うらとは? わかりやすく解説

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読み方:うら

(1)ものの陰になって見えない面。「表」に対する語。
(2)表面にはあらわれないように隠され事情表向きとは異な内部事情などを指す語。

うら

[代]《「おら」の音変化一人称人代名詞。おれ。われ。

「—も握り飯食おう」〈中野重治・善作の頭〉


ウラ【Ura】

読み方:うら

ブータン中部ブムタン地方のウラの谷の。元は遊牧民だったが、ジャガイモ栽培導入により、農業盛んになった。同国有数マツタケ産地としても知られ多く日本輸出される


うら【占/×卜】

読み方:うら

事物現れる現象兆候によって神意問い、事の成り行き吉凶予知すること。うらない。うらえ。

武蔵野占部(うらへ)かた焼きまさでにも告(の)らぬ君が名—に出にけり」〈万・三三七四〉


うら【心】

読み方:うら

《「裏」と同語源で、表に見えないものの意から》

こころ。思い内心。→心(うら)もなし

形容詞動詞付いて心の中で、心の底からの意を表し、さらにその意が弱まって何ということなく、何とはわからずおのずからそのように感じられるの意を表す。「—悲しい」「—寂しい」「—荒(さ)ぶ」


うら【末】

読み方:うら

植物のの先。こずえ。うれ。

小里なる花橘(はなたちばな)を引き攀(よ)ぢて折らむとすれど—若みこそ」〈万・三五七四〉

すえ。端。「—弭(はず)」

[補説] 古くは「うれ」が単独用いられたのに対し、「うら」は「うらのような複合形用いられることが多い。


うら【浦】

読み方:うら

《「裏」と同語源で、外海に対して内側の意》

海や湖が湾曲して陸地入り込んだ所。入り江

海辺。浜。


うら【裏】

読み方:うら

二面ある物の表面反対側の面。裏面(りめん)。うしろ。「写真の—に撮影年月日を記す」「紙の表と—を間違える」⇔表。

物体の、こちらから見えない向こう側の面。「月の—」

物体の、下になっている面。「足の—」「靴の—を張り替える

物の正面反対になる側。また、その陰になっているところ。「たんすの—」「舞台の—」⇔表。

建物後ろになる側。「昨夜—でぼやがあった」⇔表。

建物後ろ側にある出入り口裏口。「—のドアかぎをかける」「—から入る」⇔表。

衣服内側につける布。裏地。「—がすりきれる」⇔表。

表向きでない面。人の目にふれない面。「表と—では態度が違う」「—で何を考えているのかわからない」⇔表。

公表はばかるような事情隠されている事柄内情。「彼の言うことには何か—がある」「芸能界の—」

好ましくないことが表面現れずに行われるところ。「—で金を動かす」「—で教唆している人物がいるに違いない

普通と反対のこと。逆。「世間考えそうなことの—を行く」

主だていないこと。中心でないこと。「—作」「—街道」「—番組

裏千家」の略。

二度あるものの、あとのほう。

野球で、後攻チーム攻撃する時。「九回—の攻撃」⇔表。

㋑同じ遊女二度遊ぶこと。また、二度目に来た客。→裏を返す

10 裏づけ証拠

11 論理学で、「pならばqである」に対して仮定結論をともに否定した「pでなければqでない」という形式命題最初命題が真でも、裏命題は必ずしも真ではない。

12 連歌俳諧で、句を書きつける懐紙の裏の面。特に初折1枚目)の裏をいう。

13 内部。奥。うち。

天地(あめつち)の底ひの—に我(あ)がごとく君に恋ふらむ人はさねあらじ」〈万・三七五〇〉

[下接語] 上げ裏麻裏浅葱(あさぎ)裏・足裏内裏襟裏表裏額裏楽屋裏変わり裏木裏口裏毛裏芸裏・初(しょ)裏・裾(すそ)裏・総裏・袖(そで)裏・手の裏天井裏胴裏通し裏共裏名残の裏二の裏抜け裏軒裏・羽(は)裏・葉裏・舞台裏・真裏(まうら)・紅(もみ)裏・屋裏・路地


読み方:うら
分類:製品

畳表場合耳毛の根が表に出ている面を裏とする。

うら【裏】

(1)正規のものでないことを指す隠語。「裏基板」「裏ロム」といった言い方をする。
(2)の裏側のこと。「裏詰まり」「裏どまり」といえば、台の裏側で玉が詰まって払い出しがないことを指す。

読み方:うら

  1. 現金。②物品を売ること。又は買う意にも通ず、「おもて」参照(※参照箇所不明。「おもこ」か)。③また遊郭の語で一度来た客がまた来ることをいう。「うらを返す」または「うらをつける」という。

読み方:うら

  1. 脊。〔第二類 人物風俗
  2. 脊を云ふ。

読み方:うら

  1. 物品売買授受。〔第四類 言語動作
  2. 物品を売る事又は買ふ意にも通ず。(おもて〔※「おもて①」〕)参照

読み方:うら

  1. 現金。〔第七類 雑纂
  2. 現金のことをいふ。〔犯罪語〕
  3. 現金を云ふ。
  4. 現金。〔一般犯罪
  5. 現金。〔掏摸

分類 掏摸犯罪犯罪


読み方:うら

  1. 二度目に来る客のことをいふ。誹諧通言に「うらに来ぬはこれ女郎の恥、三度目は客の恥」とある。又「裏を返す」ともいふ。〔花柳語〕
  2. 遊廓言葉二度目に行く事。「裏を返す」と同意
  3. 花柳界にて二度目に来る客のことをいふ。俳諧通言に「うらに来ぬはこれ女郎の恥、三度目は客の恥」とある。又「裏を返す」ともいふ。
  4. 〔隠〕花柳界二度目に来る客をいふ。
  5. 遊里二度目に来た客の事をいふ。初めては初会二度目は裏、三度目馴染といふ。
  6. 二度目の客を云ふ。うらをかへす又はうらをつける等と云ふ。
  7. 遊廓言葉にて二度目登楼をを云ふ。「うらを返す」又は「うらをつける」と云ふ。
  8. 再会とも書く、遊廓で二回目登楼して前と同じ女を呼んで遊ぶこと。初め初会又は表、二度目は裏、三度目からは馴染(なじみ)という。
  9. 二度目にくる客のこと。誹諧通言に「うらに来ぬはこれ女郎の恥、三度目は客の恥」とある。又「裏を返す」ともいう。〔花柳界
  10. 遊里二度目に来た客。初め初会三度目よりは馴染という。〔花〕

分類 花柳界花柳界風俗花柳語、花/風俗

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読み方
うら

読み方
うら

宇良

読み方
宇良うら

宇羅

読み方
宇羅うら

読み方
うら

ウラ

(うら から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/10 23:13 UTC 版)

ウラうら



うら

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 03:00 UTC 版)

舞鶴弁」の記事における「うら」の解説

後ろ・奥」を意味する

※この「うら」の解説は、「舞鶴弁」の解説の一部です。
「うら」を含む「舞鶴弁」の記事については、「舞鶴弁」の概要を参照ください。


うら

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 13:40 UTC 版)

日本語の一人称代名詞」の記事における「うら」の解説

北陸方言福井県石川県など)や東海東山方言ナヤシ方言)で、主に男性が使う。昔は女性使っていた。

※この「うら」の解説は、「日本語の一人称代名詞」の解説の一部です。
「うら」を含む「日本語の一人称代名詞」の記事については、「日本語の一人称代名詞」の概要を参照ください。

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うら

出典:『Wiktionary』 (2021/12/08 14:25 UTC 版)

名詞:裏

うら

  1. 表面反対。下または陰になって見えない部分
  2. 前面正面反対側。うしろ
    1. 家や建物など陰になっていて、正面からは見えないあたり。
  3. 衣服袋物などの内側付ける布。
  4. 相手予想世間常識反対
    • をかく。を読む
  5. 逆の角度から見ること。
  6. 表面には現れない隠された内部事情内情
  7. 公正やり方ではないこと。陰。裏口
  8. 正式ではないこと。非合法
  9. (野球) 後攻チーム攻撃するイニング
  10. 裏付け証拠
  11. (論理学, 数学) 命題前件後件両方否定した命題。「 p ならば q である」に対して、「 p でなければ q でない」をいう。ある命題であっても、その裏は必ずしも真ではない。
  12. 遊女揚げるとき、初会の次、すなわち2度目
  13. (文学) 連歌俳諧で、懐紙裏側のこと。
  14. 裏千家略称

発音

対義語

名詞:浦

うら

  1. 入り江
  2. 海岸

発音

代名詞

うら

  1. (方言福井) わたし

関連語

動詞

うら

  1. 「うる」の未然形

名詞:裏

うら

  1. 裏。裏面
  2. おく内部
  3. (着物) 裏地
  4. (文学) (連歌俳諧) 懐紙裏側

発音

二拍名詞三類(?)

名詞:心

うら

  1. こころ気持ち

名詞:占

うら

  1. 現象兆候から神意得て事の成行き吉凶予知すること。

派生語

名詞:末

うら

  1. (植物学) 先端

類義語

  • うれ

派生語

接頭辞 

うら

  1. 心の中で、心の底からの意を表す接頭辞

派生語






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「うら」の例文・使い方・用例・文例

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