たけのことは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > たけのこの意味・解説 

たけ‐の‐こ【竹の子/×筍/×笋】

読み方:たけのこ

竹の地下茎から生え出る若芽褐色の毛の密生した皮を幾重にもかぶる。モウソウチク・マダケ・ハチクなどのものを食用にする。《 夏》「月ななめ—たけとなりにけり漱石

筍医者」の略。

筍生活」の略。

竹の子/筍/笋の画像
竹の子/筍/笋の画像

たけのこ【竹の子/笋】

読み方:たけのこ

狂言。畑に生えたたけのこの所有めぐって畑主と隣の(やぶ)主とが争い仲裁人取りなし結局相撲で勝負をつけ畑主が勝ちをおさめる。


たけのこ

けのこ竹の子・筍・笋】[名] 北海道では主にチシマザサ若芽のこと。〈全〉ねまがりたけ

読み方:たけのこ

  1. 1 縫ひ直した古着の前の縫込み部分だけ色さめず際たちて見ゆるもの 2 筍医者の略即ち技倆拙い医者罵る詞。
  2. 薮医者よりもつと下手な医者のこと。⑵縫直し古着の縫込の分だけ新しく目立つこと。⑶若い者陰茎がまだ皮をかぶつているの意)のこと。⑷売食生活のこと、だんだん皮を剥ぎとるの意。タケノコ生活ともいう。

読み方:たけのこ

  1. 数人ニ掛レト云フコトナリ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・石川県
  2. 共同にて物事をすること。
  3. 共同物事をすること。

分類 石川県


読み方:たけのこ

  1. 薮医者よりも更につまらぬ医者のことをいふ。
  2. 〔隠〕薮医者よりももつとまづい医者の事。

読み方:たけのこ

  1. 筍。肛門の隠語男色家用語。「甲子夜話」に「一僧云彼異名を筍と称す、即ち其由を問へば生長すれば食はれず」とあるもこは若衆隠語と思はるるが肛門の異名としては未考なり。
  2. 衆道にて戸口隠語にて「たけのこ」と称する由。『甲子夜話』に「一僧云彼異名を筍と称す云々」とあり三田村鳶魚氏の『江戸珍物』に載せたり、これには若衆隠語聞えたり。

読み方:たけのこ

  1. やぶにらみのことをいふ。筍に損をして竹薮をにらむといふ洒落である。
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

タケノコ

(たけのこ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/22 14:11 UTC 版)

タケノコ(竹の子[1]、筍[2]英名: bamboo shoot[3])は、春になるとイネ科タケ亜科タケ類(一部はダイミョウチクやチシマザサなどのササ類を含む[4])の地下茎から出る若の部分である[2]日本中国などの温帯から亜熱帯に産するものは食材として利用されている。広義には、竹の皮(稈鞘)が稈に付着していて離脱するまでのものであれば地上に現れてから時間が経過して大きく伸びていてもタケノコといえるが[5]、一般には食用とする地上に稈が出現する前後のものだけを指す[5]。夏の季語[6][7]


