カルボニル基
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/30 05:09 UTC 版)
カルボニル基(カルボニルき、carbonyl group)は有機化学における置換基のひとつで、−C(=O)− と表される2価の官能基。アルデヒド、ケトン、カルボン酸とそこから誘導されるエステルやアミド、あるいはケテンなどに存在する。結合の相手は通常 2個の原子だが、ケテンや二酸化炭素など、1個の原子のみに結合する場合もある。
- ^ 化学用語検討小委員会: “公益社団法人日本化学会 | 活動 | 高等学校化学で用いる用語に関する提案(2)”. www.chemistry.or.jp. 日本化学会 (2016年2月26日). 2023年6月28日閲覧。
- 1 カルボニル基とは
- 2 カルボニル基の概要
- 3 カルボニル化合物
カルボニル基
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/09 02:08 UTC 版)
カルボニル基への求核付加反応には以下のようなものがある。 水を付加させるとジェミナルジオールが生成。(水和反応) アルコールを付加させるとアセタールが生成。(アセタール化) ヒドリドを付加させるとアルコールが生成。(還元) アミンとホルムアルデヒドとカルボニル化合物を反応させるとβ-アミノカルボニル化合物が生成。(マンニッヒ反応) エノラートイオンを付加させるアルドール反応、森田・ベイリス・ヒルマン反応。 有機金属求核剤を付加させるグリニャール反応、バービアー反応、レフォルマトスキー反応。 イリドを付加させるウィッティヒ反応、コーリー・チャイコフスキー反応、ピーターソン反応。 ホスホン酸カルバニオンを付加させるホーナー・ワズワース・エモンズ反応。 ピリジン誘導体から発生させた双性イオンを付加させるハミック反応。 アセチリドを付加させるファヴォルスキー反応。
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