熊野川とは?

熊野川

神々宿る熊野の山、神秘歴史ロマン溢れる熊野川
熊野川は、大峰山脈雄峰である山上ヶ岳稲村ヶ岳大普賢岳の間に発して西流し、大塔村坂本南流に転じ、途中大台ヶ原水源とする北山川合流南流して熊野灘に注ぐ一級河川です。熊野川の流域は、奈良・和山・三重の三県にまたがり流域面積は2,360km2にも及び、吉野熊野地方社会経済基盤をなしています。
流域内は、年平均降水量が2,800という多雨地帯で、なかでも北山川の源である大台ヶ原は、年間降水量が4,000越えます。また、平地河口付近僅かに広がるのみで、山地97%占めています。

熊野灘から熊野川河口を望む
熊野灘から熊野川河口を望む

河川概要
水系新宮川水系
河川熊野川
幹川流路延長183km
流域面積2,360km2
流域内人84,000人
流域関係都県奈良県和歌山県三重県

熊野川流域図
○拡大図
2.地域の中の熊野川
"和歌山三重県県境となっている熊野大橋(熊野川)上での「綱引き」を通して、両県ならびに地域住民より一層交流親睦促進し、かつ広く内外情報発信することにより、県境越え同一生活文化圏としての地域活性化寄与することを目的としたイベントです。熊野川をベースに川を挟んだ街の交流促進図ります。"

地域社会とのつながり

平成11年の「南紀熊野体験博」と「東紀州体験フェスタ」をきっかけ開催された「2県交流綱引き大会」は、熊野川にかる旧熊野大橋と熊野川の河川敷会場に「熊野大橋炎のバトル」と称して行われる地域交流イベントです。
綱引き大会の様子
綱引き大会様子
この大会は、旧熊野大橋繰り広げられる“大綱引き”を使った「2県交流綱引き」と、熊野川の河川敷行われるトーナメント綱引き」の2本立てで、「2県交流綱引き」は、子供一般の2部門において、和歌山三重の代表200VS 200人で県境賭け対戦し、勝敗によって県境3mずつ移動します。もちろん、お遊びですが負けてしまうと旧熊野大橋のほぼ中央にある県境橋の手前になりかねません(前年大会の「県境」からスタートします)。

また、熊野川の河川敷では、小学生中学生一般各部門に分かれ、1チーム8人編成の「トーナメント綱引きが行われます。過去には、日本一大き奈良県十津川村VS 港のある日本一小さ三重県鵜殿村)の新宮川水系内にある同士のエキジビジョンマッチも行われました。熊野川をベースに、地域・街の交流促進目的とした綱引きが行われると同時にフリーマーケット物産展開催されます。すべてのイベントが終わった後は、河川愛護趣旨則って参加者全員河川敷清掃します。1本の綱を通して多く感動県境越え人々のつながり実感できるこの大会は、全国からも注目される熊野地域の恒例行事となっていましたが、昨年大会をもって中止となりました。この大会通じて芽生え地域連携つながりを大切に熊野の自然をアピールしていきたいと思っています。
また、今年6月には、「紀伊山地の霊場と参詣道」(総延長308 熊野川の澪筋含む)として、ユネスコ世界遺産に登録される予定で、今後、この地域さらなる活性化期待します。
3.熊野川の自然環境
"熊野川の直轄区間(紀宝町尾友から河口まで)は、山間谷底蛇行するやや急な流れから、川幅広く緩やかな流れへと変わる汽水域です。新宮市鵜殿村に挟まれた河口付近は、入り江状の浅瀬ヨシ等の湿性植物群落、石や砂の干潟があり、水鳥の集団分布地となっています。河口には砂州発達しています。"