注釈

  1. ^ 現在は、京都府農林水産技術センター 農林センターに改組。
  2. ^ 現在は、徳島県立農林水産総合技術センターに改組。

出典

  1. ^ a b c d 講談社編 2013, p. 34.
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編 2012, p. 28.
  3. ^ a b c d e f g h i 主婦の友社編 2011, p. 173.
  4. ^ a b 内村悦三『竹資源の植物誌』創森社、2012年、123頁。 
  5. ^ a b c d e f g 内村悦三『竹資源の植物誌』創森社、2012年、122頁。 
  6. ^ 広辞苑第5版
  7. ^ 『俳句歳時記 第4版』、 角川学芸出版、2008年、ISBN 978-4-04-621167-5
  8. ^ 内村悦三『竹資源の植物誌』創森社、2012年、68頁。 
  9. ^ a b c d e f g h i 農文協編 2004, p. 204.
  10. ^ a b c 内村悦三『竹資源の植物誌』創森社、2012年、69頁。 
  11. ^ a b c d 農文協編 2004, p. 206.
  12. ^ a b 管野浩編 『雑学おもしろ事典』 p.69 日東書院 1991年
  13. ^ a b c 内村悦三『竹資源の植物誌』創森社、2012年、77頁。 
  14. ^ a b c d e f g h i j 主婦の友社編 2011, p. 172.
  15. ^ a b c 落合敏監修 『食べ物と健康おもしろ雑学』 p.82 梧桐書院 1991年
  16. ^ たけのこのお話JA全農山口(2018年3月16日閲覧)
  17. ^ a b c d e f g h i j 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編 2012, p. 29.
  18. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 講談社編 2013, p. 37.
  19. ^ a b c d e f g h i j 農文協編 2004, p. 203.
  20. ^ 農文協 2004, p. 203.
  21. ^ a b c d e 講談社編 2013, p. 36.
  22. ^ a b c d e f g 農文協編 2004, p. 205.
  23. ^ a b 主な竹の種類林野庁(2018年3月16日閲覧)
  24. ^ 太宰が愛した郷土の味太宰ミュージアム(2018年3月16日閲覧)
  25. ^ 内村悦三『竹資源の植物誌』創森社、2012年、145-146頁。 
  26. ^ 内村悦三『竹資源の植物誌』創森社、2012年、125頁。 
  27. ^ 京都乙訓筍京都・神崎屋(2018年3月16日閲覧)
  28. ^ 白筍ヤンマー(2018年3月16日閲覧)
  29. ^ 合馬たけのこ 北九州市・小倉南区(2018年3月16日閲覧)
  30. ^ 加賀野菜・たけのこ金沢市農産物ブランド協会(2016年3月16日閲覧)
  31. ^ a b c d 農文協編 2004, p. 210.
  32. ^ 農文協編 2004, p. 211.
  33. ^ 農文協編 2004, p. 214.
  34. ^ a b c 農文協編 2004, p. 207.
  35. ^ a b 農文協編 2004, p. 208.
  36. ^ 朝堀筍京都府農林水産部食の安心・安全推進課(2018年3月16日閲覧)
  37. ^ a b c 講談社編 2013, p. 38.
  38. ^ たけのこ汁長野県 | うちの郷土料理:農林水産省(2022年5月18日閲覧)
  39. ^ 桑名たけのこカレー(2018年3月16日閲覧)
  40. ^ 講談社編 2013, p. 39.
  41. ^ a b 『料理食材大事典』主婦の友社 p.494 1996年
  42. ^ タケノコのアク抜きには大根おろし!プロがおすすめする簡単なやり方、科学的にも正しかった 東京新聞、2023年5月9日
  43. ^ 文部科学省 「日本食品標準成分表2015年版(七訂)
  44. ^ 厚生労働省 「日本人の食事摂取基準(2015年版)
  45. ^ 雨後の筍 コトバンク


「タケノコ」の続きの解説一覧

たけのこ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 09:21 UTC 版)

冷蔵庫物語」の記事における「たけのこ」の解説

だいこん友人若干お調子者で時々スケベな面を見せるが、概ね常識人。

※この「たけのこ」の解説は、「冷蔵庫物語」の解説の一部です。
「たけのこ」を含む「冷蔵庫物語」の記事については、「冷蔵庫物語」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「たけのこ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

たけのこ

出典:『Wiktionary』 (2021/07/24 12:11 UTC 版)

名詞:竹の子、筍、笋

たけのこ

  1. 竹の地下茎から出てくる新芽鱗片状の皮で包まれている。煮て食用にする。たかんな[1]。夏の季語
  2. 医者」の

発音(?)

た↗けのこ

関連語

翻訳

名詞:竹の籠

たけのこ【竹の

  1. 竹を編んで作った籠。ふご[2]

固有名詞

たけのこ

  1. 狂言生えた筍を畑主が採っていると、の主が来て、こちらのから生えたのだから許さぬ争い仲裁者がさまざま取りなした末、ついに相撲勝負決する[2]竹子たけのこあらそい

発音(?)

た↗けのこ



※ご利用のPCやブラウザにより、漢字が正常に表示されない場合がございます。
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence. Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.

「たけのこ」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「たけのこ」の関連用語

たけのこのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



たけのこのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
文部科学省文部科学省
食品成分値は文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会報告「五訂増補 日本食品標準成分表」、 科学技術庁資源調査会編「改訂日本食品アミノ酸組成表」によります。 食品成分値を複製又は転載する場合は事前に文部科学省への許可申請もしくは届け出が必要となる場合があります。 連絡先:文部科学省科学技術・学術政策局政策課資源室 電話(03)5253-4111(代)
北海道方言辞書北海道方言辞書
Copyright © 1997-2024 by akaringo. All rights reserved.
皓星社皓星社
Copyright (C) 2024 株式会社皓星社 All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのタケノコ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの冷蔵庫物語 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのたけのこ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
漢字辞典
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence.
Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Distributed under the Terms of Use in http://www.unicode.org/copyright.html.
Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS