全合成とは? わかりやすく解説

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ぜん‐ごうせい〔‐ガフセイ〕【全合成】

読み方:ぜんごうせい

複雑な分子構造をもつ天然由来化学物質などを、最小単位原料から人工的に合成すること。


全合成

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/30 21:02 UTC 版)

有機化学における全合成(ぜんごうせい、: total synthesis)は、原則として、より単純な部品から、通常は生物学的過程の助けを受けずに行われる、複雑な有機分子の完全な化学合成である[1][2][3]。実際上は、これらの単純な部品はまとまった量で市販されており、ほとんどの場合は石油化学前駆体である。時には、大量の天然物など)が出発物質として使用される。標的分子は天然物(生体分子)、医学的に重要な活性成分、あるいは化学あるいは生物学において理論的に興味深い有機化合物などである。合成のための新たな経路は研究の過程で開発され、この経路は目的物質を開発するための初の経路となる。


  1. ^ K. C. Nicolaou, D. Vourloumis, N. Winssinger and P. S. Baran (2000). “The Art and Science of Total Synthesis at the Dawn of the Twenty-First Century” (reprint). Angewandte Chemie International Edition 39 (1): 44–122. doi:10.1002/(SICI)1521-3773(20000103)39:1<44::AID-ANIE44>3.0.CO;2-L. PMID 10649349. オリジナルの2008年5月9日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20080509085550/http://www.scripps.edu/chem/nicolaou/images/pdfs/MS456.pdf. 
  2. ^ Nicolaou, K. C.; Sorensen, E. J. (1996). Classics in Total Synthesis: Targets, Strategies, Methods. Wiley. ISBN 978-3-527-29231-8. 
  3. ^ Nicolaou, K. C.; Snyder, S. A. (2003). Classics in Total Synthesis II: More Targets, Strategies, Methods. Wiley. ISBN 978-3-527-30684-8. 


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イライアス・コーリー」の記事における「全合成」の解説

コーリー研究グループ数多く天然物全合成を完成させている。1950年から、コーリー研究グループ合成した化合物は少くとも265種類上る1969年プロスタグランジン類の全合成はまさに芸術的であるといわれるまた、全合成で必要なシントンという概念考えだしている。 その他に有名なものを以下に示す。 ロンギホレン (longifolene) ギンコライドA, B (ginkgolide A, B) ラクタシスチン (lactacystin) ミロエストロール (miroestrol) エクテナサイジン743 (ecteinascidin 743) サリノスポラミド A (Salinosporamide A) 2006年には抗インフルエンザ薬オセルタミビルタミフル)の短工程での全合成を発表し、「世界のための研究であるから」として特許取得しなかった。

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ケンドマイシン」の記事における「全合成」の解説

その強力な生物学的活性のため、ケンドマイシンは全合成の標的として関心集めている。ケンドマイシン最初の全合成は2004年LeeYuanによって達成された。

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ストリキニーネ」の記事における「全合成」の解説

ストリキニーネ構造決定貢献したロバート・ロビンソンは、「この分子量としては、知られる限りにおいて最も複雑な有機化合物(for its molecular size it is the most complex organic substance known)」 と評した少な分子量ありながら複雑な構造を持つことから、ストリキニーネの全合成は現在に至るまで化学者たちの関心集めており、1954年ウッドワード以降様々な方法による合成法報告されている⇒ストリキニーネ全合成(英語版)。 ウッドワード合成法28段階収率はわずか0.00006%だったが、Rawal(1994年)らの収率10%、Vanderwalの6段階2011年)まで改良されている。

