ない‐で
[連語]
1 打消しの意を含んで下に続く意を表す。「仕事もし—ぶらぶらしている」
「逆上(のぼせ)—至極よいお薬でございます」〈滑・浮世風呂・二〉
2 (「ないでください」「ないでほしい」などの形で)打消しの希望、婉曲な禁止を表す。「この中へは、入ら—ください」「勝手に使わ—ほしい」
3 (「ないでいい」などの形で)ある動作をしないことを許可・認容する意を表す。「君は忙しいから出かけ—いい」→なくて
[補説] 「ないで」については、打消しの助動詞「ない」に、助詞「で」、あるいは断定の助動詞「だ」の連用形「で」が付いて成ったとする説などがあり、いまだ定説をみない。また、「ないで」全体を接続助詞などとする扱いもある。2は、「お母さん、もうどこにも行かないで」のように文末に用いられることもある。
和いで、薙いで、凪いで
「ないで」の例文・使い方・用例・文例
- 私のせいで時間を無駄にしないでください
- あまり遠くへ行かないでね
- そんなに水をこわがらないで
- 放送されていないで;放送をやめて
- 「ごめんなさい」「いいよ,気にしないで」
- ひとりにしておいて;私に構わないで
- 文句を並べないで言われたとおりにやりなさい
- 私は今でもすでに借金しているので,私からこれ以上お金を期待しないでくれ
- 芝生を踏まないでくださいと言われた
- 知っているわけないでしょう.あなたの財布がどこにあるかなんて見当もつかない
- 寝ないでいる
- 彼女はだれにもひけはとらないでしょう
- その鳥は羽をばたつかせないで空高く舞い上がる
- ジョンは賢いやつだ.というのはいつもトラブルに近寄らないでいるからだ
- 心配しないで,全力でその仕事にあたりなさい
- 今夜はここにお泊まりください.終電には間に合わないでしょうから
- 心配しないで.あんなうわさなんてすぐに消えてしまうわ
- 愚にもつかぬ質問で私を煩わさないでくれ
- 日曜日までにそれを返すのを忘れないでね
- 海はないでいた
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