステムによる業務理において「入力情報完全性正確性正当性などの確保」「例外処理エラー)の修正再処理機能確保」「マスターデータ正確性確保」「システム利用に際して適切なアクセス管理」などが求められている。

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