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ドデカヘドラン」の記事における「全合成」の解説

30年余りにわたっていくつかの研究グループ活発にドデカヘドランの全合成を追求した1978年発表されレビュー論文にはその時点で存在したいくつかの戦略について述べられている。最初試み1964年ウッドワードにより、ドデカヘドラン単純に二量体化できると考えられていたトリキナセン合成から始まった初めドデカヘドラン合成したのはパケットグループだが、プリンツバッハ(英語版)のグループによりパゴダン経由するより汎用的合成経路後述)が発見された。イートンやシュレーヤー(英語版)らなどの他のグループ競合していたが、頂点極めたのはパケットとプリンツバッハのチームであったパケット英語版)のグループ1981年に1,16-ジメチルドデカヘドランの合成成功し、翌1982年シクロペンタジエン2分子10炭素原子)、 アセチレンジカルボン酸ジメチル(4炭素原子)、アリルトリメチルシラン2分子(6炭素原子)を出発物質とする29段階有機合成により無置換ドデカヘドラン合成した合成の第一歩として、シクロペンタジエン2分子1をナトリウムシクロペンタジエニル錯体形成する)とヨウ素存在下でカップリングさせ、ジヒドロフルバレン(英語版)2を得る。次にタンデム英語版ディールス・アルダー反応によりアセチレンジカルボン酸ジメチル3ペンタジエン・アセチレン・ペンタジエンの順に反応させ、対称付加体4を得る。この反応時には等量のペンタジエン・ペンタジエン・アセチレンの順に反応した非対称化合物 (4b) も生じるのでこれを除去するドデカヘドラン合成その1 ドデカヘドラン合成その2 次にヨードラクトン化反応英語版)により、ヨード基を一時的に導入するとともに二酸ジメチル4をジラクトン5に転換する。その次にラクトン環のエステル結合メタノールにより切断し、ハロヒドリン(英語版)6を得る。アルコール部をジョーンズ酸化によりケトン化し7が得られヨード基を亜鉛偶により還元し8を得る。 ドデカヘドラン合成その3 ドデカヘドラン合成その4 最後6つ炭素を、アリルトリメチルシラン9とn-ブチルリチウムから生じカルバニオン10ケトン基求核付加反応させることにより導入する次にビニルシラン英語版11酢酸中の過酢酸ラジカル置換[要リンク修正]させてジラクトン12得て五酸化二リンにより分子フリーデル・クラフツ反応ジケトン13にする。この分子は必要な20炭素原子全て持っており、残り5つ炭素-炭素結合生成有利な対称性持っている化合物13二重結合パラジウム炭素による水素化により還元し14を得、ケト基水素化ホウ素ナトリウムによりアルコール化して15を得る。このとき生じたヒドロキシ基を、ジラクトン化16したのち、塩化トシル用いて求核置換反応により塩素置換し17を得る。最初C-C結合生成反応バーチ還元一種リチウムアンモニア)で、生成物即座にクロロメチルフェニルエーテル(英語版)に捕獲される化合物17残り塩素原子単純に還元されるこのように一時的に置換基追加することで後のステップエノール化が起こることを防ぐ。新たに形成されケト基は、光化学ノリッシュ反応によるさらなるC-C結合生成反応を受け19となり、生じたヒドロキシ基はTsOHによって脱離アルケン20を得る。 ドデカヘドラン合成その5 ドデカヘドラン合成その6 二重結合ヒドラジン水素化ジイソブチルアルミニウムにより還元し21クロロクロム酸ピリジニウム酸化してアルデヒド22を得る。2度目ノリッシュ反応によりもう1つC-C結合形成しアルコール23得たのち、フェノキシ末端次のような段階踏んで取り除く。まず、バーチ還元によりジオール24得たのち、クロロクロム酸ピリジニウム用いた酸化によりケトアルデヒド25を得る。さらに逆クライゼン縮合によりケトン26を得る。3回目ノリッシュ反応によりアルコール27得られ2回目脱水反応により28、さらに還元して29を得る。この時点で、官能基以外の合成終了である。残りC-C結合は、250 °C圧縮水素雰囲気およびパラジウム炭素触媒脱水素反応生成しドデカヘドラン30を得る。

