さまよえる狩人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/29 04:23 UTC 版)
「マップス ネクストシート」の記事における「さまよえる狩人」の解説
前作に登場した「さまよえる星人」の分派であり、自らの能力をより高めるための力を追い求めている。その戦闘力は単独で宇宙戦艦に匹敵するという。 白銀の支配者エラルード さまよえる狩人のリーダー。身長およそ300mにおよぶ巨人の女性型ヒューマノイドで、使役獣シルヴァージュ(ライオンにも似た巨大な四足獣)にまたがっている。彼らの宇宙船はそのほぼ全てが彼女のカプセルで構成され、船体内部のほとんどが空洞であるネクシート号も本来彼女を乗せるために造られたという。「フラクタルビーム」と呼ばれる破壊光線の分岐が自動生成されるビーム砲を髪の毛状の組織から発射し、強大な念動力のバリアで身を守る伝承族ですら一撃で破壊してしまう。前大戦においてツベルグ星系において伝承族と交戦しており、周囲の星系の住人からは神として崇められている。彼女も「萌え絵」に感化されたらしく、金子に「タテヨコ250mくらいの男の子を描いてくれ」と頼んでいる。 その正体は二つに分かれた京の片割れであり、眠りに着いた京を守り続けていた。2万年を掛けて精錬した力はズザンガディクスに一矢報いる事となる。 過去を思い出した後は、京に記憶の共有を提案されるものの拒否。もはや自分は自分だとして京とは別のものであると言い切った。 客観的に見れば充分「美人」と言われる容姿の持ち主だが、そのケタ外れなサイズから称賛される事には慣れていない部分がある(部下の狩人たち曰く、第一印象が「デカイ」)。 七勇太らの救出に力を使い切ったため、通りかかったリープタイプの背を借り戦線離脱。決戦には足手まといになると参加しなかった。 全てが終わった後は金子と共にいろいろ騒動を起こしたらしい。 使役獣シルヴァージュ エラルードのしもべであり、パートナーとも言える「ライオンにも似た巨大な四足獣」。エラルードの乗騎となり、同様に「フラクタルビーム」を使う事も可能。状況に応じてエラルードに融合して代謝機能の補佐も行い、高度な知性を持つ存在。 実は2万年前、伝承族の攻撃を受け壊滅するまでの「さまよえる星人」のリーダーであり、伝承族のウイルスによって意志を失う寸前に京に自らの超細胞と仲間である星人(後の狩人)たちを託した。以来、2万年に渡ってエラルードのパートナーを務めていたが、「光速の予言者」戦でエラルードを守って消滅した。 ゾミニカ フジツボやカニなど甲殻類を思わせる外見をしている。見かけの1000兆倍の質量を持ちそれだけで空間を歪め、体内から様々なものを取り出す。物語冒頭に登場した特攻戦艦も彼の体内から取り出された。また死んだり体の一部が切り離されるとその質量が解放されて圧壊し、小型のブラックホールになる。 他のメンバーが逃走する際、彼の首を切り落とし、死んだ胴体から発生させたマイクロブラックホールを使用したため、ネクシート号に首だけが残された。マナ・ヴィーナにおいて金子達に協力。その後「萌え絵」に感化されたのか、金子を連れてエラルードと合流した。 七勇太たちからは「便利なシェルター代わり」「カバン代わり」に使われる事も多い。 プロフェッサー・アナロギア 人体の断面図のような外見を持つ二次元人。四次元宇宙の謎を解き、二次元から三次元へ上がってきた天才科学者。体の向きを変えて一次元(=太さを持たない線)になる。次元その物を捻じ曲げる空間転移能力の持ち主。 実は2万2000年以上前から「さまよえる星人」に属しており、狩人の中でも古参の一人。 オグマ 女性型ヒューマノイド。どんなダメージを受けても、いったんは活動を止めはするがすぐに再生する。その能力は金子に「クマムシ進化」と評された。ただし戦闘能力は高くない。 正体は「生体タイムマシン・過去へ潜る者」ネムローネの成長した姿。その不死身の秘密は『分子レベルで自分自身の時間を巻き戻して』いた。成長した為か、自分だけでなく周囲の時間も限定的にコントロールできるようになった。
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