バンコマイシンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 化学 > 薬学 > 感染症に用いられる薬物 > バンコマイシンの意味・解説 

バンコマイシン【Vancomycin】


バンコマイシン

分子式C66H75Cl2N9O24
その他の名称バンコシン、Vancocin、VancomycinVCM【バンコマイシン】、Vancocine、VCMVCMVancomycin
体系名:バンコマイシン


バンコマイシン

PDB entries

バンコマイシン
1FVM - PeptideANTIBIOTIC
Complex Of Vancomycin With Di-Acetyl-Lys-D-Ala-D-Ala
リガンド:3FG|BGC|DAL|DLS|GHP|MLU|OMY|OMZ|RER
バンコマイシン
バンコマイシン

CC Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported
Bio Wikiの記事を複製・再配布した「分子生物学用語集」の内容は、特に明示されていない限り、次のライセンスに従います:
CC Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported


バンコマイシン


バンコマイシン

 殆どの抗生物質が効かなくなったMRSAメチシリン耐性黄色ブドウ球菌にも有効である唯一の抗生物質である。バンコマイシンにも抵抗力獲得するうになると、MRSA感染症治療用いられ薬剤見当たらなくなる可能性がある。

バンコマイシン [Vancomycin]


バンコマイシン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/03 07:06 UTC 版)

バンコマイシン (Vancomycin、VCM) は、グリコペプチド系抗生物質のひとつ[1]


  1. ^ a b c d 高柳大「バンコマイシンの全合成研究 -K.C.Nicolaou研究室に留学して-」『有機合成化学協会誌』第60巻第3号、有機合成化学協会、240-249頁、doi:10.5059/yukigoseikyokaishi.60.240 
  2. ^ βラクタム系抗生物質はムレイン分子間架橋を阻害するため、薬理作用は異なる
  3. ^ Paul M et al. Trimethoprim-sulfamethoxazole versus vancomycin for severe infections caused by meticillin resistant Staphylococcus aureus: Randomised control trial. BMJ 2015 May 14; 350:h2219. doi:10.1136/bmj.h2219
  4. ^ Evans D. A.; Wood M. R.; Trotter B. W.; Richardson T. I.; Barrow J. C.; Katz J. L. (1998). “Total Syntheses of Vancomycin and Eremomycin Aglycons”. Angew. Chem. Int. Ed. 37: 2700–2704. doi:10.1002/(SICI)1521-3773(19981016)37:19<2700::AID-ANIE2700>3.0.CO;2-P. 
  5. ^ Nicolaou K. C.; Mitchell H. J.; Jain N. F.; Winssinger N.; Hughes R.; Bando T. (1999). “Total Synthesis of Vancomycin”. Angew. Chem. Int. Ed. 38: 240–244. doi:10.1002/(SICI)1521-3773(19990115)38:1/2<240::AID-ANIE240>3.0.CO;2-5. 
  6. ^ Organic Synthesis Highlights IV Hans-Günther Schmalz - 26 september 2008 John Wiley & Sons - Uitgever


「バンコマイシン」の続きの解説一覧

バンコマイシン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 04:58 UTC 版)

抗菌薬」の記事における「バンコマイシン」の解説

β-ラクタム系PBP結合して細胞壁合成阻害するのに対し、バンコマイシンはムレインモノマーの一部であるD-アラニル-D-アラニンと結合しGTによるムレインモノマーの重合阻害することで作用するとされる分子大きいため細胞外膜通過し難いという難点や、ヒトなどに投与した際の毒性の高さなどから「最後の手段」と呼ばれることもあるが、β-ラクタム系作用機序異なるため、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌のようにβ-ラクタム系抗菌薬対し耐性を示す細菌感染対し治療薬として使用される。ただし、バンコマイシン耐性腸球菌VRE)なども現れた。

※この「バンコマイシン」の解説は、「抗菌薬」の解説の一部です。
「バンコマイシン」を含む「抗菌薬」の記事については、「抗菌薬」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「バンコマイシン」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「バンコマイシン」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



バンコマイシンと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「バンコマイシン」の関連用語

バンコマイシンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



バンコマイシンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
独立行政法人科学技術振興機構独立行政法人科学技術振興機構
All Rights Reserved, Copyright © Japan Science and Technology Agency
Bio WikiBio Wiki
Bio Wikiの記事を複製・再配布した「分子生物学用語集」の内容は、特に明示されていない限り、次のライセンスに従います:
CC Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported
がん情報サイトがん情報サイト
Copyright ©2004-2024 Translational Research Informatics Center. All Rights Reserved.
財団法人先端医療振興財団 臨床研究情報センター
微生物管理機構微生物管理機構
Microbes Control Organization Ver 1.0 (C)1999-2024 Fumiaki Taguchi
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのバンコマイシン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの抗菌薬 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS