凍傷とは? わかりやすく解説

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とう‐しょう〔‐シヤウ〕【凍傷】

読み方:とうしょう

極度寒気などのために皮膚の血行悪くなり、組織損傷をきたす状態。程度により四段階に分けられ第1度皮膚充血・むくみが生じ第2度はさらに水疱(すいほう)が生じ第3度皮下組織壊死(えし)を起こし第4度手足の指などが脱落してしまうもの。《 冬》


凍傷

作者真岸務

収載図書リルル・マリー
出版社日本図刊行
刊行年月1986.9
シリーズ名トレビ文庫


凍傷

作者新田次郎

収載図書強力伝二十世紀最後職人の魂
出版社小学館
刊行年月1995.3
シリーズ名地球人ライブラリー


凍傷

読み方:トウショウ(toushou)

寒気のため、手足や耳の血行止まって感覚失われついには組織壊死する傷害

季節

分類 人事


凍傷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/30 18:50 UTC 版)

凍傷(とうしょう)は、低温が原因で生じる皮膚や皮下組織の傷害である。極度の低温はもちろん、0を少々下回る程度の温度でも長時間さらされると生じ、痛みを伴う。瘃(ちょく)は凍傷の意味である[1]


  1. ^ 漢字源
  2. ^ Roche-Nagle G, Murphy D, Collins A, Sheehan S (June 2008). “Frostbite: management options”. Eur J Emerg Med 15 (3): 173–5. doi:10.1097/MEJ.0b013e3282bf6ed0. PMID 18460961. http://meta.wkhealth.com/pt/pt-core/template-journal/lwwgateway/media/landingpage.htm?an=00063110-200806000-00012 2008年6月30日閲覧。. 
  3. ^ Ay H, Uzun G, Yildiz S, Solmazgul E, Dundar K, Qyrdedi T, Yildirim I, Gumus T (2005). “The treatment of deep frostbite of both feet in two patients with hyperbaric oxygen. (abstract)”. Undersea Hyperb Med. 32 (1 (supplement)). ISSN 1066-2936. OCLC 26915585. http://archive.rubicon-foundation.org/1629 2008年6月30日閲覧。. 
  4. ^ Finderle Z, Cankar K (April 2002). “Delayed treatment of frostbite injury with hyperbaric oxygen therapy: a case report”. Aviat Space Environ Med 73 (4): 392–4. PMID 11952063. 
  5. ^ Folio LR, Arkin K, Butler WP (May 2007). “Frostbite in a mountain climber treated with hyperbaric oxygen: case report”. Mil Med 172 (5): 560–3. PMID 17521112. 
  6. ^ Gage AA, Ishikawa H, Winter PM (1970). “Experimental frostbite. The effect of hyperbaric oxygenation on tissue survival”. Cryobiology 7 (1): 1–8. PMID 5475096. http://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/0011-2240(70)90038-6 2008年6月30日閲覧。. 
  7. ^ Weaver LK, Greenway L, Elliot CG (1988). “Controlled Frostbite Injury to Mice: Outcome of Hyperbaric Oxygen Therapy.”. J. Hyperbaric Med 3 (1): 35-44. http://archive.rubicon-foundation.org/4363 2008年6月30日閲覧。. 
  8. ^ Eric Perez, MD. National Institute of Health. Retrieved May 18, 2006.
  9. ^ a b 金田正樹 『感謝されない医者』山と渓谷社、2007年、216頁。ISBN 978-4635140072 


「凍傷」の続きの解説一覧

凍傷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/09/07 00:55 UTC 版)

アイシング (治療)」の記事における「凍傷」の解説

アイシングにおいては冷やし過ぎにより凍傷を負う事に注意する必要がある冷やし過ぎを引き起こす要因には冷却時間冷却媒体温度冷却媒体種類患部への圧迫度合いがある。とりわけ重要なのは冷却媒体温度である。コールドパックの中には摂氏0℃以下に冷えるものがあるが、そのようなものを使用する短時間アイシングであっても凍傷を引き起こす危険があるため、使用時にはタオルで巻くなどの工夫が必要である。また、コールドスプレーを長時間至近距離から吹き付ける行為は凍傷を引き起こしやすい。前述のようにコールドスプレーは氷よりもアイシング効果は低いため、患部深部冷却しようとすると長時間吹き付けることになるので注意が必要である。氷を使用する場合でも、家庭用冷凍庫作ったものや市販のものは摂氏0℃以下に冷却されている場合があり、そのような場合は氷を濡らして表面溶かすか、混ぜて氷水にして対処することが望ましい。アイシングをしたまま眠ると凍傷を引き起こす恐れがあるので注意が必要である。アイシングを行う時間目安おおむね10-30分である。

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凍傷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 05:03 UTC 版)

日清戦争」の記事における「凍傷」の解説

当時陸軍は、しっかりした冬季装備厳寒地での正し防寒方法とを持っていなかった。しかも、非戦時の兵士硬くて履き心地良くない軍靴よりも草履を履くことが多く、また物資運搬担った民間人軍夫軍靴支給されなかった。結果的に多く兵士軍夫が凍傷に罹り、相当な戦力低下招いた。凍傷は、山東半島での威海衛攻略戦大陸での冬営遼河平原の作戦などで多発したこのため戦後そうした戦訓を基に防寒具研究冬季訓練が行われた。そして後年対ロシア戦を想定した訓練中に起こったのが八甲田雪中行軍遭難事件である。

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凍傷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 22:47 UTC 版)

民間療法」の記事における「凍傷」の解説

詳細は「凍傷」を参照 軽度の凍傷や凍瘡であれば、氷や患部マッサージすることで改善促進されるという民間療法があり、大陸中央部古くから使われている。理論的に血管交感神経麻痺による局所充血での循環障害軽減させるものと考えられる方法としては、氷塊場合滑らかな面で優しく患部マッサージする強く擦ると皮膚損傷する恐れがある水分少な軟らかパウダースノー行なう可能ならば速やかに医師受診を受ける。中重度の凍傷は、治療が遅れると部分壊死など人体対す致命的な損傷与え場合がある。

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凍傷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 00:06 UTC 版)

ドライアイス」の記事における「凍傷」の解説

直接手で触れると凍傷を起こす危険がある。 直接口に含む行為は凍傷や二酸化炭素 (CO2) 中毒恐れがあり危険である。

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凍傷

出典:『Wiktionary』 (2021/07/22 13:42 UTC 版)

名詞

 とうしょう

  1. 低温のために組織じる傷害軽度のものはしもやけとも呼ばれ重度のものでは組織壊死を伴う。

発音(?)

と↗ーしょー

下位語

翻訳


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