いで
[感]
1 対象をある行動に誘ったり、促したりする気持ちを表す。さあ。どうぞ。
2 思い立って行動しようとする気持ちを表す。さあ。どれ。いざ。
「橘の古婆の放髪(はなり)が思ふなむ心愛(うつく)し—我は行かな」〈万・三四九六〉
4 自分の心にそぐわないとき、また相手に同意できないときなど、否定的な気持ちを表す。いや。さあ。
「—、さも侍らず」〈大鏡・序〉
いで
1 打消しを表しながら下に続ける意を表す。…ないで。…ずに。
「問ひも致さ—、不念(ぶねん)なことを致いた」〈虎明狂・末広がり〉
い‐で〔ゐ‐〕【井手】
いで〔ゐで〕【井手】
出、出で
いで、へいで
いで
「いで」の例文・使い方・用例・文例
- 雨が降らなかったせいで草木が枯れてしまった
- 分割払いで払う
- 私のせいで時間を無駄にしないでください
- あの人とお知り合いですか
- スミスさんなら私の知り合いです
- 彼らは川を泳いで渡った
- もう1点付け加えてもいいですか
- 太陽のせいで頭がボーッとした
- 彼と接触したほうがいいですよ
- あまり遠くへ行かないでね
- そんなに水をこわがらないで
- 彼は黒澤明に次いで最高の映画監督だ
- 次の議題に移ってもよろしいですか
- 放送されていないで;放送をやめて
- 「たばこを吸ってもいいですか」「構いませんよ」
- 「ごめんなさい」「いいよ,気にしないで」
- 今晩電話をしてください,いいですか
- ひとりにしておいて;私に構わないで
- 「寒いですか」「ええ,寒いです」
- 私って頭がいいでしょう
いでと同じ種類の言葉
品詞の分類
- >> 「いで」を含む用語の索引
- いでのページへのリンク