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有機合成化学」の記事における「全合成」の解説

詳細は「全合成」を参照 複雑な天然由来化学物質などを目標とし、有機化学の手法のみを組み合わせて合成することを全合成という。有機合成化学において一大テーマであり、ロバート・バーンズ・ウッドワードをはじめ著名な有機化学者によって多く化合物全合成研究が行われ、その過程様々な新規化学反応発見開発されるとともに社会医薬品等を人工的に供給する手段提供してきた。 全合成研究進め意義としては、分光学的に決定され化合物構造実際に正しいか確認すること、天然からは微量しか得られない化合物人工的に多量に供給すること、全合成の過程新規化学反応発見すること、などがあげられる。現在では、極めて複雑な化合物でも複数反応組み合わせることで合成が可能となっている。 一方きわめて複雑な化合物目標とする場合反応工程数十段階達し全体収率極めて低いケース珍しくないこのような全合成研究には莫大な研究費時間費やされるものの、他の研究グループによって追試されたり工業的な合成法として採用されたりする可能性極めて低いため、研究者自己満足であるという批判もしばしば行われている。今日では、全合成はただ達成するだけでは評価されず、途中工程の数や収率アイデア重要視され優れた全合成は「美しい」「エレガント」という形容がされる。 以下に、著名な全合成研究幾つかを示す。 1933年 ビタミンC — タデウス・ライヒスタイン 1944年 キニーネウッドワードウィリアム・デーリング (William von Eggers Doering) 1951年 コレステロールウッドワード 1955年 オキシトシンヴィンセント・デュ・ヴィニョー (Vincent du Vigneaud) 1957年 ペニシリンV — ジョン・シーハン (John C. Sheehan) 1960年 クロロフィルウッドワード 1968年 プロスタグランジン類 — イライアス・コーリー 1972年 ビタミンB12ウッドワード 1994年 テトロドトキシン岸義人 ビタミンC キニーネ コレステロール オキシトシン ペニシリンV クロロフィル プロスタグランジン ビタミンB12 テトロドトキシン

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/27 22:35 UTC 版)

プレウロムチリン」の記事における「全合成」の解説

プレウロムチリンの全合成はこれまで複数報告されている。

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「ヒドラスチン」の記事における「全合成」の解説

ヒドラスチンの全合成は、1931年ロバート・ロビンソン卿らによって初め報告された。その後、鍵となるラクトンアミド中間体(図の構造4)の合成が最も困難であったが、1981年にJ.R.ファルクらが単純な出発物質から4段階でヒドラスチンを全合成する事に成功し大きなブレイクスルーとなったファルク合成では、パッセリーニ反応英語版)を利用してラクトンアミド中間体4を構築することが重要なステップであった比較単純な1,3-ベンゾジオキソール誘導体1から出発し、リチウムメチルイソシアニドを用いたアルキル化反応により、イソシアニド中間体2を得る。中間体2をオピアン酸3と反応させると,分子内パッセリーニ反応起こり,鍵となるラクトンアミド中間体4が得られる続いて、POCl3を用いて脱水条件下で閉環反応行い次にPtO2を触媒として水素化反応を行うことで、テトラヒドロイソキノリン環が形成される最後にホルムアルデヒドとの還元的アミノ化反応によりN-メチル基設置して、ヒドラスチンが合成される

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 22:41 UTC 版)

トラベクテジン」の記事における「全合成」の解説

トラベクテジン生合成には2つのチロシン残基二量体化による分子の五環性コア構造形成関与していると考えられていたので、イライアス・コーリーによるトラベクテジンの全合成はこの生合成経路基づいた合成戦略によって達成されている。この合成は、マンニッヒ反応ピクテ・スペングラー反応クルチウス転位不斉ロジウム-ジホスフィン触媒によるエナンチオ選択的水素化反応などを用いている。別の合成段階では、五環性骨格の構築のためにウギ反応利用している。このような複雑な分子合成でのワンポット成分反応において、この反応使用することは前例がない。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 22:48 UTC 版)

「ガランタミン」の記事における「全合成」の解説

詳細は「w:Galanthamine total synthesis」を参照 植物体からの抽出か、特許取られた全合成プロセスによって生産される。他にも様々な合成法があるが、工業的に用いられていない

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 03:00 UTC 版)

