その他のキャラクターや道具
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 02:55 UTC 版)
「Mr.ビーン」の記事における「その他のキャラクターや道具」の解説
テディ ビーンの一番の親友であるクマのぬいぐるみ。初登場は第5話「ミスター・ビーンの災難」。話によってはぬいぐるみの目がボタンになったり、ビーズに変化する。ビーンはクリスマス・プレゼントを買ったり、漫画を読み聞かせるなどテディをこよなく愛しているが、時には誤ってテディの首を取ってしまったり、ペンキを塗る刷毛代わりにしたり、洗濯して縮ませたりと粗雑に扱うこともある。しかし次回登場時には何事も無かったかのように元通りになっている。夜はきちんとベッドに寝かしつけ、朝は起こさないように気を配るなど人間同様に扱っている。目が悪い設定らしく、字やテレビを観る時は自作の眼鏡をかけさせている。 ミニ ビーンの愛車。第1話「ミスター・ビーン」ではオレンジ色の'69年製モーリス Mini MK II(ナンバープレートは「RNT 996H」)に乗っていたが、物語の最後に事故で全損。第3話「ミスター・ビーン、とんだヤブヘビ」からは2台目として、ライム・グリーン色にペイントされ、ボンネットがつや消し黒に塗られた'77年製MKIII ブリティッシュ・レイランド 製Mini 1000(ナンバープレートは「SLW 287R」)に乗っている(ライム・グリーン色はイギリス人にとって最も軽蔑すべき色として知られている)。運転席側のカギが破損したため、運転席のドアに南京錠を取り付けてある。また、防犯のため停車時はハンドルを取り外して常に持ち歩いている。第11話「ミスター・ビーン、学校へ行く」では軍隊のデモンストレーション用に用意されていたミニ(ナンバープレートは「ACW 497V」)とビーンの乗ってきたミニが取り違えられ(これはビーン自身が故意に取り替えた)、「SLW 287R」の方は無残にも戦車で押しつぶされた。この際、ビーンは無事だった南京錠とスライドボルトを回収している。最終話「おやすみなさい、ミスター・ビーン」では同型・同色・同番号「SLW 287R」のミニが再び登場している。辻褄を合わせると「ACW 497V」のミニに「SLW 287R」のプレートと南京錠とスライドボルトを取り付けたと考えられる。DVD特典映像のベストビッツ・オブ・ミスタービーンでは屋根裏部屋にタイヤ、ハンドル、ドア、ヘッドランプ等のごく僅かに残った部品が置かれている。実際に撮影で使用されたミニは北イングランドのカンブリア州ケズウィックのCars of the Stars Motor Museum(スター自動車博物館)に保管されている。映画「Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!」ではヒッチハイクで同型車種(ナンバープレートは「207 UHO 75」)が登場する。 2015年の25周年記念企画にも再び登場した。ナンバープレートは「SLW 287R」で、車体後部には「♯MrBean25」のステッカーが貼られていた。 イルマ・ゴッブ(演 - マチルダ・ジェグラー) 眼鏡をかけたビーンのガールフレンド。初登場は第3話「ミスター・ビーン、とんだヤブヘビ」。本人はビーンを好意的に思っているが、ビーンはそこまで親密な仲だとは感じていないようで、キスをされればこっそり拭うなどむしろ無関心のようにも見受けられる。しかし一方で第4話「ミスター・ビーン、町へ行く」では、ディスコで他の男性と踊るイルマを見てビーンが思わず嫉妬してしまう場面があり、実際の所ビーンがイルマをどう思っているのかは定かではない。第7話「メリー・クリスマス、ミスター・ビーン」でビーンに愛想を尽かして以来、TVシリーズには登場していない。ビーンは完全にフられたと思われたが、「Torvill & Bean」でまた再登場してデートをしている。 演じるマチルダ・ジェグラーは第1話の給仕係の一人として既に出演しており、ビーンが歯磨きのためにほつれ糸を引っ張った為にエプロンがはだける事態を招く。またDVD収録の短編「The Bus Stop」にも一般人役で出演している。 リライアント・リーガル 劇中に何度も顔を見せるブルーの三輪自動車。車種はリライアント・リーガル Supervan III。ナンバープレートは「GRA 26K」。なぜかビーンは敵視しており、登場する度にビーンが運転するミニにぶつけられたり、横転させられたりして酷い仕打ちを受けている。第12話「もううんざり、ミスター・ビーン」では、ヒッチハイクしているビーンを快く乗せようとしたにもかかわらず、無視された。そもそもイギリスでは貧しい階級の人間を象徴する車種であり、日常的な笑いのネタとして認識されているだけに、作品の回を重ねるごとにリーガルが登場するだけで大きな笑いが入るようになる。誰が運転しているのかは不明。 その他 基本的にイルマ以外の人物がビーンと大きく関わることは滅多にないが、第10話「ミスター・ビーンの日曜大工」ではビーンがバスで知り合ったという2人の男性、ルパートとヒューバート(演: アンディ・グリーンハー、ルパート・ヴァンシタート)がビーンの家を訪れ、大晦日を共に過ごした。また、第8話「426号室のミスター・ビーン」ではドラッグクイーンのダニー・ラ・ルーが出演している。その他でもカメオ出演などで、ポール・ボーン、ルドルフ・ウォーカー、リチャード・ブライアーズ、ジョン・ジャンキン、ロジャー・ロイド・パック、アンガス・デイトン、ニック・ハンコック、キャロライン・クエンティン、リチャード・ウィルソン(英語版)、デイヴィッド・シュナイダーなど、イギリスを代表する俳優やコメディアンが数多く登場している。
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