魔王とその配下
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「リトル・リトル・アリス」の記事における「魔王とその配下」の解説
魔王(MAOU) リデルの父で魔界の王様。魔界で一番の実力を持つ最強の存在。強面のおじさんという雰囲気の顔で、黒の礼服を着ている。 そんな見た目と魔族達を取りまとめる威厳とは裏腹に娘であるリデルに対しては激甘で溺愛しており、リデルの苦手克服特訓の際もその様子を写真に収めていたりとかなりの親バカ。セバスを愛玩動物の道へと追い込んだ最後の詰めとなった人物でもある。リデルの友達を名乗ったキルシュには魔王らしからぬ礼儀正しさで接する一方、魔王らしく「邪魔するなら死んでもらおう」と同時に発言するあたり、娘の友達への接し方はわかっていないよう。 一度リデルを取り戻そうとパンプキーナ城に乗り込み、人間となって魔力の弱まっていたリンネを押すが、リデルの超大威力のへそビームを受けて一度目は連れ帰らずに魔界に帰ってしまう。が、リンネが死神として復活したことを受けて魔界の脅威でもあるリンネを排除するべく転送魔法で宇宙に追放しようとするが、リデルがリンネを助けようと道連れになった上、リンネをも無力化し和解した娘の姿を見て「自分の知らないうちに大人になっていたのだな」と悟り、破壊された玉座に先代女王が施したのと同じ禁呪を施す。 セラ(SERAH) ヴァンパイア城の武器庫で武器係を努める天使族のヴァンパイアハンター。自称リデルの親友。頭に浮いてる天使の輪には鍵がひとつ挟まっている。基本的にへっぴり腰だが、思い込みが激しく、人の話は全く聞かない。 超重武装で暴れまくる傍迷惑なトラブルメーカー。元は天使のヴァンパイアハンターらしく魔王を討伐するためにヴァンパイア城にやってきたらしいがそこで見たリデルに一目惚れし、魔王の側に寝返ったという経歴を持つ。リデルLOVEなのでロリコンとほとんど大差ない奴だが、本人はロリコン達と一緒にされるのは心外であり、また「リデルは自分のもの」と思い込んでいることから他の人と同じ人を一緒に愛でるという発想がそもそもなく、暴れだすとロリコン達ですら躊躇なく巻き込み排除しようとする。挙句の果てにリデルに自分の意思を否定されてしまうとリデルにさえも銃を向けてしまう。 被害妄想が激しい上に寂しくなると勝手に暴れだすめんどくさい性格(みらいやメンバー曰く、「ロリコンよりタチが悪い」「話が通じないってレベルじゃねえ」)。だが暴れる手段が武器に頼りきりなので武器がないと途端に泣き虫になってしまうという極端な特徴がある。 リデルグッズを大量に所有し、パンプキーナ縦断レース大会ではハーレーみたいなバイクで参加した。終盤リデルとリンネの最終決戦が終わった際に魔王がリデルの人間化を容認したことで、今度は魔王に惚れてしまう。 ロリコン達(LOLICOM) 魔王直属の精鋭部隊で「ロリータ好きを極めた戦闘集団なので"ロリータ"+"コンバット"で"ロリコン"」らしい。熱い少女愛とゲリラ戦術を得意とした魔王の配下エリート悪魔達で構成されている。 一般的なロリコンは荒廃した魔界を生き延びるための動きやすい服装をしている。具体的な要素としては「モヒカン」=魔界の灼熱を熱効率の良さでやり過ごす。 「肩パッド」=上半身裸の奴が多いので、不意の落石などから肩を守るため装着。 「腕輪」=50kgはあるウェイトで、日々の筋トレに勤しむ。 「ジーンズ」=丈夫なので多くのロリコンが愛用。 「ニーパッド」=肩パッド同様に保護用途で使用する。トゲ付きはブランド物で高いらしい。 「足」=リデルを付け回すために鍛え上げられた足。 「保護すべき少女の対象年齢は10歳から15歳」 などがあるが、作中ではこれに限らず、多種多様なロリコン達が登場し、毎回リデルをヴァンパイア城に連れ帰ろうとしてはバカが過ぎて自滅したり、みらいやメンバーに(主にわんこの一撃で)撃退される。作中登場した主なロリコン達 変身能力のロリコン 巨体と暑苦しい筋肉、そして角と羽根を生やした魔族形態への変身能力を持つロリコン。第1話に登場し、本作最大の特徴であるロリコン像で読者に強烈なインパクトを与えた奴。 変身前の状態でもキルシュの蹴りをたやすく受け止めるほどの実力があるが、わんこにはまるで敵わずモーニングスターによるホームランでみらいやの壁諸共街の外へと吹っ飛ばされ再起不能にされてしまう。普通ならここで終わっておかしくないのだが、その後もリデル奪還を諦めずにリベンジを挑み何度も登場。ロリコン達の中でも半ば準レギュラーのような立ち位置になっていった。正々堂々がモットーで卑怯なことを嫌うと宣う一方で勝つための手段は選ばないため、みらいやメンバーからは蛇蝎の如く嫌われている。 2度目の登場は第7話でパンプキーナ縦断レースで勝負したがわんこカーを使いこなしたリデルに惜敗し爆発。第19話における3度目の挑戦に至ってはリデルに女王になるのを諦めてもらおうと「自分が先に女王になる」と宣言しパンプキーナ一マナーにうるさいレストランで品格勝負を挑んだが、素でマナーが悪過ぎたため自滅。挙句逆ギレ気味に力ずくでリデルを止めようとするもみらいやメンバーに叩きのめされ立ったまま気絶するという末路を遂げた。しかしそこでも終わらず自分たちロリコンの邪念がパンプキーナを襲い、リデルが立ち向かったのをパンプキーナ住民達が「やらせときゃいい」「迷惑」などと言っていたのに対し、リデルがいかにパンプキーナを愛しているかを説き、住民達を改心させるなどして活躍した。リデルにより大半のロリコン達がロリコン嗜好という「魔」を取り払われても彼だけはリデル一筋を貫いており、魔界にも戻らずにパンプキーナに留まり、復興の手助けなどに従事。リデルの女王就任式にもちゃっかり混じっていた。 自意識過剰なロリコン 第2話に登場したロリコン。姿は本作の一般的なロリコン像からあまりかけ離れているわけでもない(強いて言うなら上半身にも服を着ていることくらい)。 リデルがライムの酒占いの副作用で酔っぱらってキス魔になったときにみらいやにやってきて、リデルにキスされかけ「もしや私に気が?」などと赤面したが、キルシュに呼び出されたわんこにモーニングスターでぶっ飛ばされて路地にめり込まされて退場。 ロリコン・うさぎ男 第3話でパンプキーナ収穫祭ビキニコンテストを主催したロリコン。ジャージ姿にうさぎの面を常に着けている。 リデルが人間化を望んでいるのを承知し、人間化のアイテムとも言われる激レア素材の「千年キノコ」をダシにライムはじめみらいやメンバーを会場へとおびき出し、確実に保護しようとする知略の男。しかし地中に土遁の術の如く潜みリデルへと人知れず接近していた際わんこのモーニングスターを振り回したセクシーポーズが直撃。大爆発を起こしロリコンという事実を知られることさえなく人知れず敗北を喫してしまう。 その後自分達の邪念がパンプキーナを襲った際に再登場。パンプキーナ最終防衛ラインにて現場指揮を執った。 50人掛かりでやってきたロリコン達 第4話でリデルがみらいやにて初めて真・ヴァンパイアの姿を見せた時にやってきたロリコン軍団。リーダー格である西部劇風のロリコンはわんこの攻撃を受け流すほどの実力者だが、真・ヴァンパイア形態のリデルを見て一度は全員が骨抜きにされるなどどこまで行ってもロリコンであり、ライムからは軽蔑された。その後復活しヴァンパイア城でもやっていた「へそ祭り」で自分達の欲望を満たそうとするも、リデルのへそビームが発動してしまい全員まとめて吹っ飛ばされてしまった。 後に自分達の邪念がパンプキーナを襲った際にも再登場し、真・ヴァンパイア形態のリデルによるへそビームが有効と知るや否やまたしてもへそ祭りを行おうとする。 