リネアチン」の記事における「全合成」の解説

絶対構造決定後、その天然生理活性独特な構造から、すぐに合成について興味持たれた。収率0.5から2%いくつかの全合成の方法提案された。最近では、ジアステレオ異性シクロブテン光化学[2 + 2]環化付加反応配位制御されオキシ水銀化による新しアプローチの全合成が提案された。この方法では、14段階で、99.5%以上と非常に純粋な(+)-リネアチン生成されホモキラルな2(5H)-フラノンからの収率は、14%にもなる(図1参照)。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/23 09:44 UTC 版)

カビクラリン」の記事における「全合成」の解説

2005年2011年に、ひずみのないリカルディンCとともに全合成された。2013年には、他のいくつかの合成法やラセミ合成法報告された。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/29 23:29 UTC 版)

ロンギホレン」の記事における「全合成」の解説

コーリーの全合成の一般論文には逆合成解析についての所見詳しく記載されている。そのため逆合成解析についての解説でしばしば取り上げられるコーリーの全合成の概略以下の通りである。出発原料はウィーラント・ミーシャーケトンであり、これの飽和カルボニル基選択的にアセタール保護した後、不飽和カルボニル基ウィッティヒ反応でエチリデン化、環外二重結合四酸化オスミウムでジヒドロキシ化し二級ヒドロキシ基選択的にトシル化しピナコール転位により7員環への環拡大行なう。ここでアセタール脱保護行なうと、同時に二重結合共役系異性化する。この二環ケトン分子マイケル付加行なうと、ロンギホレン3つの環ができあがる。7員環上のカルボニル基のα位をメチル化した後、7員環上のカルボニル基選択的にジチオアセタールとし、もう片方カルボニル基を一旦アルコールへと還元した後、ナトリウム脱硫する。還元しアルコールクロム酸酸化ケトン戻しメチルリチウムメチル化し、脱水するロンギホレン得られるまた、ジチオアセタール化をL-(2S,3S)-2,3-ブタンジチオールで行ないクロマトグラフィージアステレオマー分離することで、(+)-ロンギホレンの全合成も行なっている。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/11 18:53 UTC 版)

アブシンチン」の記事における「全合成」の解説

(+)-アブシンチンの全合成は2004年Zhangらによって達成された。この合成は、市販サントニン (Santonin) を出発原料として、計10段階、総収率18.6%だった。この合成の基盤は、原料の6員環の7員環への環拡大によるグアイアノリドモノマー (2) 骨格の構築であり、続くディールス・アルダーカップリング (3) および最終段階立体配置改変によって (+)-アブシンチン (4)得られた。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/13 23:00 UTC 版)

チオストレプトン」の記事における「全合成」の解説

チオストレプトンの全合成は2005年にNicolaouらによって発表された。研究チームはまず、Dehydropiperidine core(2)、Thiazoline macrocycle(3)、Bis-dehydroalanine tail(4)、Quinaldic acid macrocycle(5)別々に合成しその後それらを下図のように順々につなげていくことでチオストレプトン合成成功させた。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 02:46 UTC 版)

テトロドトキシン」の記事における「全合成」の解説

1972年岸義人名古屋大学当時)が、D,L-テトロドトキシンラセミ体)の全合成に成功した2003年には磯部稔西川俊夫名古屋大学)らと J. Du Boisスタンフォード大学)が別々に初の不斉全合成を達成している。磯部らの全合成はディールス・アルダー反応を鍵反応としており、Du BoisらはC-H結合活性化用いている。神奈川大学東京工業大学)の佐藤憲一 (化学者)独自に開発した分枝構築法用いて3つの異なルートで全合成に成功している。

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「スタウロスポリン」の記事における「全合成」の解説

スタウロスポリンの全合成は、1995年サミュエル・ダニシェフスキーグループによって達成された。その他スタウロスポリンをはじめ、類縁体の全合成が報告されている。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/01 04:47 UTC 版)

バンコマイシン」の記事における「全合成」の解説

キリアコス・コスタ・ニコラウらを含む複数グループによって、全合成が達成されている。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/05 21:08 UTC 版)

レシニフェラトキシン」の記事における「全合成」の解説

(+)-レシニフェラトキシンの全合成は1997年スタンフォード大学のウェンダーらのグループによって達成された。2007年現在で、これがダフナン類に分類される分子唯一の全合成の報告例である。

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