 
新宮川水系では、これまでの記録から84種の魚種確認されています。熊野川の魚類相は、赤木川合流部まで遡上していることが確認されているサクラマススズキ含みカジカヨシノボリヌマチチブといったカジカ科ハゼ科中心に上流域まで遡上する回遊魚占め割合が約26%と高いことが特徴的です。
熊野川の植物群落をみると、円礫の河原(自然裸地)に生えカワラハハコ群落や、河岸渓流岩場みられる自然植生であるサツキ群落存在するほか、河川特有カワラハンノキ群落ヤナギ低木林などが成立しています。また、シチョウゲ、ドロニナガといった地域を代表する渓流岩場植物も豊富に確認されており、特に、御船島には、渓流岩場植物多く分布しています。
鳥類については、河口付近静水域で、冬季カモ類、カモメ類、カワウなどが、それぞれ数百個体集団渡来します。これらの餌となるプランクトン植物魚類などの餌資源が十分に存在し、天敵などから身を隠すための水際植生豊かなためと考えられます。また、ヤマセミカワセミカワガラスなど、主に中流上流域でみられる種や植皮乏しい礫の河原繁殖地として利用するイカルチドリ確認されています。
両生類爬虫類哺乳類に関しては、上流域の猿谷ダム周辺サンショウウオ仲間ヒキガエルカジカガエルといった山地渓流性の両生類カワネズミ確認されています。
昆虫類については、植皮少ない円礫の河原のみに生息するカワラバッタがみられます。また、下流域では草地性、低木性種の昆虫、熊野川河口域の砂礫干潟や泥湿地ではハンミョウ一種など特徴的な種が生息しています。最後に、ここにあげた生物は、河川の自然と強く結びついており、河川改修工事等により失われることが多いですが、熊野川において、これら多数生物確認できることは、熊野川の自然性が高いことを示しており、良好環境維持されているものと考えられます。今後も、維持していきたい環境です。
4.熊野川の主な災害
"年間降雨量4,000超す日本有数多雨地帯流れる熊野川は、度々、流域大水害をもたらしてきました。特に明治22年8月水害甚大で、十津川村では多く村民が家や耕地を失い、中には北海道新十津川村開拓し、移住した人々もいます。"

年間降雨量4,000を超す日本有数多雨地帯貫流する熊野川は、今日まで、流域にたびたび大水害をもたらしてきました。特に、明治22年8月水害甚大で、十津川郷(現在の十津川村)では、1,080箇所もの山岳崩壊起こり土砂でせき止められた湖が37箇所もできました。十津川郷は当時、6ヶ、2,400戸、13,000人のでしたが、北十津川村西十津川村で特に被害多く発生しました。北十津川村高津では、幅870mほどが山頂から崩れ十津川をふさぎ、高津でせき止められたは、高さ数十mの激流となって4~5ほど上流まで逆流し、死傷者続出しました。十津川郷のあちこちでできた土砂でせき止められた湖のほとんどは、その日のうち(真夜中)に決壊し、新湖の下流では、いったん洪水が収まっていところに、湖の崩壊一気洪水が襲ってくるという現象同時多発的に起きました。
河口新宮では、8月19日の晩から増水しはじめ熊野速玉大社付近まで氾濫し、その後、いったん減水しましたが、8月20日午前1時頃から急速に増水し、未明から昼にかけて新宮町内(当時)一円濁流にのまれました。十津川郷での新湖の出現崩壊影響時間差伴って新宮襲いました。
この水害で、十津川郷の600戸、約2,500人が、住み慣れ離れ北海道移住し、新十津川村ができました。

(注:この情報2008年2月現在のものです)

熊野川(川の古道)(くまのがわ(かわのこどう))

河川 和歌山県新宮市

名水画像
位置情報

周辺の自然環境
古くから熊野詣での「川の参詣道」として利用され、世界遺産に登録されており、日本を代表する歴史文化兼ね備えた清流である。筏による木材運搬輸送路として、河口都市部発展大きく貢献した歴史を持つ。
利用状況
新宮市木材輸送栄えた町で、伐採された木材を筏にし、熊野川と北山川下って新宮に運ばれていた。現在、木材輸送陸路に切り替わり筏流し支流北山川観光下りとして昭和54年1979年)に復活した。
また、新宮市民の飲料水生活用水として活用されている。

由来・歴史
下流河口部に熊野速玉大社鎮座しており、平安時代から中辺路ルート熊野三山参詣する際には、交通手段として舟運利用することが多かった。両岸には深い山々がせまり、点在する奇岩怪岩は、12世紀には「熊野権現持ち物」と考えられ、様々な伝承が語られてきた故事がある。
水質保全活動
毎年春先から夏場にかけて大水流れついたゴミ清掃新宮市熊野川町田長から、速玉大社裏までの間2回程行なうまた、地元カヌークラブとの協賛により同河川の清掃定期的に行なっている。
アクセス
鉄道バスでお越し場合
■ JR紀勢本線新宮駅下車無料送迎バスにて約25

【 お車でお越し場合
■ 阪和自動車道南紀田辺IC」→ 国道311号国道168号経由で約120

お問い合わせ
和歌山県新宮市 商工観光
〒 647-8555
和歌山県新宮市春日1番1
TEL : 0735-23-3333
http://www.kumanokawabune.jp/