キルシュ派のロリコン 第8話に登場した新たなタイプのロリコン。パンプキーナで酒場のマスターをしていた。 ロリコンの拡大解釈により14歳以上も愛でる対象とする過激派。自室にはキルシュグッズが山のように収集展示されていた。最初からキルシュを我が物にする目的で酒場を経営。人間化の情報を酒場に探しにきたキルシュをポーカーで負かしてバイトとして雇うことに成功した後は何かと難題をふっかけてキルシュを辱め追い詰めていくが、土壇場まで追い込まれたキルシュに店は破壊され、さらに自分の嗜好も露にされてしまう。しかし最初から罠だったと開き直って白状した挙句、借金の証書を盾にさらなる要求を突きつけようとするが、完全にキレたキルシュにアッパーカットの一撃で吹っ飛ばされ、店の残骸諸共借金の証書も完全に燃やし尽くされた。 その後ロリコン達の邪念がパンプキーナを襲った際に再登場。リデルのへそビームの威力を上げるため、肉踊りロリコンとともにパンプキーナ住民の説得に当たった。 渡世人ロリコン 第11話冒頭に登場したロリコン。和風かつ時代劇的な風貌だが、登場後1コマでわんこに殴られ脱落。わずか2コマしか登場しなかった。 肉踊りロリコン 上半身裸で肩パッドは着けてなく、スキンヘッドに鬼の角を生やしたロリコン。 第11話と続く第12話に登場。パンプキーナの女王リンネを笑わせるべく大胸筋が動く「奥義肉踊り」や腹直筋が動く「奥義デスシックス」などをリンネに披露するが意味はなく、リンネの触手責めを喰らいまくる。しかもその痛みも悪くないと発言するなど筋金入りの変態。さらにリンネの人間化が判明した際には少女の温もりを感じたくて玉座に座ったとも告白している。 後にロリコン達の邪念がパンプキーナを襲った際に再登場。キルシュ派のロリコンとともにパンプキーナ住民の説得に当たった。 クッキングロリコン ガタイのいいシェフ風の男で当人も最初のうちは正体を隠していたので「さすらいのシェフ」を名乗っていた。 第14話にて町内会の祭りにみらいやがたこ焼き店を出店した時に登場。たこ焼きをB級グルメと侮っていたが、リデルの作った究極のたこ焼きのうまさに感激すると同時にライバル心を抱き、No.1シェフの座をかけて「自分の作った料理をより多く食べる」ルールでの大食い対決をみらいや陣営に強いる。みらいやのたこ焼きを事前に買い占め食べ尽くしていたのでみらいや陣営はたこが用意できずにリデルとわんこによる下手な創作料理を食わされるハメになり、実際そうなってつまづいたため自身の勝利を確信していた。しかし自分がたこ焼きを食べまくっていたせいで自分の料理をろくに食べれなかったと墓穴を掘った挙句、みらいや陣営にたこが届き究極のたこ焼きが再び作れるようになったため大差をつけられて敗北。潔く自分の負けを認めリデルに握手を申し込んだ際に手錠で自分とリデルを拘束し遂に自身の正体を明かす。そのままリデルを強制的に連れて帰ろうとするが予想以上にうまかった究極のたこ焼きにグルメの血が騒いだのか最後に一口と頬張った途端服も手錠も弾け飛んでしまい失神。リデル奪還に失敗してしまう。 火炎放射器を持ったロリコン 第15話にてセラの武器庫に火炎放射器と炸裂弾を借りにきたロリコン。セラの思い込みの激しさによるとばっちりを食らった挙句その2日後には借りた火炎放射器でみらいやを強襲する。2日前にヴァンパイア城を去っていたセラに戻るよう訴えるも武器を持たずに弱気になっていたセラに拒否された上、セラがリデルの意思(人間になりたい)を尊重するとまで発言したのを聞き、一緒に焼却してしまおうと挑むがわんこのアッパーカット一発で吹っ飛ばされ、みらいやの天井を破る。しかし火炎放射器がセラの手に渡ったことでセラが凶暴な性格に戻ってしまい、みらいやを焼き付くすという最悪の結果をもたらした。 コンバットロリコン 第16話にて登場した傭兵姿のロリコン集団。迷彩服に覆面をしており、パッと見一番区別がつきにくいタイプのロリコン集団。 リデルがみらいやの役に立とうとライムに占いを習いだし、それが立て続けに当たるようになったことと、その占いで12億ゴールドもの大金が当たる宝くじを確保したことをリデルに仕掛けていた盗聴器で傍受。みらいやメンバーがリデルを預けるに相応しいかを確かめるために誘拐犯のフリをしてリデルを誘拐し、宝くじで手に入る予定の12億ゴールドを身代金として要求。もし金を出してでもリデルを取り戻そうとしないのなら問答無用で城へ連れて帰るとリデルに告げる。しかし12億を是が非でも確保したいライムが謀った結果、1億ゴールドの前借りによりまず5千万でコンバットロリコン達の拠点を堀を掘って孤立させ、さらにリデルに残り5千万の懸賞金をかけたことでパンプキーナ住民全てが敵に回ってしまい大混乱に陥る中キルシュにリデルを奪還されてしまい完全に叩きのめされ脱落。今際の言葉として「やはり彼女らには(姫様を)任せておけな…」と呟いて果てた。しかし一件落着した後も5千万に目が眩んだパンプキーナの住民達はリデルを巡って暴徒と化し、パンプキーナが無法地帯になってしまう。リデル達は追われる身となっただけでなく、宝くじ換金所も廃墟と化してしまったためライムが命がけで守った12億のくじ券も紙くずと化してしまった。 後にロリコン達の邪念がパンプキーナを襲った際にも再登場。住民を安堵させようと率先して邪念に挑み武器攻撃を敢行するが、邪念に物理攻撃が効かないことに頭が回っておらず、キルシュに「ホントに役に立たない」と酷評された。 プロゲーマーロリコン 第17話に登場。自身の名前がプリントされたシャツを着た眼鏡男子。当初はただのプロゲーマー「海人(カイト)」を名乗り調子に乗っていたライムをハメ技で完封しライムに屈辱を味わわせる。その後復讐に燃えわんこを選手兼コントローラーとしてパンプキーナ全国大会にエントリーしたライム達と決勝戦で再戦。その際自らプロゲーマーロリコンの正体を明かし、リデルをかけての勝負に持ち込む。ラウンド1で対戦相手のわんこに一撃KOされるとライム・わんこペアの強さを認め秘密コマンドによる対戦相手の画面にだけ目潰しのフラッシュを発生させるニンジャ秘奥義「光遁の術」でラウンド2を取ろうとするが、ライムの指示を受けたわんこも500ゴールドコインの課金による画面からのリアルパンチでの相手プレイヤー無力化という裏技を繰り出したためリアルパンチの直撃を喰らいそのままダウン。優勝されてしまう。 後にロリコン達の邪念がパンプキーナを襲った際にも再登場。へそビームの威力を上げるためにSNSを通して「リデル様のへそを一緒に見よう!」と呼びかけた。 秘湯巡りロリコン 第18話に登場。髪の毛を七三分けにしたへつらうような腰の低い男。温泉好きが高じて旅館を開くまでにいたり、ロリコンとしては一線を退いている。 みらいやメンバーが温泉にやってきた先の旅館の支配人として登場し誠心誠意おもてなしすると言っていたのだが、(元)ロリコンというだけで一行に不快感を与えてしまいわんこのモーニングスターで血みどろにされ、ライムに手足を縛られた挙句酒樽に押し込まれてしまう。その後キルシュの水着とライムの髪留め・水晶玉が失くなる盗難事件が発生するといの一番に容疑者にされ自白を強要されるが自分は縛られているのだから何もできないと釈明し、一時は納得させる。その後探偵になったわんこの当てずっぽうによって再び犯人と疑われるも、実は遅れて温泉に入っていたわんこがライムの髪留めを壊したので証拠隠滅を図ってトイレに流し、なかなか流れないのでモーニングスターで押し込んだら水が逆流。水晶玉で穴を塞ぎ逆流し床に散らばった水もキルシュの水着で拭いていたのをわんこが忘れていたというのが事件の真相であり、ようやく真相を思い出したものの被害と濡れ衣を着せられて怒り狂っているライム・リデル・キルシュを怖れたわんこに罪を被せられてしまう。そして散々待たせたわんこ諸共(わんこの仕業と気付いていたのかもしれないが)キルシュ達に崖から蹴り落とされる末路を辿った。