アクセスマップ
アクセスマップ図

熊野参詣道
中辺路
大辺路
小辺路
伊勢路
熊野川
七里御浜
花の窟

名称: 熊野参詣道
 中辺路
 大辺路
 小辺路
 伊勢路
 熊野川
 七里御浜
 花の窟
ふりがな くまのさんけいみち
 なかへち
 おおへち
 こへち
 いせじ
 くまのがわ
 しちりみはま
 はなのいわや
種別 史跡
種別2:
都道府県 2県以上
市区町村 中辺路新宮市田辺市東牟婁郡那智勝浦町大辺路西牟婁郡白浜町すさみ町小辺路伊都郡高野町田辺市吉野郡野迫川村吉野郡十津川村伊勢路新宮市田辺市熊野市尾鷲市度会郡大紀町北牟婁郡紀北町南牟婁郡御浜町(熊野川)新宮川水系熊野川(七里御浜熊野市南牟婁郡御浜町紀宝町花の窟熊野市
管理団体 紀北町尾鷲市熊野市野迫川村十津川村高野町白浜町日置川町すさみ町那智勝浦町田辺市
指定年月日 2000.11.02(平成12.11.02)
指定基準 史3,史6
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文: 熊野参詣道は、熊野三山、すなわち熊野本宮熊野坐神社)、新宮熊野速玉大社)、 那智熊野須美神社那智大社)の三社参詣する道で、院政期には紀伊路伊勢路があった。中世において最も利用されたのは紀伊路のうち中辺路であり、京より南下してきた熊野参詣道は、田辺海沿いを行く大辺路分かれ山間を縫って本宮目指した。院政期には、多数参詣者が通行したが、特に上皇参詣多く後白河上皇34回、後鳥羽上皇28回、鳥羽上皇21回、白河上皇9回、女院待賢門院13回とかなりの頻度参詣重ねている。そうした利用につれて参詣道の整備も進んだ。当時参詣様子は、藤原為房の『為房記』、藤原宗忠中右記』、藤原定家後鳥羽院熊野御幸記』など多く貴族日記記録詳細に綴られているが、貴顕のみならず庶民病者も多かったことが記されている。本宮参詣ののちは熊野川を川下りして新宮参詣し、そののち海岸沿いに浜の宮至りそれより再び内陸入り那智参詣した。その後は、新宮から熊野川を上って本宮に至る来たときと逆の行程を辿るか、大取越小雲取越経て本宮に戻ることもあった。また、本宮から湯峰に道が通じており、湯峰の湯に入り疲れ休めた。
  熊野参詣道は、古代末期より近世近代に至るまで、貴顕のみならず一般庶民また 病苦民衆までが熊野三山への信仰憧憬によって歩んだ古道であり、我が国歴史 ならびに社会文化を知る上で欠くことのできない貴重な交通遺跡として平成12年 に史跡指定されたものである
 今回、熊野参詣道の保存万全を期すために、中辺路大辺路伊勢路高野山か らの参詣道である小辺路、川と海浜利用して参詣していた熊野川・七里御浜参詣 の人たちの崇敬集め花の窟のうち、参詣道として良好保存されている地域追 加して指定ようとするとともに従来熊野参詣道として指定されていた熊野本宮大 社社地大斎原)・那智大社境内青岸渡寺境内補陀洛山寺境内史跡熊野三山 とするために熊野参詣道から分離するものである

熊野川

読み方:クマノガワ(kumanogawa)

所在 鹿児島県

水系 熊野川水系

等級 2級


熊野川

読み方:ユノガワ(yunogawa)

所在 山形県

水系 最上川水系

等級 1級


熊野川

読み方:ユヤガワ(yuyagawa)

所在 和歌山県

水系 日高川水系

等級 2級


熊野川

読み方:ユヤガワ(yuyagawa)

所在 和歌山県

水系 日置川水系

等級 2級


熊野川

読み方:クマノガワ(kumanogawa)

所在 岩手県

水系 熊野川水系

等級 2級


熊野川

読み方:クマノガワ(kumanogawa)

所在 富山県

水系 神通川水系

等級 1級


熊野川

読み方:クマノガワ(kumanogawa)

所在 石川県

水系 羽咋川水系

等級 2級


熊野川

読み方:クマノガワ(kumanogawa)

所在 滋賀県

水系 淀川水系

等級 1級


熊野川

読み方:クマノガワ(kumanogawa)

所在 和歌山県三重県

水系 新宮川水系新宮川


熊野川

読み方:クマノガワ(kumanogawa)

所在 広島県

水系 江の川水系

等級 1級


熊野川

読み方:クマノガワ(kumanogawa)

所在 広島県

水系 瀬野川水系

等級 2級


熊野川

読み方:クマノガワ(kumanogawa)

所在 宮崎県

水系 清武川水系

等級 2級


熊野川

読み方:クマノガワ(kumanogawa)

所在 和歌山県日高郡日高川町

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

熊野川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/08/22 14:52 UTC 版)

熊野川(くまのがわ)は、奈良県和歌山県および三重県を流れる新宮川水系の本流で一級河川。下流の熊野本宮大社熊野速玉大社間の流域は、「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産に登録されている。






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