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魔王とその配下
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「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」の記事における「魔王とその配下」の解説
ここでは、ボスキャラクターとして主人公たちと戦うことになる魔王やその配下の魔物たちを挙げる。 バラモス 声 - 佐藤正治(CDシアター版) / 土師孝也(ライバルズ) ネクロゴンドに居城を構え、世界を支配しようとする竜頭の魔王。表の世界に登場するモンスターとしては圧倒的な戦闘力を誇る敵として君臨する。アリアハン王によれば「世界のほとんどの人々はバラモスの名前すら知らない」らしいのだが、実際にはアリアハンやサマンオサだけでなく、イシスやポルトガ、バハラタなど世界のさまざまな場所で恐怖の対象となっている。 後に『ドラゴンクエストモンスターズ』シリーズや『ドラゴンクエスト モンスターバトルロード』、『ドラゴンクエストIX』、『ドラゴンクエストX』などでたびたび登場している。 やまたのおろち おろちの洞窟(ジパングの洞窟)に潜む竜の魔物。『日本書紀』と『古事記』に登場するヤマタノオロチにちなんで「やまた」と名が付くが、モンスターデザインでは首は5つ。ヒミコを殺した(リメイク版では井戸のすごろく場に幽閉)後に彼女に成りすまし、若い女性をいけにえに差し出すよう強要してジパングの住民を苦しめている。炎を吐いたり複数回の攻撃を仕掛ける。GBC版では隠しダンジョンで雑魚モンスターとして出現するほか、雑魚敵「あやしいかげ」の正体として出現することもある。『ドラゴンクエストX』では試練の門のボスとして登場する。 サマンオサ王 / ボストロール 声 - 郷里大輔(CDシアター版) 以前は優しい性格だったが、現在では城に来た者を有無を言わさず地下牢に幽閉したり、異を唱えた国民を処刑するなど悪事の限りを尽くす。正体は「ボストロール」であり、本物のサマンオサ王を地下牢に幽閉して変化の杖で成り済ましていた。 リメイク版では全員の守備力を半減させる呪文「ルカナン」が追加され、必ず2回行動するように強化された。攻撃力が高く、時折発生する痛恨の一撃の威力はかなりのダメージとなる。SFC版ではサマンオサ城のみの登場だが、FC版ではアレフガルドにも雑魚として登場し、GBC版ではゲームクリア後の隠しダンジョンで再登場するなど、やまたのおろち・キングヒドラと同じく雑魚敵「あやしいかげ」の正体として登場することもある。 その後は『ドラゴンクエストVI』『モンスターズ』シリーズなどにも登場。『VIII』以降のナンバリングタイトルには全て登場しており、作品によっては主人公の仲間に加わったり、物語に関わっていたりと出番が多い。 キングヒドラ ゾーマの手下の一体である魔物で、グラフィックデータは上述のやまたのおろち、雑魚モンスターのヒドラの色違い。ゾーマの城でオルテガと戦い、息子・娘の目の前で彼の命を奪う。リメイク版では隠しダンジョンで雑魚モンスターとして出現する他、雑魚敵「あやしいかげ」の正体として登場することもある。『ドラゴンクエストX』では「魔法の迷宮」でキングヒドラコイン、伝説の三悪魔コインを投入するとボスとして登場する。 バラモスブロス ゾーマの手下の魔物の一角で、バラモスの兄弟にあたる。 『バトルロードIIレジェンド』の「レジェンドクエスト」では、バラモスブロスが「魔王」の肩書きを与えられており、バラモスゾンビとドラゴンを従えて立ちはだかる。『ドラゴンクエストX』では、「魔法の迷宮」で伝説の三悪魔コインやバラモス強カードを投入すると登場する。討伐モンスターリストによると、こちらが弟であるとされる。 バラモスゾンビ ゾーマの手下の魔物の一角。大魔王ゾーマの力によりバラモスが復活した姿。魔法も使わず守備力・素早さも全くないが、非常に高い攻撃力を誇っている。バラモスゾンビのグラフィックデータは、雑魚モンスターのスカルゴン、ドラゴンゾンビの色違いとなっている(バラモスは頭部の角が1本なのに対し、この種族は2本あり、バラモスには無い牙や羽根が生えている)。 『ドラゴンクエストX』では「魔法の迷宮」のレアボスとして登場。更に三悪魔コインを投入しても登場する。『バトルロードIIレジェンド』では外見・技共にドラゴンゾンビの流用だったが、『バトルロードビクトリー』では、バラモスの体色を黒くした姿に変更されている。『テリーのワンダーランド3D』ではバラモスの体が巨大化し腐敗、骨が部分的に露出した姿となっている。 漫画『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』にも登場し、その時の姿は生前のバラモスの骨格を忠実に再現したデザインとなっている。 ゾーマ 声 - 柴田秀勝(CDシアター版) / 大塚明夫(リアル脱出ゲーム×ドラゴンクエスト『大魔王ゾーマからの脱出』、ライバルズ) 本作の最終ボス。「全てを滅ぼす者」を自称し、人々の死や苦しみを無上の喜びとし糧とする。ゲーム中盤まではバラモスが黒幕であるものとして話が展開するが、後にバラモスもゾーマの手下の1人にすぎないことが明らかになる。初期状態では闇の力のバリア「闇の衣」を身にまとっており、ある特定のアイテムの力によりはぎ取ることができるが、闇の衣をはぎ取らなくとも倒すことは可能。闇の衣をはぎ取るとカラーパターンが変化(FC版はフルカラーから青基調、リメイク版は青基調からフルカラー)する。また、薬草やHP回復系呪文によってダメージを受けるという特殊な性質を持つようになる。最後は主人公たちに倒され、いつの日か新たな邪悪が再来することを予言しつつ、彼らがその時までは生き永らえられないことを嘲笑しながら滅び去った。 後の作品のボスなどが使うこととなる「凍てつく波動」をシリーズで初めて使用したキャラクター。リメイク版以降は独特のポーズを取りながら兜にある目玉から放つ。 バラモスや他の魔王と同様、後に『モンスターズ』シリーズや『モンスターバトルロード』、『ドラゴンクエストIX』、『ドラゴンクエストX』などで再登場している。また、ゲーム上のグラフィックおよびイラスト、設定画では4本指だが、『IX』などで再登場の際は5本指となっている。本作で手下を無能扱いしていた様子は無いが、『IX』のモンスター図鑑では「愚かな僕(しもべ)に嫌気がさして地上を捨てた」と書かれている。 後の作品では、『モンスターズ2』では三つ目で巨大な鎌を携えている「アスラゾーマ」、『バトルロードII』では外見はほぼ同じだが目が赤く輝き、能力が格段に向上している「真ゾーマ」というオリジナルの強化形態が登場している。また、『モンスターズ2』などではゾーマを幼生化したようなモンスター、ゾーマズ・デビルが登場しているが、公式な関連は不明。なお、本作のゾーマは凍てつく波動や最強の氷呪文マヒャドなど冷気攻撃を使用するが、『バトルロード』では火炎攻撃も得意としている。 鳥山明のイラストでは「ボスその2」、「ボスその2(変身後)」と書かれたモンスターが存在するが、ゲームに登場することはなかった。
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